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epis Education Centreフランクフルト教室 私たちは2002年の香港で産声を上げた海外生専門の学習塾です。フランクフルトで暮らす子どもたちの学びを全力で応援します。 frankfurt@epis-edu.com http://www.epis-edu.com

最近の記事

「知っている」「知らない」の差が大きい高校受験数学

かつて早稲田大学本庄高等学院の数学の入試問題の第1問に因数分解の問題がありました。 これです。 中学3年生のみなさん、これを解くことができますか? この問題が出た年は、この第1問のこれで時間を大幅ロスしてしまった生徒が多かったそうで、数学の平均点はかなり低かったそうです。 実はこれ、ある意味非常に有名な式で、「知っていれば」1秒で解けます。 「知らなければ」結構時間かかると思いますし、全然解き方が分からないかもしれません。 以前、「不都合な真実」なんてのがありましたが、

    • 英検2級要約問題はそんなに難しくないぞ。

      今年の英検からライティングが変わります。 英検2級では要約問題が追加され、ライティングが2題となります。 大きな話題になっていて、対策をどうするかという議論をよく目にしますが、実はそれほど難化するというわけではありません。 英検も近づいてきたので、今回は発表されているサンプル問題を使ってポイントを整理してみたいと思います。 構成としては、 ・旧来の考えに加えて、新しい考えが選択肢に加わった ・その選択肢のメリット ・その選択肢のデメリット という、極めてシンプルなも

      • 定期テストを頑張ろう!

        学校の定期テストについては何度かここでも書いてきました。 そろそろどの地域の日本人学校でも中間テストの時期だと思うのですが、どのように学習を進めているでしょうか。 以前のコラムでは、「学校の定期テストは軽やかに乗り越えて、その先の深い学習を見据えよう!」というような話をしましたが、基礎事項をしっかり固めていく上では学校の学習内容は効果的です。 ですので、テストに対して、過度に大きなハードルとして捉えるのでも、逆に簡単だからといって舐めるのでもなく、現状に即した形でそのよ

        • 海外生最強説

          今日はオンライン入試報告会でした。 わたしたちフランクフルト教室とアジア地区の4教室(香港・中国)合同で実施した企画です。 わたしは高校受験の英語についてお話をしました。 一番声を大にして言いたいのが、 「海外生は海外生というだけで得してる」 ということです。 海外生の中にも英語が苦手な生徒もいるではないかという声が聞こえてきそうですが、インター、日本人学校に関わらず英語学習をする環境は恵まれています。ですので、英語をピカピカに磨いてアドバンテージにしていく環境は、間違

        「知っている」「知らない」の差が大きい高校受験数学

          時間がないからやってない!?

          今回は自責マインドについて考えてみたいと思います。 よく言われている話なので今更詳細は必要ないと思われるかもしれませんが、受験生にとっての自責マインドは合否を分ける重要なファクターになると思います。ということは、我々のような学習塾が果たす役割は、受験生に自責マインドを持つことを促していくことでもあるわけです。 もちろん受験生に自責マインドを持たせるから、受験結果に我々の責任はないということを言っているのではありません。自責マインドを持っていようが、持っていなかろうが、我々

          時間がないからやってない!?

          高校入試の「傾向」に注意!

          5月12日(日)に毎年恒例のオンライン入試報告会を実施する予定です。 今年は、自分は高校受験の英語についてお話しする予定です。 ご興味のある方はぜひ、ご視聴ください。 さて、その場でお話しする予定の内容の一つに「傾向と対策」があるのですが、このトピックに対して疑問を感じられている方も多いのではないかと思っています。 だったら話すなよ、と思われるかもしれませんが、大事なことなのでトピックとして挙げています。何が大事なのかということなのですが、 傾向なんてものはない と

          高校入試の「傾向」に注意!

          志望校を考えよう!

          新学年が本格的にスタートしました。 エピスフランクフルト教室では、本日が新学年最初のテストの日でした。 中学受験クラスは来週がテストです。 受験生にとっては気合が入るところです。 今回は志望校、特に高校入試における志望校選択について考えてみたいと思います。 ここでも何度かお話ししているように、志望校選択に関して今の成績を元に、つまり今の偏差値を元にして考えるのは良くないと考えています。 入試を翌月に控えた段階では、成績を元に絞り込んでいくことも必要でしょうが、4月の

          志望校を考えよう!

          分かったからってデキるとは限らないぞ!

          算数、数学の学習で、保護者からよく聞く声があります。 「授業では分かったと言っているのに、宿題をやるとできない。」 整合性を欠く現象に見えますが、実は非常に自然な現象です。 一番分かりやすいのはスポーツに例えることです。 大谷翔平選手を思い浮かべてみてください。 大谷選手のバッティングフォームを研究するとします。 ビデオをスローモンションにしたり、角度を変えたりしながら徹底的にフォームを分析します。 「なるほど、このタイミングで、左手はこうして、右手はこう動かすのか

          分かったからってデキるとは限らないぞ!

