やり切った先に本質が見えた瞬間
小学校高学年から20代前半までの私の、見た目という外側から認識できるすべての”造形美”に対する美意識は隅々まで過剰で異常だったと思う。
爪の形が気に入らなくて、独自に甘皮を押し広げ剥ぎ取り爪を整形するとか。
手の甲や手首の骨の露出具合に拘るとか。
所作や指先の使い方や手の置きどころを研究するとか。
薄い唇をふっくらさせたくて、一週間に1本ペースでリップクリームを塗りたくるとか。
お風呂上がりは欠かさず全身ボディクリームを塗り、
毎日ストレッチにマッサージに半身浴、腹筋100