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旅日記: 秋のはじまりの昇仙峡

久しぶりに会いたいね
どこか行こうよ

と、友達が連絡をくれた。ふだん出かける時は、ひとり旅もしくは夫との旅が多いので、こうやって誘ってもらうとめちゃくちゃ嬉しい。

予定を合わせて向かった先は、昇仙峡。しょうせんきょう、と読むその場所は、甲府駅からバスで40分ぐらいのところにある。

天気予報は1週間前からずっと曇りと雨を行ったり来たりしていた。朝起きたら、どんよりと曇り。けれど、新宿から乗り込んだ特急あずさで西へ向かうにつれ、どんどんと青空が広がって、甲府に着いたら気持ちよく晴れていた。ついてる。

私も彼女もカメラを片手に歩きながら、思い思いの場所で立ち止まっては、写真を撮る。景色を撮り、写真を撮っているお互いを撮り、見せ合っては笑う。そんなことをしながらゆっくりと自然の中で時間を過ごすのは、なんとも至福の休日だった。

きれいだね
気持ちいいね
美味しいね
楽しいね
おもしろいね
あれなんだろうね
意味わかんないね

ひとりででかけることも好きだけれど、そういうひとつひとつのことを、思った瞬間にその場で共有できる誰かと一緒にいることも、とてもすてきで幸せなことだ。そんなことを思いながら、気づいたら2万歩近く歩いていた。

新宿発の特急のお供は、いつも猿田彦珈琲のカフェラテ
昇仙峡は秋の始まり
とはいえまだまだ緑もきれい
ロープウェイで山頂まで上がると、絶景が。
世界は広いし自分はちっぽけ。
それを再確認すると
なんだか気持ちが軽くなる
ロープウェイ乗り場の横にある黄金池
きらきらと輝く金色の鯉たち
こういう窓があるおうちにいつか住みたい。
窓から景色が移り変わるのをながめていたい
仙娥滝(せんがたき)
光と木漏れ日がとてもきれいな散策路。
いくらでも歩ける。
どこまでも行ける気さえする


またそのうち会おう

その言葉の不確実性を痛いほど思い知らされたこの数年。だから、会いたいときに会う。会いたい人と会う。それをもっともっと、行動指針として大事にしたいと改めて思った。

そんな、10月のある日曜日。

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