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『初恋の悪魔』最終回(ネタバレ)

『初恋の悪魔』では仲野太賀も安田顕も伊藤英明も松岡茉優も演技がすごくよかったのですが、私的には小鳥さん役の柄本佑と鹿浜役の林遣都がすごく好きでした。

雪松署長(伊藤英明)の仕業と思われた複数の殺人事件は息子の弓弦(菅生新樹)が真犯人であることが分かります。
でも、それを父親が隠蔽してきたことをいいことに、また罪を重ねようとしたところをなんとか小鳥と鹿浜が止めます。
ドラマの中盤からひとつの大きなテーマだったこの事件は意外にもあっさり解決します。

鹿浜が密かに恋をしていた摘木星砂(松岡茉優)は2つ人格を持っていて、2つ目の人格セスナは自分が世話になっていたリサ(満島ひかり)を助けるために、鹿浜の家に同居をして事件を調べていました。
事件が解決したためにリサは釈放されますが、その時には既にセスナの人格は消えてしまっていました。
ただ、摘木星砂は自分のもう1人の人格セスナがリサに世話になっていたことを知っていたため、釈放される日にリサに会いに行きます。

事件は解決したというのに、もともと恋人同士だった摘木星砂と馬淵(仲野太賀)は2人で鹿浜の家に居座り、鹿浜がそれに耐え切れなくなり、2人を追い出します。

1人になった鹿浜はときどき寂しさに襲われ、2人に連絡をしようとしてしまいますが、元に戻っただけだと言い聞かせ耐えます。
そんなあるとき、セスナが戻ってきて散歩しましょう、と鹿浜を誘います。
セスナは鹿浜と同居していたとき、鹿浜に告白され、その返事を曖昧にしていました。
セスナはもうお別れだからと(人格が完全に消えてしまう)鹿浜に好きだと告白して去っていきます。

ここのシーンで不覚にも私は泣いてしまいました。
いや、このドラマにハマっていた人はきっとここで泣いていたでしょう。
ひねくれているようで実は純粋な鹿浜に自己投影していた人は結構多いと思うのです。
最近の日本のドラマでこんなにハマったのは『天国と地獄』以来かもしれません。

とにかく本当にいいドラマでした。
ただ、本当にセスナに戻って鹿浜に会いにきたのか、摘木星砂がセスナになってお礼にきたのか少し疑わしいかもと思うのですが、鹿浜がきちんと納得できたので、どちらでもいいことにします。

今は韓国ドラマ以外は『拾われた男』を見ていて仲野太賀も意外といいなーと思っています。

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