嫌われたかもしれない・・・

初対面の人に会った時、何となく嫌われたとか、よく思われていない気がしたという経験はあるだろう。

でもはっきり嫌いと言われたわけではなく、嫌われたかもとか、何となく好かれていない気がするという場合は、そのほとんどが思い込みにすぎない。

人間は、様々な思い込みやバイアスを持っている。

例えば、「あなたは人間性の面において、日本国民のうち、どれくらいの位置にいると思いますか」という質問をすると、ほとんどの人が「自分は平均以上だろう」と考える。

様々なバイアスによって、つねに自分はまだマシな方だと考えるわけである。

ところが、こうしたポジティブなバイアスがなくなるカテゴリーがある。

それが人間関係である。

私達は人間関係においては、必要以上にネガティブになるバイアスが出来ている。

つまり、私達は相手に嫌われたと思い込みやすいということ。

この思い込みをどうにかしないと、自分は嫌われたと思い込み、相手を無意識に避けたりする。

そうなると、相手は当然、違和感を持ち、この人は自分のことを嫌いなのかな、何か悪いことをしたかな、自分といても楽しくないのかなと思ってしまい、その結果、本当に人間関係が壊れていく。

嫌われたかもしれないと思っているうちは、まだ間に合う。

なぜなら、自分の内側に発生した思い込みである可能性が高いから。

そうした思い込みを理解し、上手に対処することができれば、もっとストレスの少ない関係を築いていけるのではないだろうか。

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