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一歩踏み出すと見えるものが大きく変わってくるっていうのはホント | アラサー女の葛藤

もう全部がどうでもいい。


心の底からそう思った。

去年の末、2回目の流産の後全てのやる気がなくなった。
インスタだって開けないし、会社スマホだって充電切れのまま放置。

正直、もう消えちゃいたいなとも思った。
それぐらい辛い。

家族の支えもあって少しづつ日常生活を取り戻しているものの
現実は変わらないし、悲しいのも変わらない。

「大丈夫だよ」
「まだ若いから赤ちゃん戻ってきてくれるよ」

そう言われても正直何も響かなかった。

気遣ってくれて、励まそうとしてくれるのはわかってる。

感謝してるし、ありがたい。

でも、今回ばかりは周りからの優しい言葉だけでは
乗り越えれないってなんとなく自分で分かっていた。

どうやったら乗り越えれるのだろう。

たくさん考えたけど、自分のことなのにわからなかった。
自分の機嫌の取り方なんて知らない。

そのまま時だけが経っていって流産手術から一週間が過ぎた頃
鏡を見て自分の姿にびっくりした。

いつも丁寧に手入れしていた髪はボサボサで根本はしっかりプリン。

ジェルネイルを続け綺麗にしていた爪は
妊娠を機に辞め、手入れが行き届いていないただ伸び切った爪。

顔の手入れをする余裕がなく、ケアを怠った結果
開き切った毛穴に吹き出物ができた顔。

私ってこんな感じだったっけ。

誰かに何か言われたわけでもないし
直すように求められたわけでもない。

ただ、自分自身がそんな自分の姿が嫌だった。
見たくなかったしショックだった。

そこから何かを変えなきゃダメな気がして
思い立ったように肌を労り食生活も変えて

とりあえず美容院へ行って髪を整えた。

施術が終わって綺麗なカラー、そしてツヤツヤになった髪が嬉しい。
少しだけ自信を取り戻して、元気になった。

そのまま美容院帰りに、百貨店で新しくアイシャドウを買った。
デパコスのちょっと高いやつ。

店員さんにアイシャドウをつけてもらって
綺麗にアイライン、マスカラをしてもらった。
鏡をみて私はやっと安心した。

「うん、大丈夫、まだまだイケてる。」

そう自分に言い聞かせたし、本当にそんな気がした。

今度はメイクを変えてみたくなってYoutubeやtiktokで研究した

目が濃くなるからという理由で、アイラインはずっと塗らない派だったけど
tiktokで見たグレーのアイラインを買ってつけてみたら
意外と好きな感じだった。

新しい発見だった

辛くて悲しくて何をしたらいいかわからなかったけど

何か変えたいと思ってとりあえず、行動した。

行動したら次にしてみたかったことが見えてきた。

実際のところ私は、美容院へ行ったことをきっかけに
最初はアイシャドウを新調するぐらいの変化だったけど

最終的には、noteと出会い、noteをインストールして
今のところはほぼ毎日書いている。

あれだけ逃げていた英語とも向き合うと決めて
今や毎日オンライン英会話のレッスンを受けている。

アウトプットしてみたかったんだ。

英語話せるようになりたかったんだと

行動したことで、自分の本音に気づけて継続できている。

1ヶ月前はどん底だったから
普通に化粧をして早起きして毎日会社へ行ったり
友人と普通に会えるようになるなんて
全く思っていなかった。

それくらい絶望の淵にいた。

もちろん、まだまだ本調子になれてないし
気を抜くと涙が流れてくることだってある。

でも、確実にあの時よりはだいぶマシになっている

もう30歳だから。
結婚したんだから。

肩書きが増えると、やりにくくなることって多い気がする。
制約に感じることも増える。

確かに、歳を重ねるごとに
一歩踏み出すために必要なエネルギーが増えた気もする。

けど自分の人生だから
自分に素直になって行動したらいいと思う。

現に、これが私の乗り越え方だったから。

今日も私はアイラインを引いて会社へ向かっているし
お気に入りの指輪をつけてPCに向かっている。

着飾っている自分がスキ。

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