Wordでコピー本の表紙を作ろう
私は小説本の表紙を作るとき主にillustratorを使っているが、ちょっとしたコピー本は本文と一緒にWordで作ってしまうことがある。
その作品がこれ。
Wordで作っておくと、PDFに書き出すときに楽だ。
この記事では、Wordで表紙を作るときに心がけていることを述べる。
配置する素材を探す
コピー本だとモノクロ線画素材を探すことが多い。自家印刷だとインクコストが安いからである。
ベタが多い表紙を印刷すると本当にインクコストがばかにならない。
印刷会社に頼むときはインクの面積が変わっても値段は変わらないだろうから、お好みで。
イラストACで線画素材を検索して張り付けている。
フリー素材はR-18作品に使用するのを禁止していることが多いので、R-18本を作るときはよく規約を確認しよう。
素材によっては解像度が足りないこともあるので、本格的に刷る前に念のためテスト印刷をしよう。
画像の配置は「背面」にしておくとやりやすい。
テキストボックスを利用する
Wordで作る小説表紙において、重要なのはテキストボックスだ。
テキストボックスについてはネット講座がたくさんあるのでそちらを見ていただきたい。
テキストボックスによって、文字の背景を黒くしたり、透明にしたり、あるいは枠をつけたりできる。
配置を揃える
Wordを使って小説表紙を作るアドバイスとしては、配置を揃えること、特に中央寄せではなく上下左右に揃えることだ。
中央寄せが全部悪いというわけではないんだけど、あれは結構使う素材を選ぶんだよね。
例えばフレーム素材だと中央寄せでも結構様になるけど、イラスト素材だと中央寄せと合わせて使うのは難しい気がする。さらに、長文タイトルは中央寄せすると読みづらい。
例に出した私の表紙は、タイトル、カップリング&コンビ名を上下左右に揃え、イラストをほぼ中央配置にしている。
揃える場所はWordに設定された余白を基準としている。余白が揃っていた方がきれいに見える気がするから。
タイトルを改行する場合も、おおよそ長さが等しい場所で開業すると読みやすい。
例を出すと、
吾輩は
猫である
名前はまだない
より
吾輩は猫である
名前はまだない
や
吾輩は
猫である
名前は
まだない
という改行のほうがデザインしやすいということですね。
フォントはなぜ凝ってはいけないのか
最後に「フォントを凝るな」という話なんだけど、癖のあるフォントというのは扱うのも難しいことが多いのだ。
わかりやすいのは創英角ポップ体。こういう癖の強いフォントは、デザインを食ってしまうというか、もうそのフォントが主役みたいになってしまうんだよなー。
もちろんタイトルを主役にしたいならありなんだけど。
よくある明朝体やゴシック体でも結構使えるものだ。私もWordやイラレのデフォルトフォントだけでいろいろ作ってるし。(フォントが増えすぎると管理が面倒になるのもある)
余談:一太郎使わんの?
Wordを使い続けていると一太郎使わんの??? と一太郎派の人からゴリ押しされることがあるんだけど。
職場でWordを使っているため、一太郎を併用すると絶対操作がごっちゃになってわからなくなるのでやっていない。
職場が一太郎使うなら私も一太郎を使おうと思う。
私は「Androidと操作がごっちゃになる」という理由でiPadが買えない人間だよ。
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