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マイクロソフトのCopilotにパン屋を描かせてみました

「Copilot、なかなかやるなぁ」と思っているじぃじです。
二日連続になりますがマイクロソフト Copilot に絵を描かせてます。

やはり小説を書くことを前提に考えると、生成AIの描画に期待したいのは挿絵として使える情景描写なので…その実力を確かめるため Copilot に日頃お世話になっている「パン屋」を描いてもらいましょう。

1つの描画プロンプトで Copilot は4枚絵を描いてくれますが、生成された画像は Bing の共有アーカイブに保存されます。

例えば「街のパン屋を描いて」というプロンプトだと…

4つの画像が生成されました。
この画像はいずれもパリの大通りに面した高級パン屋が入居したビルが描かれているように見えます。そこで「店舗の中がわかるようにズームして」とプロンプトを記述すると…

…確かにパン屋の店内ですが、いずれもフランス人?
なので「日本人の店に書き直して」とプロンプトすると…

確かにアジアの店舗のようですが…看板に何を書いてるのかわかりません。
そこで「店舗の文字が書いている看板を消して」とプロンプトすると…

あまり変わりませんでした。ここで生成された画像4枚を紹介すると…

バーカウンターみたいな棚のあるパン屋
なんだか小綺麗な八百屋のようなパン屋
立ち食い寿司屋のようなパン屋
立ち飲み居酒屋のようなパン屋

4枚とも非常に精緻な画像なんですが…なんか変ですよね?
ご存知のとおり Copilot の生成AIエンジンは GPT-4 なんですが、なんだか日本のパン屋をだいぶん誤解しているようです。

昨夜のような人物を描かせるとかなりいい線を行っている生成AIですが、今回のような情景描写だと(例えば文化的な)さまざまな背景まではフォローできていない印象が拭えないですねぇ。どうやら利用者がその用途にあった最適なデータを学習させた生成AI…いわゆるローカル生成AIが必要なことをじぃじも確認できました。イラストレーターが失業するような状況になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

とはいえ(絵が描けない)執筆家が挿絵画家にシーンを伝える手段として、あるいは彼らが状況に関する相談をする際に、細かな手直しをその場でパッと生成してくれる現在の生成AIはそれはそれで役立ちそうですねぇ。

生成AIはまだまだ開発途上だなぁ…って思ったじぃじでした。

#AIとやってみた
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