マガジンのカバー画像

通級指導学級サポーター/家庭教師日誌

21
都内公立中学校の通級指導学級での体験を 文章に残しています。 このクラスに通うのは、 ちょっと人より苦手な事があったり ちょっと人より得意なところのある ちょっとトガッタ生徒たち… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

言語学習始めどき

言語学習始めどき

最近子供たちに
言語を教える仕事が増えてきた。
日本人の子供たちには英語、
アメリカンの子供たちには日本語を教えている。

全部で5人(それぞれマンツーマン指導)
だからそんなに生徒数は多くないけれど、
今まで一人だったところから5人になると、
それぞれの子の特徴が見えてきて、
私が教師として一人の子から学んだ事を
別の子に応用できたりする。

負けず嫌いな子、負けず嫌いを超えて
1問でも間違える

もっとみる

新しい生徒さんたち。きっちり、どこまで理解した、どこからは理解してない、何を学びたい、どうしていきたい、などなどをしっかり意思表示できる子供たちは本当に教えていて楽しい。そして、そもそもの「学びたい」という意志を感じられるのが幸せ。親御さんの教育というか精神状態が良いのだろうな。

文化ですから‼️

文化ですから‼️

昨日のブログでは、

日本企業で宗教的配慮をしている会社の話を書いた。

今日は企業ではなく、公立学校の話。
そして宗教でなく、文化的配慮の話。

以前私が勤めていた公立校は、
その地域のモデル校というか、
いろいろと先進的な試みに
取り組んでいるタイプの学校であった。

保育園から中学校、そして地域交流スペースも
同じ敷地内にあり、
さまざまな年齢の、さまざまな立場の人が
集まれるような場所。

もっとみる

やっぱり、自分の世界で遊ぶあの子が大大大好き。一人で居る時間が苦じゃなくて、むしろ絵を描いたり本を読んだり紙で人形を作ったりぼーっとしたり、大忙し。全く違う時間が流れてる。空想の世界で遊ぶのは、なんて甘やかなのだろう。一人で楽しめる世界をもつことは、なんて豊かなのだろう。

給食って、なんでこんなに美味しいんだろう、、、幸

競争

競争

子供と関わる仕事をしていると、
競争、特に教育における競争
について考える事が多くなる。

まず私個人のスタンスとしては、
別に競争自体を否定しようと思わない。
ただ、競争が苦手な子に
競争を押し付けるのは、効率悪い
とは考えている。

かく言う私自身も、競争
というか競争によってもたらされる
ストレスやら緊張やらに全く強くない。
だから、何かをする時、何かを続ける時
競争に勝つことをモチベーショ

もっとみる
当たり前か、頑張ってるか

当たり前か、頑張ってるか

今朝ママと久々に電話した。
実家に電話するのは大嫌いだけど
彼に言われたのでしぶしぶ。
その時の話。

私は学童で補助員として働いている。
小学校1-3年生の、
遊びたい、叫びたい、暴れたい
盛りであろう子供たちが、
登所したらすぐに準備をし、
勉強の時間は勉強、遊ぶ時間は遊ぶ時間、
とメリハリをつけて日々過ごしている。

私も、他の先生方も、
彼らのこういった姿を見て日々感心していて
「本当にみ

もっとみる
病院で習ったからね。

病院で習ったからね。

学童には、私を質問責めにしてくる子がいる。

「あれは何?」「なんでそうなの?」
「これは英語で何て言うの?」

息を継ぐ間も無く、
ありとあらゆる質問をしてくる。

そんな彼女と、ある日のやりとり。

注)以下に出てくる「固定級」と「通常級」は
簡潔に説明すると、
「固定級」は特別支援教育を
必要とする児童のための学級で
「通常級」とは、定形発達児童の学級のこと。

「先生は子供の頃、友達いた?

もっとみる
Lonely Place

Lonely Place

数ヶ月前に知人の紹介で始めた、
アメリカ人女児に日本語の読み書きを教えたり
日本の小学校から出る宿題を手伝ったりする
家庭教師のバイト。

私は、そこに行くのが大好きだし、
その子が大好き。その子のファミリーも♡

数ヶ月一緒に勉強してて見えてきた、
彼女のアーティスティックな一面。
これが特に大好き。
というかもはや憧れを抱いている。

彼女には
「あれを作りたい!」「これを創りたい!」
という

もっとみる
親も先生も、みんな人間

親も先生も、みんな人間

親も先生も、みんな人間。
聖人君子でもなければ天使でもない。

昔は親があーしてくれなかった
こーしてくれなかった
って不満たらたらだったけど、今なら分かる。
私は長女だし、親は子育て初体験。
そんな中で精一杯
自分が良いと思う事を常に私にしてくれた。

先生に対しても、昔は
「あの先生のこの発言が嫌、
この言動はおかしい」
と重箱の隅を突くように
心の中で毒づいていたけれど、
先生だからって完璧

もっとみる

しんがっきに ならった ことば

場面緘黙

溢れる母性の使い道

溢れる母性の使い道

何歳になった頃からだろうか、
もう、母性が溢れて溢れて仕方がない。

この記事でも、そんな事を書いている↓↓↓

ずっと、溢れんばかりの母性を
どこに向けたらいいか、分からなかった。

彼と付き合い始めてからは、
年上だけどベイビーみたいな彼が
可愛くて可愛くて仕方なくて、
そこに母性エネルギーを注いで
解消していたのだけれど、
後から後からさらにエネルギーが湧いてきて、
でもその放出先が分からな

もっとみる
素直

素直

学童で働いていると、
子供はみんな素直、とまでは言わないけれど
「先生一緒に遊んでー!」
「先生私これしたーい!」
と自分の希望を素直に表現できる子がいる。

もしくは何かが分からない時すぐに
「どうしたらいいですかー?」
「これしてもいいですかー?」
とかも聞ける。

子供たちが安心して
人とコミュニケーションをとれている様子を
見ているだけで幸せな気持ちになって
涙が溢れそうになる時がある。

もっとみる
先生は、ハーフ人ですか?

先生は、ハーフ人ですか?

最近、学童補助員のお仕事を始めた。
前から働いている通級指導学級は中学生のみ。
学童で見る子たちはそれよりだいぶ歳が下。

歳は違うけど、子供ってやっぱり面白いね。
私が思ってる以上に賢いし、
私が思ってる以上に観察眼鋭いし、
私が思ってる以上に inquisitive (探究心旺盛)。

初勤務で印象に残った、子どもたちとの会話。

子どもたち(キラキラお目々で)
「先生って、ハーフ人ですか?」

もっとみる