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意識高めの子育てママや副業を始めたい筋トレ好きにおすすめの”出張トレーナー”という働き方

出張トレーナーとして活動を始めて早7年目となりました!ERIKOです。

今回は、出張トレーナーという働き方、おすすめポイントやどんな人におすすめかについて、お伝えしていきます。

何か始めたいな~と思っている方にとって、選択肢の一つになったら嬉しいですっ。


私が出張トレーナーを選んだ理由

まず、私が何故出張トレーナーとして活動を始めたかについて、少しお話させてください。

”自分で”できること

なんせ部活動と夜遊びに明け暮れていましたからね(自己紹介記事参照)、大学を卒業をするまで、自分が本当にやりたい事っていうのがよくわからなくて。

周りの流れに乗って就活してみたけど、自己分析が中途半端なまま、結局今までの実績や学歴を棒に振るような仕事に就いて(←就職先に失礼)不満たれながら働いていたんですよねぇ。

働きながらも、自己分析というか、自分探しみたいなものは続いていて、ずっと自分は何がやりたいのか考えていました。

で、気付いたんです。

私は”自分で”何かをやりたいんだ、と。
(なんて抽象的なのでしょう!)

いわゆる、個人事業主、オーナー、社長、このように呼ばれる人たち。
雇われるのでは無く、自分の力で何かを成していきたい、と思っていたんです。これがわかれば、自己分析も8割型終了。(?)

そのあとは、”何かを”っていうのが何なのかという、一見迷宮入りしそうなフェーズに入るのですが、これは意外と簡単でした。

”何かを”がわからないから、”何なら”できるかを考えたんです。
今までの経験や特技を生かせるのは何だろう、と。

THE体育会系女子の私です。秒で”運動指導者”が浮かびましたねぇ。

そして、雇われるのではなく”自分で”やるなら”パーソナルトレーナー”が手っ取り早い、ということも、多少のリサーチでわかりました。


参入のしやすさ

パーソナルトレーナーって、特に資格はいらないんです。
要は、”自称パーソナルトレーナー”でも成り立つのです。
もちろん知識や技術の無いトレーナーでは仕事にならないので
みんな勉強をしていく過程で何かしら資格を取るのですが

料金相場が高めのパーソナルトレー二ングというサービスを
専門学校に行ったり、研修をしたり、国家資格を取得することも無く
すぐに提供することができるっていうのは、これから何か始めたいって人にはかなり魅力的なんじゃないかと思います。

当然、運動に関して無知、全くの未経験者の場合は、多くの準備が必要ですけど。
私は一応、国立大の体育専科、そしてバリバリの陸上選手でしたから、多少の知識と経験がありましたけど、それでもやはり改めて勉強を始め、NSCA-cpt,CSCSという世界で通用する資格を取得することで、胸を張って一歩を踏み出すことができました。

低リスク低コストで、自由度は高い

パーソナルトレーニングの実施場所と言えば、ジムを思い浮かべる人がほとんどじゃないでしょうか。

ジムでパーソナルトレーナーとして活動するには、既存のジムに社員として所属するか、業務委託契約をするか。今はレンタルジムも増えてきましたので、そこを拠点として活動するのもありですよね。あとはやはり、自分のジムを持つかですが…

私が志し始めた頃にはまだ、レンタルジムが身近に存在していなかったし、これから二人の子育てをしていくぅ!という状況でジムを立ち上げる勇気は無かったし、”自分で…”という事を考えると、どこかに所属するのも考えられませんでした。

そこで、閃いたのは”出張型”です。
近年では業界問わず広がっている出張型サービスですが、パーソナルトレーニング業界ではまだまだ未知数だった”出張トレーナー”。
私自身が、子育て中になかなか都合よく運動を習慣づけられない事にモヤモヤしていたので、一定数の需要はあるだろうと思い込んでいました。(そう、思い込んで…この話はまた今度)

出張型ですから、基本的にはお客様が希望する場所に伺います。
ご希望の場所で存分なサポートができるかどうかは、トレーナーの技量次第ではありますが、体を動かすことをサポートするサービスですので、さいあく動ける体さえあればどうにかなります。
極論、0円スタートも可能なのです。


