何もしないという選択。
こんにちは、eringishimejiです。
小学校高学年の娘と低学年の息子を育てています。
まだ詳しく書いたことはないのですが、息子は手先が不器用だったり、はじめてのことがものすごく苦手などの特性があります。
就学前は療育を受けてきました。
今は放課後等デイサービスを利用させていただいています。
はじめて参加したイベント。
先日、息子の通う放課後等デイサービスでイベントがあり、親子で参加しました。
「オリジナルプレイ」というものです。
私が勉強不足で、こんな感じのことやるんだよーとちゃんと説明せずに行ったのがそもそも失敗だったんですが。
息子よ、ごめん!
まあ説明してたら「行かない!」となってた可能性大なので、結果オーライ。
専門家の方々や参加しているお友達と、言葉を使わずに、本能に任せて遊ぶ、振る舞う、みたいなプログラムでして。
親は何も言わずにそれをただ見守る、というルールでした。
隣にいた同い年の女の子が、初めてとは思えないくらい楽しそうに、自由に、創作ダンスをするかのように振る舞っていて、私は、すごいなあ、これがオリジナルプレイなのかー!と感心しきりでした。
その傍らで息子は何をしていたかというと、、、
体育座りでただ見ていました!
時々先生がさりげなくお誘いに来てくれるのですが、完全にスルー。
それが何セットか繰り返され、初めは入れなくても途中から入る子もいて、自由にのびのびと動いていました。
私はそれを見ながら、あーやっぱり入れないよな〜って思ってたんです。
息子には、とても長い時間に感じたと思います。
そんな考えあったのか!
それで、終了の時間になり。
息子と、ちょっと申し訳なさそうにしている私に対し、先生方から次のようなお言葉をいただいたんです。
・息子くんは、だんだん目が合う回数が増えていましたよ
・この場にいられず、部屋を出て行く子もいる(それでも全然OK)のに、ずっと座っててえらかったね
・この中に入らない、やらない、何もしない、というのも息子くんが選択したこと。それはとっても素晴らしい選択なんですよ
それを聞いて、私、泣きそうになりました。
なんというか、はっとしたんです。
日常生活で、できないこと(年齢、発達に合っていることの中で)、やらないことがあっても、口では「できることをやればいいんだよ、大丈夫だよ!」と言いながら、心の中では、どこかでちょっとがっかりしていたんです。
やっぱりできないよな、やらないよなって。できている子もいるのになあ、やってほしかったなあって。
今回もそうでした。
だけど、「できない」というより、「やらない」、「何もしない」ことを選択してるって。その選択も尊重しようって。
そういう考え方があるのかと気付かされ、心が揺さぶられました。
小さな変化もあったことですし、息子なりに感じたものはあったかと思います。
これからも色々あるんだと思いますが、子どもたちの成長を応援し、選択を尊重しながら、一緒に学んでいきたいなあと思いました。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
ただ、この話にはオチがありまして。。
帰り道。
歩きながらの会話。
私「初めてのことでびっくりしちゃったよね。でも褒められたね。えらかったね」
息子「なんかさ、帰ってからマイクラで何作ろうか考えてたー」
えっと。
得意の妄想の世界に飛んでたんだね。
いいんだよ、それも君が選択したことだから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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