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2019年度麻将連合風鈴道場王決定戦(3)

 お疲れ様です、麻将連合のツアー選手小林エルトです。長くなりましたが、今回で2019年度麻将連合風鈴道場王決定戦完結となります、くしくも世間では条件戦や目無し問題などがTwitterを賑わせていました。目無し問題の個人的な見解はまた別の機会に書かせていただくとして、本編に参りましょう。

前回までのおさらい

おさらい

 ポイント状況はこのようになっています。1の位が1000点です、CさんとDさんの差は88400点差になります。実質小林とDさんの一騎打ちでしょうか?

3回戦

座順はDさん・小林T・喜多T・Cさん
※以降敬称を略させていただきます。

 奇しくもトータル4位のCがラス親なので最後まで夢の見れる座順となりました。大きく離された喜多とCは自分がトップでDを4位にさせてできれば小林を3位にさせたいところ、ある程度協力体制を組まなければ仕方がないか?トータル2位の小林はある程度は自分都合で打てるが、一回はDから3900クラスの直撃を取りたいところ、トータルトップのDは油断せず、しかし恐れすぎずの絶妙なかじ取りが要求される、もっとも大ベテランのDにとっては朝飯前なのかもしれないが.…

Dの背中が遠い…

 下位三名が必死に手を作り、時には足止め立直をかけるも、百戦錬磨のDの完璧な試合運びの前になかなか加点させてもらえない、時には形式聴牌で、またある時には意思のある黙テンで確実に3人の勝負手をつぶしていく。3人の焦燥をよそに、小場の展開で進み、いよいよ南4局…

オーラス

3回戦オーラス

 オーラス時点での順位点込みのポイントは図の通りです、残り時間は5分強、2局できればいいほうでしょうか?各々の条件を見ていきましょう。

 喜多は残念ながらDから役満をあがっても小林のポイントを上回れないため条件なし。

 Cは親のため、あがり続けてポイントを積むことはできるが、残り時間が厳しいので実質あと2局で114800点差を逆転しなければならないので2局で逆転すると仮定すると、自力でできるので言うと8000オールツモ+16000オールツモなどがあります。直撃などを入れるとまだまだありそうですが、とりあえず不可能ではないもののほぼほぼ奇跡って感じです。

 小林はDから8000点直撃するとDを3位に落とせるのででギリギリ条件をクリアできそうです。ツモあがりはDを2位から落とせないので6000・12000以上をツモると逆転します。他からの出あがりも同じく24000以上必要です。現実的には8000直撃ですね。

南4局①ドラ東

 配牌とドラからこの局で8000点を直撃するのは難しいと判断して牽制気味の仕掛け、といっても強引にホンイツドラドラを目指して仕掛けていきました、道中に親番のCの立直なり仕掛けが入るのを待っていましたが、牌勢悪く、終盤にようやく聴牌した模様そして、牽制もむなしくDにきっちり聴牌を入れられてしまい全員聴牌でした、終了のベルはならずに残り最大2局。

南4局②ドラ二

 配牌から一応タンピン三色が見えますが直撃しかダメなこの状況で両面待ち、しかも7700では足りません、早い親リーチも入らず、Dからドラの二が切られたのもあってこの局での決着はあきらめて牽制立直を慣行、結果は、親のCにテンパらせようとした喜多の打牌がDのダマテンに捕まり、タンピンドラドラの7700で決着しました。

条件戦は苦しいけど楽しい

 コロナ過で延期されていた2019年度麻将連合風鈴道場王決定戦はDさんの3連勝で幕を閉じました。個人的にはもう少しやりようがあった気がして悔しさもありますが、この最高の4人で3回の条件戦を本気で取り組めたことは幸せなことでした。


 
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