見出し画像

【761回】新幹線が通過する速さよりも、指が高速に動いているような

指文字の話。続きです。


少しずつ習得してきた僕は、ろう者が指文字を使っている場面を見たくなったのですね。

読み取れるかな?と。


とりあえず、手話のテレビなら、指文字も見れるかなと思いました。

手話のテレビならあれですね、「NHKみんなの手話です」


手話がメインで、指文字だけを取り扱うわけではないです。

でも、たしか、自己紹介とか名前を言う場面で指文字を使うのではないか。


そしたら、確かに、出会いましたよ。

ろう者が指文字を使っている場面です。


2文字の名字を、指文字で表していたのです。


NHKみんなの手話 第15課 感情に関する表現 2024年 1月19日放送

知久さんという、ツーリングが趣味のナイスガイのお話。

「私は知久です」というのですね。

「知久(ちく)」指文字なら「ち」「く」です。

僕のレベルだと、「ち」、「く」と一文字1秒ぐらいかけて指文字で表します。

知久さんご本人の指文字。「ちく」2文字で1秒かかっていません。「ち」と「く」が連続しています。速いです。とても速い。流れるように速い。

なぜか頭の中に、北海道新幹線「はやぶさ号」が通過する場面を想像してしまいました。

え、もう通過したの?

え、もう指文字使ったの?

この指文字、時速260km超えてるんじゃないの?
(北海道新幹線は最高時速260kmなんです)


まだ、「ちく」さんの自己紹介だから、確認しやすいけど、これ、3文字4文字と増えていったら、読むのはなかなか難しいぞ。

また、手話と手話の間に、指文字がちょいちょいと出てくるのだろうか。すると、さらにレベルが高い!


ところが、この素早さを見て、僕はおもしろいなあって思っちゃったんですよねえ。

こんな素早く指を動かせたら、カッコいいななんてねえ。

相手とのやりとりのための指文字だけど、今はほら、素人ですから、憧れを持って練習してもいいですよね。


流れるように、まずは「あいうえお」ができるようになりたいな。


おもしろいと思うことに打ち込めるっていいよなあ。


NHKみんなの手話、ありがとう。これからもよろしく。

今回はここまでです。