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人生はプロジェクトとルーティンでできている

こんにちは、えりやまです。
最近『優雅な留学が最高の復讐である』(島岡要)という本を読んでいます。
今すぐと言うわけではないが、いつかチャンスがあったら留学してみたいなという思いがあり、まずは情報収集という軽い気持ちで手に取った本です。

留学を勧めるだけの本なのかなと思っていたのですが、それよりも人生論的な内容が大変充実しており、興味深く読んでいます。
例えば、「99%の人は準備だけで人生を終えてしまう」「リスクを取らないリスク」「失敗する権利、それは挑戦したものだけに与えられる」等、心に刺さる内容ばかり。
その中でも今回「プロジェクトとルーティン」という話に感銘を受けましたので、ご紹介してみたいと思います。

人生において人が行うことはプロジェクトとルーティンのいずれかに分類される

プロジェクトとは

何らかのかの目標を一定期間内に達成することを目的とした活動。目標に向かって手段を選び行動する。期限が来たら行動して得られたものを評価し、フィードバックすることで自己成長・生産性の向上につながる。

ルーティンとは

達成すべき明確な目的のない活動。期限はない。ただひたすらこなすだけの事柄。フィードバックもされないのでいつまでたっても代わり映えしない。人間以外の動物はみなこのルーティンを生きている。

著者は、人生はプロジェクトがつながったものにルーティンが散りばめられた構造をとっていると言っています。

どんなに小さなことでも何かを成し遂げたいと思うのであれば、ルーティンではなくプロジェクトに生きなければなりません。
ルーティンを生きていても、いつか「成功」「成長した自分」がやってくるということはないのです。
闇雲に目の前にある仕事をやり続けても、やることが目的化してしまい、成功に近づくどころか遠ざかってしまう可能性もあります。

人生をルーティンにしてはならない

人間はいつか死にます。人生は有限なのです。しかし病気や事故とかで死なない限り一般的にその期限(寿命)は何十年も先なので、そのことを忘れてしまい、だらだらと日々を過ごしてしまいがちです。
つまり、ぼーっとしていたら時間という命(あえて余命と言うべきかもしれない)の過ごし方がルーティンと化してしまうのです。
実際私も、目の前にある仕事をただこなすだけで一週間が終わってしまったり、暇な時間にはスマホをいじってしまったり、ルーティンに生きてしまう傾向がかなりあることを自覚しています。
特に最近は目的を持って生きていない気がしていて、反省してばかり。

「死は、生命の最高の発明」

スティーブ・ジョブズが生前残した言葉。
著者はこの言葉を紹介しながら、死を意識することで期限が見えずにルーティンともとらえられる人生という日常が、有期限のプロジェクトであると読み替えることができるのではないか、と言っています。

https://unsplash.com/より

人生がプロジェクトであることを意識できたら、ぼーっと時間を浪費すること、目の前の仕事をただこなすだけの人生ががどんなに実りのないものかということに気が付きます。

そして人生全体は小さなプロジェクトの集合体。
それは年の単位だったり、週の単位だったり、日の単位だったり。いや、今からの1時間ということもあるかもしれない。
大小様々の複数のプロジェクトが同時に走っているのが人生なのです。
1日1日をプロジェクトとして意識する。そうすると今日1日を大切に生きようと思えてきます。

「プロジェクトとルーティン」の話に出会えただけでもこの本を読んでよかった。他にも心に刺さる話が多いので、また紹介できればと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


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