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30過ぎると友達付き合いが難しくなった気がするのは私だけ? | アラサー女の葛藤

女性はいくつになっても、つるんで話をするのが好きだと思う。

中学生の頃は、公園でブランコに座りながら
何時間だって好きな先輩の話で盛り上がれたし

大人になってもコーヒー1杯で
スタバで平気で何時間でも話せる。

仕事のこと、恋愛のこと
ああでもない、こうでもないって身の上話ができる。

私自身も休みが合えば、友人や同僚とランチやお茶をして
色々な話をするのが好きだ。

人に聞いてもらうことで楽になるし、周りの話を聞いて
新しいことが知れて視野が広がった気がする。

でも、ここ2年ぐらいから少し状況が変わってきた。

お互いに気を遣うことが増えてきたように思う。
婚活、妊活、義実家、仕事…
ぞれぞれ悩みが違うからだ。

会話をしていても、間が増えてきたように感じる。

相手の様子を伺いながら
「この話はしないほうがいいかな?」
と話題を慎重に選びながら会話をしている。

無意識ながらも確実にそうしている。

社会人なりたての頃は夜の街で、おしゃれなイタリアンのお店で
一緒にワインを飲んだり
何件もハシゴして、お酒を飲むだけで楽しかった。

27歳ぐらいになって、結婚する子が増えてくると
遊ぶ時間帯は夜から昼に替わりランチをすることが増えた。

29歳になると、子供を産んだ子が増えて
お互いの家でテイクアウトをして遊ぶことが増えた。

この7年ぐらいで、一気に友人との遊び方が変わってきた。

集まっても婚活や妊活、転職や子育てと悩みはそれぞれ。

もちろん集まれば楽しい。
昔と変わらず大切な友人。

でもお互いが違和感を感じている
そんな気がしてしまう。

昨年のある調査では、
29歳女性の既婚率は40%未満、
さらに子供がいる女性の割合はもっと低いだろう。

数字のように29歳という年齢でも
既婚と未婚の割合は半々ぐらい。

分かりきったことだけど
同じように歳をとっていてもライフステージは様々。

当たり前のことだけれど
同じ24時間でも、過ごし方が全く違うのだ。

残業してバリバリ働いている人もいれば
ワンオペで頑張っている人もいる。

住んでいるところはもちろん、仕事だって違うし
食べてるもの、ご飯を食べる時間帯だってバラバラなんだから。

お互い自分を取り巻く環境が違うから
共通の話題だって自然と減ってくる。

だから数年前と同じ店で、同じコーヒーを飲んでいるのに
どこかぎこちなく感じるのだろう。

解散した後も、昔は「楽しかった!すっきりした〜!」と
完全燃焼で帰路についていたのに、今では

「自分は変なことを言わなかっただろうか。
 無意識に相手に嫌な思いをさせてないだろうか」

一人で勝手に反省会をしている。

そういう違和感や、気遣いに疲れて
30歳になると気を使わずに会える友人が減ってくる。

歳をとると友達が減ってくる

聞いたことありますよね。
ああ、これか。
こうやって減っていくのかとわかる気がする。

でも、それでいいのでしょうか?

違和感の原因

昔と同じように会っているはずなのに
どこかお互いに違和感を感じている気がする。

別にその子に対する感情が変わったわけではない。
嫌いになったわけではない。
ただ、なんとなく苦しいのだ。

なぜだろう…?

自分を振り返って見たら思い当たる節が二つ。

◆自分のライフステージを卑下して、相手に気を使いすぎている

例えば、私は既婚、子なし。

子持ちの友人と遊ぶ場合は、時間も場所も相手に合わせている。
勝手に無意識に進んで合わせているのだ。

子供がいるから移動は大変だろう。
お昼寝の時間帯とかあるだろうから、時間は合わせよう。

私は子供がいないから、私が相手に合わせるべきだと。

自分の状況を勝手に相手より下と認識して
私が相手の都合を合わせるようにしていた。

そりゃ疲れる。
勝手に気を遣って勝手に疲れていた。

◆傲慢が故に相手に気を使い過ぎている

この子は独身だから、妊活の話はやめておこう。
この子は育休中だから、仕事の話はやめておこう。

相手の状況を無意識に下に見て気を遣っているのだ。

その無駄な気遣いをしてできるだけ
相手との共通点の中から話題を見つけ出そうとしていた。

本当はあの話がしたい。
悩んでいるから聞いて欲しい。

そういう本音があるはずなのに
できるだけ相手を退屈させないように気を遣っていたのだ。

その気遣いは本当に必要?

毎日8時間以上働いて、何かしらのストレスを抱える中で
プライベートでまでそんなに気を使っていたらそりゃ疲れる。

歳を重ねるごとにHPだって減っていくのだから。

社会で7年働いて、立場上周囲をよく見て
上にも下にも気を使うことが癖になっていたから

友達にまで変に気を遣い過ぎていたのだなと反省した。

子供がいて羨ましいなぁ
自分の時間がたくさんあっていいなぁ

みんな私よりも幸せそうだなぁ

自分の状況を卑下して余計な気遣いをしていた。

その結果、勝手に疲れてしまって
休みの日まで気を使うぐらいなら会わなくていいか。

子供が生まれたばかりで忙しいだろうし
仕事が忙しくて疲れてるだろうし

とまた決めつけで、会わなくてもいい理由を勝手に作って
だんだんと距離を置くようになる。

独身は独身同士、子なしは子なし同士で連んだ方が
気が楽というのかこういう流れからきているのかも知れないと思った。

ただ、30年生きてきて自分も結婚して
2度の流産を経験して思うのは
みんないつまでだっても今が幸せということに気づけていない。

ヒトは欲張りだなあと思う。

独り身の時は、結婚できるか不安で悩んだ。

結婚したらしたで、今度は家事の分担や妊活で悩んでいる。

私は子供を産んだことがないから分からないけれど

子供が生まれたら、ワンオペに追われて
自分の時間がないという話も聞く。

言わないだけでみんな悩んでいると思う。

外から見た、第三者の視点だけで相手の状況を
心情を自らの思い込みで判断して
勝手に見当違いな気を遣って、自分が疲れる。

これってとっても無駄なことだなと気づいた。

もちろん、人と会っていて違和感を感じる時は距離をとってもいいと思う。
身を削ってまで関係を維持する必要ない。

けど、疲れた時はその原因を一度
自分に素直なって考えるといいと思う。

大人になってから新たな友達を作るのって結構難しいから

自分の未熟さ故に、周りと距離をとるのは勿体無いと思う。


悩みが絶えないアラサー。
だからこそ、違ったライフステージの友人と話すことで
気づくことがたくさんある。

どのライフステージだって
誰だっていつでも何かに悩んでる。

最高に幸せ!って自信をもって言える人なんて
実は少ないんだと思う。

私含めみんなが今の自分の幸せに気づけていない。

歳を重ねるごとに人付き合いの悩みが増える。

今の自分だって周りから見たら
幸せそうに見える。

そう覚えておくだけで
少し生きやすくなる気がする。


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