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「運転者」著:喜多川泰 読書メモ📖

Amazonの期間限定無料体験にいつのまにか加入していたらしく、この本はAmazonリーディングで無料で読める期間であるとのことでライブラリに追加。
なんて時代!!本がこんなに無料で読めるなんて!
一定期日過ぎたら読めなくなるみたいだけど
いやでも超うはうは ありがてえ

運転手の話す「運を貯める、使う」っていう一見俗物的な価値観が、主人公の祖父のサイパン島での戦死の話と繋げられて、ひいては社会全体への恩恵へってところまで話がきれいに膨らんで、何というか俗物が一気に崇高な価値観に爆上がりしたの凄かった。てか主人公の父とサイパン島の祖父の話で泣いた。生命保険の受取金のために死なないでくれ たくさん蕎麦食ってくれ
本誌と関係ないけどちょうどゴールデンカムイを読んで金カム熱再燃したところだったから
「杉元たちも、すぐ死んでしまったモブ兵士たちもこんな…こんな戦争を乗り越えて…争奪戦でたくさん大変な思いして…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」て変なところにまで思いを馳せた。

あとで読書ノートに書き写したい言葉がたくさんある。


自分語りに入りますが
私は結構昔から運がいい方というか運がよいなと思うことが多くて「自分で言う??」てつっこまれたこともあるけど別に宝くじ当たったとか何かどえらいものに選ばれたとかそういう経験も特に無いのだけど
でも、いまよく普通に生きていられるな〜て常々思うくらいには過去に少しだけ色々あったから十分運がいいと思うんですよね。ヤケになって変な選択をして変な方向に人生の舵をきらなくて済んだなって、そんな大げさな事件があったわけでもないしそんな度胸もないんだけども。
でもやっぱり運がいいなと思う経験をしても、
自分で運を貯められるようなことって主人公と同じくした覚えがなくて、、、
本に載ってたことを丸々信じるとすれば、
これ全部両親、祖父母、ひい祖父母、そのまた過去の先人たちが貯めてくれた運を使いまくってるだけだとしたら
私これから先やべえなって思いました。
墓参りも行ってねえ だって熊もスズメバチも出るんだもん。超怖い。あと坊主の檀家回りかってくらいお盆といったら親戚に挨拶回りするからもう嫌になっちゃった。ふふ。2泊3日で墓と寺と親戚挨拶回りを15軒。
周りにそのこと言ってみたらドン引かれた。
多くのひとは自宅でそのまま過ごすか、おばあちゃんちに泊まってゆっくりのんびり地元の友達と遊んで過ごすらしいですね。それ知ってめっちゃ腹立ったからもう行かね、てなってから早10何年…?
両親は行ってるみたいだけど、もしかしたらその運も私つかっちゃってるのかしら。でもごめん私はもう血のつながりが両親よりは薄いからもう勘弁してくださいと毎年心の中でお参りしています。

まず献血から…めっちゃ針苦手だけど献血とか寄付の社会貢献から始めたい…親戚相手は無理…

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