水泳で28個のメダルを獲得した選手!

オリンピックの水泳で28個のメダルを獲得した選手がいる。

それは、マイケル・フェルプス選手。

彼は試合前にいつも同じ行動を取ることで有名だった。

レースの2時間前になると、必ずストレッチで全身をほぐし、それからプールで45分のウォームアップを行った後、今度は本番までヒップホップを聴いて過ごす。

コーチのボブ・ボーマンは、これらの行動について、「レース前の些細な行動が勝利の感覚を与えてくれる」と表現している。

ストレッチやウォームアップなどの行動を終えるたびに、フェスプス選手は達成感を得ることができ、そのお陰で自信を持ってレースに挑めた。

このような小さな達成の重要性は、昔からスポーツの世界ではよく知られていた。

一流のアスリートほど、今週はフォームの改善を目指し、次の週は筋力アップに集中するといったサブゴールを定め、一週間ごとに細かく達成感を積み上げていくケースが多い。

近年では科学の世界でも小さな達成が、仕事のモチベーションを大きく左右することが分かっている。

アメリカの大学で、「仕事のモチベーションを高める最大の要素とは何か?」を調べた研究がある。

その結論を一言でまとめれば、人間のモチベーションが最も高まるのは、少しでも仕事が前に進んでいる時となる。

仕事のヤル気を左右する要素は色々あるものの、スバ抜けて影響力が大きいのは、物事が前に進んでいるという感覚なのである。

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