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なおの撮りっぷ

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国内外、遠くから近所まで、 カメラ片手に旅をして撮り歩いた記録たち
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記事一覧

写真で綴る沖縄旅日記DAY1

写真で綴る沖縄旅日記DAY1

久しぶりに沖縄に行った。
最後に沖縄本島に行ったのは、確か大学時代の友人の結婚式で、あれは何年前のことだったっけ。

金曜日、仕事終わりに最終便で那覇へ。飛行機を降りた途端に、あたたかな空気に包まれる。東京から飛行機で約3時間分の移動をしてきたことを実感する。

2月下旬の沖縄は、昼間はもうすっかり暑くて、空も海も青く、太陽がまぶしかった。言葉にして残したいこともたくさんあるけれど、なんだかまだ余

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写真で綴る沖縄旅日記DAY2

写真で綴る沖縄旅日記DAY2

2月下旬の週末、数年ぶりに沖縄に行った。

東京は寒い日が続いていて、10℃前後の冬まっただ中だったけれど、沖縄は夜でも18℃、日中にいたっては24℃まであがって、もはや夏。それでも湿気はまだなくて、さわやかにふく風が気持ちいい。この風の感じ、肌が感じたことがあるやつだ、という気がして、記憶をたどってみたら、和歌山の実家にゴールデンウィーク頃帰った時に感じる風の感じだ、と思い当たった。2か月半ぐら

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旅日記: 秋のはじまりの昇仙峡

旅日記: 秋のはじまりの昇仙峡

久しぶりに会いたいね
どこか行こうよ

と、友達が連絡をくれた。ふだん出かける時は、ひとり旅もしくは夫との旅が多いので、こうやって誘ってもらうとめちゃくちゃ嬉しい。

予定を合わせて向かった先は、昇仙峡。しょうせんきょう、と読むその場所は、甲府駅からバスで40分ぐらいのところにある。

天気予報は1週間前からずっと曇りと雨を行ったり来たりしていた。朝起きたら、どんよりと曇り。けれど、新宿から乗り込

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富山の絶景「雨晴海岸 」癒しの旅

富山の絶景「雨晴海岸 」癒しの旅

突然ですが、雨晴海岸(あまはらしかいがん)という場所をご存知でしょうか?

富山県を能登半島に向かって北上すると、その場所はあります。

わたしはつい先日まで全く知りませんでしたが、いざ訪れてみるとそれはそれは美しい場所で、それ以来会う人会う人にオススメしています。

今日はそんな雨晴海岸をご紹介♪

魅力1.名前が素敵まず名前から素敵じゃないですか?雨晴。雨を晴らす。なんだかごきげんな名前。

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牧野植物園は高知のジブリ!癒しと建物美あふれる隠れた観光スポットへ

牧野植物園は高知のジブリ!癒しと建物美あふれる隠れた観光スポットへ

もしも「高知に行くんだけどオススメの観光スポットある?」と聞かれたら、どこが思い浮かびますか?今の私は迷わずチョイスの中に「牧野植物園」を入れます。

もちろん高知城や桂浜も良いし、仁淀ブルーで有名な仁淀川もあるし、室戸岬もあるし、温泉だってあります。

が!しかし!

3日前までその存在すら知らなかった植物園にふらっと行ってみたら、そこにはあふれんばかりのマイナスイオンの癒しとジブリの世界があっ

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銚子電鉄で週末ぶらり旅!倒産の危機を何度も乗り越えてきたローカル線の魅力を写真でお届け♪

銚子電鉄で週末ぶらり旅!倒産の危機を何度も乗り越えてきたローカル線の魅力を写真でお届け♪

いつか行こう、の「いつか」は一生やって来ないかもしれない

土曜日のお昼過ぎ、コーヒーを飲みながら翌日の予定を考えていた時にふと頭をよぎったのは、そんな危機感だった。

銚子電鉄

もう何年も前に会社の研修で銚子電鉄を扱ったドキュメンタリーを見たことがあった。倒産の危機を様々なアイデアで何度も乗り越えてきた、千葉県にあるローカル線。そして先日、その銚子電鉄がコロナの影響により再び危機を迎えている、

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鹿児島県・喜界島への写真旅:こんな時だからこそ、わたしは写真を撮ろうと決めた

