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サイクルモードでも沖縄でもなく、スペインの島で過ごした11月 ビザ編 

さてさて、絶賛オフシーズン中な私ですが、今年は例年のように日本でCXのレースに出たり、サイクルモードに行ったり、ツールド沖縄に出たりという、「例年通り」な10-11月ではない過ごし方をしておりました。

毎年の恒例行事みたいな、そこでいろんな人に会ったりとか、話したりとか、ああいう感じ(ってどういう感じ🤔)嫌いじゃないし、どっちかと言うと好きなんですけどね。
今年は、10月中旬まで最後のレースがあったり、ビザ問題(どっちかというコッチ)があったりで、まず11月までに一度オランダに戻らないといけなくなった、という事情で、日本滞在がかなり短くなって、ヨーロッパに戻って来ました。皆さんに会えなかったのは残念でしたが、私は元気です✌🏻 

オランダのオータムライド🍂🍁👇🏻

あ、でもそういえば某コーチは、スペインに行く前に肩を外して、朝5時に救急に搬送されたんでした🤕(なんかそれも遠い昔な気がする🤔)

そんなわけで、ビザの話💬
今回のビザ更新で、ついにオランダの滞在ビザ(≒住民カード)、2024年まで5年分の許可がおりました(パチパチ👏🏻)
これを当初の予定では、9月末の世界選手権の直後、日本帰国前のタイミングで受け取れるはずだったのですが、あっちのオフィスの申請許可が数週間遅れてしまいました。そして日本に帰らないといけない予定もあったので、やむなく帰国。前回のビザ(1年ごと更新)から今回の5年分が発行されるまでは、いわゆる仮ビザ(3ヶ月分)みたいなものが渡されます。なので、仮ビザ(期限が11月まで)のまま一応帰国。帰国中に、5年ビザ申請の許可が降りた、という経緯でした。

つまり、仮ビザが11月頭で切れる、けど5年ビザ更新された、予定では11月中旬のチームプレゼン(イタリア)でヨーロッパに戻る予定だったのですが。。。はい、というわけで仮ビザがあるうちにオランダに戻り、移民局で受け取らないといけなくなったのです😕
まあいろいろ調べれば、公布されたけど仕事の都合で帰れなくて、って書類を見せればいい。っていう人もいたのですが、何せ私は移民なので、そこで危ない橋は渡れません🙅🏻‍♀️

そんなわけで、シーズン最後のレース、中国からそのままオランダのお家へ。
トランジットの関係で、ヨーロッパへの入国はスイスでした。もちろん並ぶのはNon EUレーンのイミグレで、お決まりの「何しに来たの?」って質問されます。
(ここで観光ビザしか持ってない人が「レースしに来た(ドヤっ)」とか言うと、イミグレの人や国によっては、結構危険なので気をつけてください。)
私の場合は、住んでるから帰るって言って、レジデンスカード(いわゆる住民カード≒Visa)を見せます。 今回は、このレジデンスカードの期限が切れていたので、もちろんそれを出したら「期限が切れてるよ。」と言われましたので、パスポートに貼ってもらっていた仮ビザを見せて、OK。でスルーでした。
念のため、申請中なことを証明する書類等を持ってましたが、今回は出番なし。(ほっ。😌) たぶん、スイスのイミグレだし、スイス入国じゃないし、日本人だし、悪そうなやつじゃないし、普通にコミニケーション取れてるし、っていうことも大いにあると思います。結構こういうの大事なんですよね。※当社比

そんな感じで無事に5年ビザを受け取ることができました。(まあこれとは別件で、中国からオランダ帰るまで、かなり大変だったんですけどね。。。詳しく知りたい人は、コーチに聞いてください🙊🙉)

ヨーロッパでフルシーズン活動するのに、一番必要なのは、本当に、まずはビザです。ビザがなかったら、そもそも滞在ができないので😅 しかもビザなしだと、ノンストレスでEU内をフライトで移動できないです(※当社比) そして、ビザを持ってるだけで、かなりのヨーロッパ生活のストレスが減ります🙆🏻‍♀️

私も、最初はフランスのチームに入ったので、フランスに住むことになりました。そこで、まあ何も知らないし、とりあえずフランスでの滞在許可証(ビザ)を取ったのですが、いろんなビザの種類がありまして、この時はいわゆるアスリートビザを申請しました。(この時もいろいろあって、話すと長いので割愛✂️) 結局、まあまあこの時も時間がかかって☹️ もらうことができたのですが、今になって考えると、チームが変わったらまた違う国で取らないといけないし、チームがいろいろ書類出してくれるチームなら良いですけど出してくれなかったら、これ、かなり大変です。っていうか、移籍とかしたら全て一から取り直しです、たぶん。

しかも、今後女子ツアーがどういう選手との契約体系になっていくのかわからないですけど、2020年からチームのワールドツアー登録が始まり、最低賃金とかもろもろの保証がチームの義務になったんです。それに伴ってか、関係あるかないかわからないですが、選手全員がチームからの雇用ではなくなって、セルフエンプロイとしての契約になりました。(まあこの辺もいろいろ国によってもチームによっても違うので、税金とか、雇用契約とか、一概に全部こうとは言えないですが。)
つまり、チームからサラリーをもらったら、個人で自分の住んでるところ(税金を納めてる国)に、いくら収入ありましたので、税金これだけ払いますねーって、いわゆる確定申告的なことをしないといけなくなった、というわけです。

まあ普通にアスリートビザという感じで、ビザ申請すると、おそらく契約してるチーム(というか給料は支払われている国)の国のビザを取らないといけないし、そこの国の住所に住まないといけないんですよね。というか、その持ってる国のビザでしか家借りれないと思います。あ、でもスペインとかは結構緩いので、大丈夫かも。(知らないけど。※当社比)

オージーのチームメイトは、ずーっとワーホリのビザを1、2年おきに、違う国でとって(誰か、もしくはどこか、に住所だけ借りて申請して)を繰り返して、スペインにアパートを借りてずーっと選手生活をしてるみたいです😅 これを聞いた時、結構衝撃だったのは、ここだけの話🤫 

そんなこんなで、2年前にいろいろ考えた結果、私はフランスではなく、「オランダ」で「セルフエンプロイ」のビザを取得することにしたというわけです。このビザだと、どの国籍のチームに行こうが関係なく、オランダに住んで、オランダで税金納めてればいいという訳です。
オランダでは、昔の日本との関係の名残が残っていて、セルフエンプロイという形でのビザ取得が、かなり取りやすくなっているんです。(といっても、きちんとした書類や諸々の申請、税金を納め続けることが必要なんですけどね。💸💸)

こういう点では、ほんと母国(生まれた国)、日本って最高って思うんですよね。生まれたら国籍が与えられて、国民皆保険だし、言葉通じるし、まあよっぽどのことがない限り普通に育ててもらえるし、義務教育も受けれるし。

ただ、今私がやってる仕事をするためには、EUで住んで暮らして、稼ぐ必要があったので、ビザをとりました。というお話です💬

こうしてビザをとって、つくづく思うのは、
日本人が一番確実に、安全で、リーガルに、EUのビザを取るのは、EU圏の国籍の方と結婚することだと思います😅まあ残念ながら、私には相手もいませんので、自分で申請してきましたという次第です。(まあ、ほぼエージェントさんとコーチのおかげですけどね🙈)

そんなこんなで、無事に更新されたビザを手に、日本でゆっくりできなかった分の、「今シーズンお疲れ様、旅行」に向かったのは、スペインはカナリア諸島にあるテネリフェ島という島でした。

次回につづく✌🏻 

#今日のエリさん #今日のエリnote

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