なんせ、どこにも所属しない”個人事業”ですからね。できない事をやる必要は無いし、条件も、対象も、料金も、全て自分で決められます。自分の状況に、仕事を合わせることができるのです。

資金が無いなら無いなりのサービス内容にすれば良いし、それなりに小道具を充実させたとしても、箱をつくることに比べれば鼻くそです。

人によって必要な準備は異なりますが、まさに誰でも始められる!のが”出張トレーナー”の魅力だと感じています。

出張トレーナーに向いていない人

誰でもなれちゃうチョロそうな職業として説明してきましたが、当然、人によって向き不向きはあります。
例えチョロくても(全然チョロくない)時間という大切な財産を費やすわけですから、安易な気持ちで始めるのは良くないですよね。

6年の出張トレーナー経験の中で感じたことや、周りの人間をみて反面教師にしたい部分なども踏まえ、人間的に”出張トレーナーに向いていない人”についてお伝えしていきます。

人見知りする人

接客業である出張トレーナー。色んな初対面の方と関わっていきます。どんなに思いやりのある人でも、能力が高い人でも、第一印象で信用が左右されますから、「初対面の人は苦手…」という人には厳しい仕事です。

場所見知りする人

出張型ですから、色んな初めての場所に伺います。初めての場所に来るとソワソワしちゃう、あまり色んな場所に出かけたくない人にとっては、ストレスを溜める一方かもしれません。

潔癖症な人

清潔感は大事です!第一印象を左右する重要なポイントですから。しかし清潔さを他人にも求めてしまう人は、ぐっと堪えなければならない場面があるかもしれません。出張先が、自分の求める清潔感ではない事なんて、十分にあり得ます。

貧乏くさい人

出張パーソナルトレーニングの料金相場は一般職に比べて高めです。という事は、お客様の収入レベルも比較的高い傾向にあります。そのようなお客様を相手にするなら、当然こちらも相応しい人間にならなくてはなりませんね。ブランド物をまとう必要は無いと思いますが、最低限の身の回りへの気配りは必要です。

運転が嫌いな人

大都市内でない限り、基本的に車移動が多いでしょう。しかも、普通の人よりも多く、長く運転します。運転に対して抵抗がある人は、拠点を決めて活動する方が断然良いですね。

褒めるのが苦手な人

出張型に限らず、トレーナーという職業は、人を褒めることが上手でなければ続けられないと思っています。トレーニング中はしんどい場面がたくさんありますから、モチベーションをあげられるような声掛けができない人には難しい世界です。

遠慮してしまう人

トレーニング中はしんどい場面があると言いましたが、そのようなネガティブになりそうな時に、「これ以上やると可哀そうだな」とか「今は声をかけづらいな」と遠慮してしまう人は、人として嫌われることはなくても、トレーニングの成果がなかなか得られず顧客満足度を下げてしまうかもしれません。(実は私もその傾向がありました…)

運動が嫌いな人(苦手は大丈夫)

当然、そんなのは論外です。が、トレーナーの運動神経が悪くても、知識が豊富でお客様に伝えるのが上手な場合は、問題なくサポートできると思います。苦手でも、嫌いでなけでければ大丈夫!好きこそものの上手なれ?

知識が無い人(経験は積めば良い)

何も伝えられない人は、人を変える事はできません。サービスとして提供することが無ければ、対価を得ることなどできません。未経験だと説得力に欠けるかもしれませんが、トレーナーとしての技量は経験を積まなければ高まりません。勇気を出して、経験していきましょう。


出張トレーナーをおすすめしたい人

では、逆に向いている人、おすすめしたい人とは、どのような人でしょう。具体的な背景を踏まえて説明します。

安定した休みが取れる副業したいトレーニー

低リスク低コストの出張トレーナーは、副業としても始めやすいですね。
日頃からトレーニングに励む方であれば尚更のこと、ある程度の知識と経験をお持ちでしょうから、すぐに始められると思います。
しかしお休みが不定期な場合は、リピーターさんも付きづらくなりますから、本業のお休みが安定している方が安心です。

