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これはピンチ

皆さんが考えるピンチだったり、苦しい状況ってどんな時ですか。

いろいろありますよね。
例えば、仕事で大きな失敗してしまったとか、病気になった、試験が近いけど勉強が追い付いていない、家族の悩み、支払いが間に合わない、大好きな人に振られた、取り返しのつかないことをしてしまった、など。

もっとたくさんあると思いますが、生きていく中で苦境という状況に立った時のことを今日は書いてみようと思います。

いろんな状況がある中で、苦境の最中にいるときにはなかなかそれを冷静に見るのは難しい。

特に、何かの期限があって、それまでに何とかしなければいけないとか、迫られているときだったり、

失った愛を取り戻そうと躍起になっているときに、落ち着いて受け止めるのは至難の業です。

プラス思考に考えてみても、いつもその悩みから離れられない。
解決しないその状況をただ感じながら時だけが過ぎていく。
その時間がもう耐えられなくないですか。

その時間というのは、過去の自分を責めたり、未来の自分に不安になったり、今を生きることが出来ていない時間です。

だからと言って、今を生きましょうと言ってもできるわけがない。
そちらに意識が向けられるなら、とっくに昔にしています。

深呼吸をしてみたり、瞑想をしてもそのことばかりを考えてしまう。
一体どうしたらいいのか。

私もそのような状況に多々なりまして、その都度この苦境の中でもがき苦しみ、その中で様々なことをしながら光を探しました。

ただ、こういう状況の時に私が感じた結論は、前向きに考えるとか、感謝できることを探すとか、瞑想ではありませんでした。

普段特に悩みもなく、楽しいときには、感謝したり、瞑想するのは良いなと思いますが。

自分が感じる苦境という状況は、ある意味で自分が引き寄せています。

これだけ読むと、自分を責めたり、自分に原因があると思ってしまう人がいるかもしれませんが、そういう表層的な話ではないのです。

始めに挙げたたくさんの苦境、振られたとか、病気とか、お金が、みたいな項目ですが、それをみて皆さんはどう思われましたか。

苦境と一言で言っても、いろんなカテゴリがあると思いませんか。
それは人によっても違うし、自分の受け取るタイミングによっても違う。

だけど、一つだけ言えるのは、カテゴリは違っても全部
『苦境』
の一言でまとめられるのです。

自分の中で、これはお金の問題、これは人間関係の問題などと、勝手にカテゴリ別に引き出しに入れているだけで、すべて大きな意味では

『今自分が苦しいと感じていること』なのです。

そして、その『今自分が苦しいこと』を生命は感じたいのです。
なぜなら、そのような経験は魂を磨き、ダイヤモンドのように光らせるための貴重な経験だからです。

さらに、豊かな魂を作るために必要な栄養素でもあります。
ですから私は『今自分が苦しいこと』を感じるために、苦境をあえて選び、引き寄せています。

普段の食生活でも、それぞれにとって必要な、足りない栄養素を選ぶように、自分に必要な苦境カテゴリを選んでいます。

私はこの経験が足りていないから、この出来事を選ぶわとか、私はもう少しこの部分を豊かにしたいから、もう一度この経験をしよう、という風に。

それが、お金の事だったり、人間関係だったり、それぞれが自分に必要な出来事を選んでいるのです。

苦しい状況の時に楽しいことを考えようとしたり、その出来事を見ないふりをしても、なかなかできないと思います。

心の中はその思いが渦巻いて、むしろ余計に苦しくなったり、辛くなったり、時間が薬とは言うけれど、ではその薬が効くまでは一体どうすればいいの。

痛みに耐えて待つしかないのかしら、と思うでしょう。

私も苦しいなと思った出来事がありました。
ただある日、このようにも感じたのです。

私はその出来事が苦しいのではなく、その出来事が解決するまで待っている時間が苦しい、と。

そうです。
頭の中では、いつかは時間をかけて心安らぐ日が来るだろうと、問題も解決する日が来るだろうとどこかではわかっているのです。

しかし、それまで時間が苦しいのです。
『出来事』ではなく、
『苦しい気持ちを抱えた時間』こそが苦しみの原因なのではないかと思ったのです。

そして、その『苦しみを抱えた時間』を手離せないから人は苦しいのではないかと。

実際出来事自体は、どんどん先に進むので、解決に向かっています。
しかし、『苦しみを抱えた時間』を手離せていない私だけがその場に取り残されて、先に進めないのです。

ただ、ここでも私は『苦しみを抱えた時間』も、あえて自分がその時間をどれだけ持つかを選んでいるような気がします。

これも魂を強くするために必要な時間だと、重たい重りを持って負荷をかけているのです。
身体づくりをしたいのに、自分にとって軽い重りではなかなか効果は現れないでしょう。

ですので、苦境と呼ばれる状況、また苦しみの時間が長くて辛いとき、
生命は魂を磨き、豊かにし、強くするための負荷をかけてトレーニングをしています。

苦しみが強く、乗り越える壁が大きければ大きいほど、その大きな負荷に挑戦している勇敢で、強靭な魂であると思います。

そのような自分を知り、またいまある苦しい出来事は、自分が負荷をかけるために必要なものだと一旦認めることです。

そして、そのような自分を信頼しましょう。
例え、願う結果にならなかったとしても、今この瞬間にも大きな壁に挑戦している勇敢な魂である自分を。

今日もお読みいただきありがとうございます!


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