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初めての気付き⑤

手記の途中だがプロフィールを簡単に…

久美子は私と同じ会社で、別の営業所に勤務していた。会社は商社で久美子は事務や秘書的な仕事をしていた…
当時、私は東京支店に勤務、久美子は田舎の都市に居た、出逢った当時私には高校生の彼女、久美子には料理人の彼氏がいた…
しかし仕事で久美子の勤める営業所へ行く度、お互いに惹かれあい…やがて大人の関係となった…

約6年間の遠距離恋愛を経て、私と結婚をして退職、東京で暮らし始めた。

近所のパン屋でパート勤めをしていた。
美形でスレンダーな久美子は良くナンパをされていた…仕事帰りや私と買い物中でも…
特に歳上の男性からナンパをされる事が多かった…私はナンパされる久美子をみては嫉妬を繰り返していた…

パン屋でもカンバン娘として常連客には人気があったようだ。妊娠が判り私の転勤も重なり勤めを辞め帰郷した…。

淫らな妻に…異常な興奮を…

一人目の子供が生まれ、二人目が生まれた後、未満児保育で子供を預け、生命保険の外交を始める事になった…。
その時は私にあんな性癖があるとは思いもしていなかった…。

子供を通して仲良くなったご夫婦にまさかの趣味があり…私達夫婦も徐々にではあるが影響を受け始めていた…

明夫夫妻が引っ越してからは、隆史夫妻と相互鑑賞を楽しんでいた…
その当時からお互い自由恋愛にしようか?と話し、自由恋愛を夫婦のルールとしていた。
ただ必ず報告をする事を条件に…

そんな日々が続き、保険外交の仕事にも慣れてきた久美子は、真奈さんから紹介された建築会社の社長に気に入られ、社長の知り合いを紹介してくれたり、契約の見直しなどを積極的にしてくれた…。

そんなある日、真奈さんからバイトの誘いが…
建設会社の社長の接待の席に、仲居として酒の酌に来て欲しいと…
最初は戸惑っていた久美子だったが、真奈さんや社長の頼みと言う事もあり、軽い気持ちで引き受けた…
多少、女性を意識した服装でバイトへ出掛け、少し予定より遅く帰宅した久美子だったが、その時はただ酌をし、会話に参加した程度だった…

暫くした後、真奈さんから料亭での仲居をやって欲しいと依頼があった…
勿論、真奈さんもバイトするから安心してと言われ…私は、私が送り迎えをする事を条件に承諾した。

バイトは2時間、夜七時〜九時の約束で、待ち合わせの駐車場で時を待っていた。
スマホやましてや携帯も殆ど普及する前であった為、ただ帰るのを待つだけ…
約束の時間から30分が過ぎ、1時間が過ぎた…
一抹の不安が頭を過る…
「何かあったんだろうか…?」

そんな時に久美子が車に戻って来た…

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