但し、料金単価が比較的高めのパーソナルトレーニングですから、いくら副業とは言え、確定申告が必要となるケースもある事は把握しておくべきでしょう。副業の収益は、20万円以上で確定申告が必要だそうです。

例えば、60分6,000円のパーソナルトレーニングを1日に5セッション、土日をフルに活用して1ヶ月おこなった場合

6,000円×5セッション×8日=240,000円/月 ですから

確定申告が必要ですね。確定申告にかける労力などを考えると、20万円を超えないような働き方が良いのかもしれませんね。

運動大好き体育会系の子育てママさん

まさに、私はここに当てはまっていたと思います。
運動が好きだったり、学生時代に体育を学んできた人にとっては、それを仕事にしたいと思うのは自然な流れ。
しかし小さいお子さんがいる場合は、ジムを構える余裕は無いし、新しい職場を探して面接して回るのも大変です。職場が決まったところで希望する仕事ができるかもわかりません。

さらにネックとなるのは、こども園の〇号認定問題や扶養問題。できるだけ長く預けたいと思ったら、ある程度しっかり働かなければいけないけど、扶養の範囲を超えれば税金が高くなって負担が大きくなる、とか。
何だか色々悩ましい事があって面倒なんですよね。

その点、個人事業主であれば勤務時間を自分で決められて、職場の承認作業なども全て自分で行うため、こども園や職場とのやり取りの中の面倒なアレコレが少なくなります。

扶養の範囲を超えそうなときも、パートだったら労働時間をかなり増やさないと損をする事になりますが、個人事業主の場合は労働時間を増やさずに単価を上げることで収入を増やすことも可能なので、環境的なストレスを最小限にしながら、やりたい仕事への挑戦が可能なのではないかと思っています。

ボディメイクを成功させた健康意識高めトレーニー

パーソナルトレーニングと一口に言っても人によって目的は様々ですが、圧倒的に『引き締まったカラダになりたい』という目的の方が多い印象です。
CMでお馴染みのライ〇ップも、だらしないカラダのビフォーの姿と、引き締まったアフターの姿を比較するようなプロモーションで話題になりましたよね。

需要の高さを考えると、やはり”ダイエット”や”ボディメイク”が得意なトレーナーが売れやすいと言えるでしょう。

リバウンドしてしまったり、過度なストレスを溜めること無く、本当の成功を掴むためには、健康的に身体作りを継続する事が大切。
トレーニング以外の食事面や生活面も含めて、健康意識を高く持つトレーナーであれば、高い信頼を得られるはずです。
トレーナー自身がライ〇ップのCMのような、身体作りを成功させた経験があるなら尚更の事、共感を得ながら説得力のあるサポートができそうです。

独立したい雇われトレーナー

最後におすすめしたいのは、現にトレーニングサポートを仕事としている人。
何らかの形でジムなどに所属しているけど、独立願望の強い人です。

既に多くの顧客が付いている人の場合は、多少のリスクがあれど、自分のジムを持つことで大幅な収入アップが期待できるかと思います。
しかし、まだまだ顧客リストが集まっていないような状態であったり、リスクを背負う事に抵抗がある人は、始めやすい”出張型”で独立するのがおすすめです。

まずは個人事業主としてのトレーナーという仕事に慣れ、心の余裕ができてからでも、ジムを持つのは遅くないと思います。
心の余裕が無い時に、良いサービスは提供できませんからね。
初期投資の少ないスモールスタートはストレスが少なく、少なくとも私には合っていましたし、良い選択だったと思っています。(私はトレーナー業界未経験から個人事業をスタートした類です)

まとめ

お客様が希望する場所へ伺い、サポートを行う”出張トレーナー”。
自分のジムを持たずに個人事業主として活動できるこの働き方は、トレーニングや身体作りに興味のある人にとって、安心して始められる地に足のついた働き方と言えるでしょう。

もちろん、出張トレーナーになったからと言って、誰でもすぐに安定した収入を得られるわけではありませんので、そこは勘違いしないでいただきたいのですが。

挑戦へのハードルが低い”出張トレーナー”、何か始めたくてうずうずしている方におすすめですよ~!

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