ここにいてもいい、ということ
転職して8ヶ月。
ここにいてもいいのかもしれない、と思い始めた。
最近は社内広報誌とウェブサイトに掲載する新しいコンテンツの作成で忙しい。
作っては同じチームの人に意見を貰い、修正し、また意見を貰い…を何度も繰り返して数ヶ月。正解が無く、会社としても初めての取り組みなので手探りだったが、少しゴールが見えてきた。
ひとつひとつの言葉や文章の繋がり、デザインを、何度も穴が空くほど見てくださる上司達。
「これ文章おかしくない?」「ここ一文が長い!」ズバズバ指摘されるうちに、内容が研ぎ澄まされ、洗練されていくのが気持ちいい。やっぱり広報は楽しい。
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この会社で皆さんと仕事をするようになって、感動したことが3つある。
1つは、製作で行き詰まっても「これな〜〜どうするのがいいんやろなあ」と、一緒になって頭を悩ませ、じっくり考えてくださること。
自分の仕事もあるのに、こうして手を止めて時間を割いてくださる人がいるのが本当に幸せだ。
恵まれているし、甘やかされているなとも思う。
もうひとつは、仕事の難易度を理解してくださること。
上手くいかなくても責めるのではなく、上手くいかないことすら「大変よな〜」「これ難しいよな」と、まるっと受け入れてくれる。
簡単ではないということを理解してくれる人がいる事が、どれだけ救いになるか。
3つめは、些細なことでもお礼やポジティブな言葉を沢山伝えてくださること。
「ありがとう」
「助かります」
「○○さんが入ってくれて良かった」
仕事納めの日、退勤後に上司へ来年もよろしくお願いします、というチャットを送ったときには
「来年もよろしくお願いします。頼りにしてます」
「頼りにしてる」なんて初めて言われた。
嬉しくてスクショした。
皆さん「言葉」を扱うプロで、周りを傷つけるのではなく、励ましたり幸せにしたりするために言葉を使える人達なのだ。
愛のこもった言葉で「ここにいてもいい」と思わせてくれる人達なのだ。
ミスして落ち込んで泣きながら寝ることもあるし、腹が立つこともある。多分来週もまたムカついているだろうし、いい案が思いつかなくて自席で髪をいじっていると思う(行き詰まった時の癖)。
でも、たぶん私はここにいてもいいと思うから、
こんな風に言葉を使ってくださる人達がいるから、
頑張りたい。
ちょうど一年前、心身が擦り切れて会社に行けなくなり、もう立ち上がれないと思っていた。
それでも、導かれるようにここへ来て、やっと「ここにいてもいいのかもしれない」と思い始めている。
人生は分からない。
と言いつつ数ヶ月後にめちゃくちゃ愚痴ってたら笑ってやってください。
今年は去年よりちょっとだけ真面目に頑張るので、上司各位よろしくお願いします。
さ、週末は遊ぶぞ!
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