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幸せの秘訣

こんにちは、えりやまです。
皆さんは今幸せですか?
私は、今幸せです。でも実は、そう感じられるようになったのはごく最近の話です。
頑張って努力していれば、いつか成功して幸せになれる日が訪れる。そう考えている人は少なくないと思います。事実、私もこれまでの人生そう思って頑張ってきました。
しかし、幸せに関する本を何冊か読んでいるうち、これは間違いだったことに気付かされました。
そしてこの事実に気づいてから、私は今までの何倍、いや何十倍も幸せだと感じることができるようになりました。もっと早く気づきたかった。
今回は私が今幸せを感じられるようになった理由をお伝えしようと思います。

医者になっても幸せにはなれなかった

そもそも「幸せ」って何?と質問されたらなんと答えますか?
社会的に成功する、お金持ちになる、有名になる。わかりやすいところで言えば、これらが幸せの形でしょうか。実際、SNS上の社会的に成功しお金に恵まれた人たちの優雅な生活の投稿を見て、羨ましいなと思ってしまいます。
私は、決してSNSに出てくるようなお金持ちでは無いですし、有名でもなんでもありませんが、医者という社会的には比較的地位が高く見られる職業で、給料もおそらく平均以上頂いていますが、一向に幸せを感じられないでいました。
もちろん、患者さんが元気になって、「ありがとう」と言われたときはやりがいを感じます。
でも、なんかいつも満たされない、疲れている自分がいる。
頑張っていればいつか楽になる、そう信じてひたすら目の前の仕事を頑張ってやっていましたが、そんな状態のままいつの間にか医者になって10年が経っていました。

読書によって幸せの定義が変わった

「なんだよ、全然幸せになんかならないじゃん」。むしろ忙しさのあまり、どんどん心の余裕がなくなり辛くなっていく。
「どうなってんだよ!」
そう感じて自分の人生に行き詰まっていたここ数年でしたが、半年ほど前にある本と出会い、幸せに対する考え方が根本的に間違っていたことに気付かされました。
その本とは精神科医の樺沢紫苑先生の著書『精神科医が見つけた 3つの幸福』という本です。そこから他にも幸せについて書かれた本をいくつか読み、日々の心の持ち方を変えるだけで幸せな毎日を送れるようになりました。

精神科医が見つけた 3つの幸福(樺沢紫苑)


「3種類の幸福」と守るべきその「順番」

幸福と一言で言っても、実はいくつかの種類があります。
代表的なもので、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福の3種類があります。いずれも脳内で分泌されるホルモン名から来ています。

1.セロトニン的幸福・・・心と身体の健康
心身が健康な状態の時に得られる幸せです。青空を見たり、自然と触れ合った時に感じる、清々しい、爽やかな気持ちを感じた時に分泌されます。
十分な睡眠、有酸素運動、日を浴びることで補充することができます。
2. オキシトシン的幸福・・・人とのつながりや愛
人とのつながり、所属感を感じた時に分泌されます。逆に孤独だと欠乏します。
人に親切にしたり、感謝することでも補充されます。
3. ドーパミン的幸福・・・お金や成功、自己成長
一般的に「幸せ」の象徴としてよく語られるお金や成功がここに入ります。
本来は、なにかにチャレンジして成功した時、やった!と感じた時に分泌されます。
人はドーパミン的幸福を感じることでまたチャレンジして成長を目指すことから、ドーパミンは自己成長ホルモンとも呼ばれます。

そしてこれらの順番が極めて重要です。セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの順で積み上げいかなければ行けないのです。

多くの人がセロトニン・オキシトシン的幸福をないがしろにしてドーパミン的幸福を追求します。
私もドーパミン的幸福ばかり追求していたのです。
睡眠時間を削り運動もせずにセロトニン欠乏の状態になり、家族や友人との人とのつながりの時間よりも仕事を優先してオキシトシンも欠乏し、その状態でひたすらできる仕事をやして成果を上げることやお金を稼ぐことに徹してきました。
医者になってずっとこのような生活をしていた結果、幸せになれないどころか、どんどん心が荒んでいってしまっていたのでした。

「今幸せ」から始まる幸せな人生

ドーパミン的幸福を求める前に満たしておくべきセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福は今ある状況を意識するだけで得られます。
セロトニン的幸福・・・「健康である」「平和な環境で生活できている」「住むところや食べるものに困っていない」等
オキシトシン的幸福・・・「家族・友達がいる」「仕事仲間がいる」「ペットがいる」等

そういったごく当たり前の日常を当たり前だと思わずに、認識し感謝する。そうすることで「今幸せ」と感じることができます。
そしてそれが「今日幸せ」「今週幸せ」「今年幸せ」と続いていくことで将来自分の人生を振り返った時、「幸せな人生だ」と感じることができます。

自分はこの事実を知って、一気に幸せになることが出来ました。別にお金が増えたとか何か環境が変わったわけではありません。
健康で大きな不自由なく生活できること、寝るところがあること、ご飯が食べられること、妻がいてくれること、友人や職場の同僚・上司に恵まれていること等々。
毎日過ごす中で、自分の中でこういった「当たり前のこと」を認識し、感謝することができたことで私は今までの人生で最も幸せと感じることができるようになりました。

顔を上げて青い空を眺めたり、自然の中で癒やされることでセロトニンは補充されます

まとめ

頑張っていれば「いつか幸せになる」は間違いだったのです。
幸せは達成するものではなく、状態なのです。
自分の身の回りにある幸せを認識し、「今、幸せ」という状態を続けることで幸せな人生が作られていくのです。
考え方を変えることで今からでも幸せになれます。
こんな重要な考え方を今知ることができた私は本当に幸運だなと思いました。
ぜひ皆様も、今から幸せになりませんか?

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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