鹿児島県・喜界島への写真旅:こんな時だからこそ、わたしは写真を撮ろうと決めた

鹿児島県の奄美大島のお隣、喜界島に行ってきた。

ここのところずっと、寝ても覚めてもコロナウイルスで。仕事でも対応に追われる毎日で。Twitterもテレビもコロナウイルスで持ちきりで。

そんな中で、コロナの話が大きくなる前から予定していた今回の喜界島への旅行。

家を出てから帰ってくるまでずっと、シャッターを切っていた。シャッターを切るたびに、このところずっとざわついていた心が落ち着いていくのを

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夢は口に出していたら実現しやすくなる、というけれど / なおの撮りっぷ 下灘駅

夢は口に出していたら実現しやすくなる、というけれど / なおの撮りっぷ 下灘駅

夢は口に出していたら実現しやすくなる、というけれど。

いつか下灘に行きたい

と言っていたことを夫が覚えていてくれて、年末年始の帰省ルートの中にサプライズで組み込んでくれていた。

いやっほーい。

ということで、写真で綴る下灘。

松山駅から2両編成の電車に揺られていると、いつのまにか、車窓から海が見えて。

と思ったら、山道を走ったりもする。夕陽がだいぶ傾いてきて、世界がオレンジに染まり始め

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写真で切り撮る八戸

写真で切り撮る八戸

フェリーに揺られ、八戸へ。

海を渡った途端に言葉がわからなくなることに、何度来てもびっくりする。

今日は写真で。
#なおの撮りっぷ #八戸 #FUJIFILM

尾道:一度来たことがある街は、どこか懐かしさをまとっている

尾道:一度来たことがある街は、どこか懐かしさをまとっている

今、広島県の尾道駅の改札の2階にあるホステルのラウンジで、瀬戸内海名物の八朔をふんだんに使った八朔チューハイを飲みながら、夜のホームを見下ろしている。黄色い電車がホームに入って来ては、暗闇に向かってまた走り出していく。煌々と蛍光灯(LEDかもしれない)が、誰もいないホームを煌々と照らしている。

尾道に来たのは10年ぶりぐらい。しかも前回は仕事で来て、確か三原のホテルに泊まったから、観光もせず、尾

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ぶらり途中下車を今治で。

ぶらり途中下車を今治で。

今治 いまばり

という街は、仕事でもお客さんがいるし、お気に入りのタオルブランド"IKEUCHI ORGANIC"もあるし、ゆるキャラのバリィさんはLINEスタンプ持ってるしで、わりと馴染みのある街なのだけれど、訪れたのは初めてで。

愛媛県今治市を、ぶらり散策した記録。

電車を降りて駅からバスで向かった先は、来島海峡展望館。

瀬戸内海の島々を結びながら広島へと続く、しまなみ街道。いつか自転

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そして朝がやってきた。

そして朝がやってきた。

朝6時過ぎ。

もうすぐ岡山に着きます、という社内アナウンスで目が覚めた。

外を見ると、ちょうど朝が顔を出そうとしているところで。

真っ暗な空にだんだんとオレンジが広がっていく。夜と朝のバトンタッチの一部始終を、寝台特急サンライズ瀬戸に揺られながら見守って、そして朝がやってきた。

雨かもしれない予報だったけれど、予想外の晴れた空に、にまにましながらカメラを向けた。

そうこうしているうちに列

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ゆっくりと、西へ。

ゆっくりと、西へ。

22:00

東京駅の9番ホーム。

がくんっ、と大きく揺れて、電車が動き出す。

サンライズ瀬戸。

東京と高松を結ぶ寝台特急。

なんだろうね、夜の電車ってわくわくする。それはどうやらわたしだけではないようで、車内の人たちはみな楽しげで、気分が高揚しているのが伝わってくる。写真を撮る人、動画を撮る人、探検する人。

新幹線も飛行機もとっても便利なんだけれども、たまにはこうして電車に揺られてゆっ

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雪に包まれた街で

雪に包まれた街で

雪の季節になるとわたしは、北を目指す習性がある。これは、2年前の冬のこと。

***

雪が見たい。

そう唐突に思ったのは、水曜日のことだった。その日ふとカレンダーに目をやったわたしは、週末が3連休であることに気づき、加えて、土曜日に入っていた予定が急遽なくなって、これはもう、旅に出なければと思った。

何か嫌なことがあったとか、そういうんじゃないけれど、なんとなくちょっと、息が詰まっていたとこ

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