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あるの証明 ないの証明

前回の投稿で、

実はすでに持っていて、満たされていたけど、それに気付かなかっただけという内容を書きました。

固定観念の話になると思うのですが、何かが欲しいとき、引き寄せでもそうですが、

『○○をください』と考えている時点で、手元にはありませんと言っているようなものなので、『ないの証明』をしていると思います。

例えば、すでにたくさんお金があって、もう十分だという人は、
『お金が欲しい』とか『お金を得たい』とは言わないでしょう。

もし、思うとしたら、
『お金は(すでに)ある』という言い方になると思います。

なぜなら、欲しがったり不足、欠乏は『ない』を前提にした話だからです。

ここで、
『ないの証明』はできても、
『あるの証明』は難しいと思いませんか。

例えば、前回のコップの水の話で話で考えてみると、自分は外側から見ているので、コップに水が満タンだと気づきました。

それを一生懸命周囲の人に伝えます。

しかし、周囲の人はまだ足りていないじゃないかと言います。
なぜなら、自分はコップの外側から見ているけれど、周囲の人はコップの内側に入って見ていて、外に出てこようとしないから。

眼鏡の例えも同様に、
眼鏡が頭に乗っていることに鏡を見て気が付きました。
そして、眼鏡をかけてはいないけど、あるのだと周囲の人に言います。

ですが、周囲の人は、
『何を言ってるんだ、眼鏡なんてないじゃないか』と笑いました。

なぜなら、周囲の人は、人と話すときには相手の目を見るように教育されており、頭の方を見ようとはしなかったから。

手の上になければ『ない』の証明は容易ですが、自分はあるとわかっていても、それを周囲の人に『ある』と証明することは至難の業です。

『ないの証明』をしている人は、コップの内側から見てしまったり、眼鏡があるのを見ようとしない、

一方、
『あるの証明』をしている人は、別の角度から物事を見ているので、あることはわかっているのですが、世の中のほとんどが『ないの証明』の人なので信じてもらえない。

そのうちに、『あるの証明』するのはしんどくなって、もしかしたら自分の方が間違っていて、『ないの証明』をしている人たちが言うように、

『実はないのかもしれない』と思うようになった。

そして、『ないの証明』の方に加わり、一緒に不足や欠乏を感じることを選んだ。

『ないの証明』をし続けている限り、そのサイクルからは抜け出すことができなくて、

『ない』を『ある』にするために、一生懸命その方法を考えてしまうのです。

例えば、
『お金がない』→『もっと働かなければ』『節約する』
『健康ではない』→『運動をしないと』『食事を変えて』
と思ったとしたら、

お金がない、健康ではない、この『ない』という欠乏を前提として行動を起こしているため、やればやるほど

『私はお金がない人です』
『私は健康ではない人です』

という証明をしていることになって、
周囲に向かって『ないです』『ないです』と大声で言っているようなものでしょう。

一方、仕事に生きがいを感じていたり、運動が楽しくて行っている人は、欠乏から起こしている行動ではないので、『あります』『あります』と証明をしています。

あるは同じくあるを呼び、
ないはない状態を継続させる、満たされない現実が続く、
なぜなら、ないものは循環させることはできないから。

だから、なんでもいいから、自分にとって好きなこととかわくわくすることをするのは大切なんですよね。

ではなぜ『ないの証明』の方にほとんどの人が向いてしまうのでしょうか。

それはやはり不安や心配があるからではないでしょうか。

脳の働きというのは、放っておくとネガティブに傾きやすいそうです。
うまくバランスがとれていたらいいのですが、

希望を持てなかったり恐れの感情が不足感を生み、『ないの証明』をし続けることになっているのではないでしょうか。

ただ、これが脳の通常の働きであるならば、『ないの証明』をしていても、
『ははーん、脳がそちらに今傾いたのね』と客観的に見るだけでいいと思いますし、

『ポジティブに考えていない私はダメだわ』にもならないと思うのです。
むしろ、ネガティブに偏っても、脳が通常営業しているなと考えればいいのです。

以前、決心することについても書きましたが、
『○○を得ます』とか『○○になります』も今考えたらちょっと不十分だったなと思います。

もし決心するとしたら、
『お金はあります』
『健康です』
『幸せです』

という風に、すでに持っている『あるの証明を』し続ければいいのではないでしょうか。

誰が何と言おうと、あなたが持っていると思うなら『ある』のですから。

いかがでしたか。

きょうも複雑内容でしたので、うまく伝わっていたらいいなと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます!

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