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『良い質問』で人生が変わる

はじめに

「良い質問」をする技術
著者:粟津恭一郎さんの本を読んで私なりにまとめさせて頂いてます。

「質問の差が人生の差になる。」
このキーワードに心を惹かれたのでこの本読んでみようと思いました。

質問はなぜ必要?

良い質問とは?

「良い質問ですね〜」と、池上彰さんも某番組でよく言っていましたね。
”問われた人が思わず答えたくなる、新しい気づきを得るもの”
これが良い質問の定義です。

気づきを与える

質問が上手な人は、その人の気持ちを引き出すのが上手!
コーチングをやってもらった経験があるのですが、
「なんでそう思うのか?」「これが達成したら次は何をやりたいか?」
こんな風に質問されると自分が気づかなかった気持ちを引き出してくれます。

質問を変えると解決策が浮かぶ

会社の会議中
上司A:「この企画は儲かるのか?」「コストはどれくらい?」
これを聞いた部下たちはアイデアが広がりにくい質問ばかり。

上司B:「君はどうしてそれを実現させたいの?」「他社と組むならどんな提案をする?」
思考を少し変えてこのような質問をしたらどうでしょう?
こちらの部下の方が意見が言いやすく、またアイデアが生まれやすくなります。

質問は4つに分けられる

「良い質問」「軽い質問」
「悪い質問」「思い質問」

軽い質問

相手が答えやすい質問のことです。
趣味の話だったり、話して楽しくなる内容。

この軽い質問を意図的に使い、相手の情報収拾をして会話の下地を作ります。
気をつけたいのは、軽い質問は相手に踏み込みすぎると悪い質問にもなってしまうこと。軽い質問として成立しやすいのが、その人の成功体験です。

悪い質問

相手の気づきにもならない、相手を不快な気持ちにさせる質問です。
・相手に配慮しない
・プライベートに踏み込む
・価値を押し付けるような質問
・相手を追い詰めたり萎縮させる質問

家賃や収入の話、結婚や恋愛感について。子供をなぜ作らないのか?
などなどよく聞く話です。

また、否定的な質問はこちらが思ってなくても相手を傷つけてしまう場合があるので注意!

重い質問

気づきはあるけど、答えたくない質問のこと。
相手にとって触れられたくない質問でもあるので配慮が必要です。
相手との関係性がとても重要。

重い質問は他人だけではなく、自分にも向ける事が出来れば大きな成長になります。

良い質問

皆さんが一番知りたかった質問ですよね♩
良い質問とはこの2つの質問が進化して完成します。

軽い質問→気づきがあるようになると→良い質問
重い質問→答えたくなると→良い質問

注意して欲しいのは、誰にとっても良い質問というのはないという事。
Aさんには響いても、Bさんには全く響かないという事もあると知っておいてくだい。

1.本当に手に入れたいものを聞く質問

”have to”ではなく”want to”
これを気づかせてくれる質問は良い質問です。

2.言葉の定義を聞く質問

例えば、「お客様満足」これはあなたにとってどういう定義ですか?
と言語化させる事。
なんとなく使ってる言葉が多いので定義付けせずに話してる事が意外と多くあります。

3.立場を変えてみる質問

「もし自分が新入社員だったら、このやり方についてどう思いますか?」
「もし自分が経営の立場ならどうやって会社を大きくするか?」

4.未来について聞く質問

発表会の前日にこんな質問をしたら明日に必要な事を気づき準備万端で迎える事ができます。
「明日のプレゼンはどんな人にきて欲しい?」
「どんな順番で発表するの?」
「どんな感想を持って欲しい?」

ですが、終わった後に同じ質問をしたらどうでしょう?
反省があったりもし失敗したと思ってる人だった場合、重い質問になってしますかもしれません。

5.良い質問は”オープンクエスチョン”

「はい」「いいえ」で答えられるのがクローズドクエスチョン。
オープンクエスチョンというのは、回答の仕方を制限せず、自由に答えられる質問の事です。

良い質問のコツ

傾聴力をつける

良い質問をする姿勢として大切なのが「聞く」という事。
”言葉の背景にある想い”や”本当に伝えたい心情”に真剣に向き合う事がとても大切です。

質問はその場で考える

質問を用意してきたとしてもその場の流れで変えること。
あらかじめ準備した言葉は相手に響かない場合があります。

質問はしてもアドバイスはしない

コーチとコンサルの違いです。
結局は自分で気づかないと行動しないので、相手を信じてアドバイスをしない事。
良い質問はアドバイスより一生ものになりやすいのです。

私を主語にしてフィードバックする

質問して答えてくれた内容に聞きっぱなしではなく、この意見を聞いて私はこう思ったとフィードバックを返してあげることでコミュニケーションが完了します。

最後に

コーチングに近い内容でしたが、良い質問ができる力を鍛えたら社会で生きやすくなると実感してます。
いきなり全部は出来なくても一つづつ実践してみる価値はあるのではないでしょうか。


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