          海外生、旅から得られる海外体験:海外生は面接で語ることが山ほどあるはずです。

          フランクフルトはヨーロッパ交通の要所なのでどこに行くにしても非常に便利な街です。 イースター前に「春期講習に出てから旅に出よう」を合言葉に、長期休み中には旅に出られることをお勧めしておりましたが、言われるまでもなく、みなさん色んなところに出かけていらっしゃいました。 ところで、帰国生入試には面接が課される場合が多いことはご存知の方も多いでしょう。面接で聞かれる質問には、当然ながら「海外体験」に関する質問が含まれます。 これだけ気軽に周辺国に行ける交通インフラが整っている

          海外生、旅から得られる海外体験:海外生は面接で語ることが山ほどあるはずです。

          海外インター生のみなさん、中学受験をしよう!

          2024年度、東京都内私立中学の帰国生入試実施が厳格化されました。 簡単に言うと、2月1日の解禁日前に、国内在住の帰国生条件を満たしていない受験生は受験できないというルールです。 2023年度までは12月などに実施されていた入試において、マジョリティーの受験者層は帰国生でしたが、中には国内のインターに通うようなハイレベルな英語運用能力を持つ生徒も受験できる場合がありました。 それが、基準が厳格化されたことで、帰国生条件を持たない国内インター生の2月1日前の受験ができなく

          海外インター生のみなさん、中学受験をしよう!

          中学入試の社会は思考力と論理力の問題だよ。

          今日は社会についてのお話です。 社会という科目についての一般認識は「暗記」ではないかと思います。 もちろん、その側面は確かにありますが、様々な入試問題に触れていくと、違った印象を受けることになると思います。 例えば、中学入試において、いわゆる難関校と呼ばれる学校の社会の問題に対するイメージはどうでしょうか? 難度が上がれば上がるほど、マニアックな重箱の隅をつつくような知識を問われるのではないかというイメージを持つ方も多いと思います。 社会の難度が非常に高いと言われる麻

          中学入試の社会は思考力と論理力の問題だよ。

          大阪府高校入試英語C問題が熱い。

          大阪府の公立高校の英語・数学・国語の入試問題は難度別にA/B/Cと分かれています。C問題を採用している学校はいわゆる難関校ということになり、問題の難度が高くなります。 2024年度の英語C問題を見てみました。 指示文はちゃんと全て英語で書かれています。 以前、大学入試の英語の入試問題でわざわざ日本語で指示文を書く意味が分からないという話をしています。もし興味があれば読んでみてください。https://note.com/epis_frankfurt/n/n76905dfbe

          大阪府高校入試英語C問題が熱い。

          東大の和訳をやってみた。みんなもやってみよう。

          東京大学の2024年度前期入試の英語の問題を解いてみました。 和訳の問題、おもろいです。 前置きの説明があれば、東大受験生でなくとも中学生もやれるんじゃないでしょうか。 みなさんも挑戦してみてください。 Sometimes, I’d rip handfuls out and stuff them in my mouth, which wasn’t much like the way any animal I knew of ate. 「子どもの頃、スイカの果肉を動物の

          東大の和訳をやってみた。みんなもやってみよう。

          「2025」に関する数学の問題を今から考えておこう(笑)

          今年の入試では、数字2024を使った問題が多く出題されていました。 入試の定番問題ですね。 なので、来年受験するのであれば2025について、少し調べておいた方がいいかもしれません。 気が早すぎますかね? でも用意は周到な方がいいですよ。 2025とはどのような数字なのかを見てみましょう。 まずは45を2乗した数で、素因数分解すると3の4乗と5の2乗をかけた数です。 約数に関する問題が出題されるかもしれませんね。 また、調べてみたら面白そうな? 式がいくつ出てきました。

          「2025」に関する数学の問題を今から考えておこう(笑)

          大学入試の英語試験、指示文は基本的には英語でよくないですか?

          2024年度の大学入試もほぼ終了しました。残すは国立大の後期試験というところでしょうか。 各大学の問題解説は大手予備校が実施しているので、別の視点で英語入試問題について考えてみたいと思います。 内容的には、いわゆる難関大と呼ばれる学校で出題される文章の難度は、やはりそれなりに高いなと思います。通常は、英語圏で英語媒体として読まれるものをそのまま使っているので、当然と言えば当然です。 あ、難関大で出てくる文法や語彙は難しすぎであり、普通は使わないものが多いというような声を

          大学入試の英語試験、指示文は基本的には英語でよくないですか?

          海外から大学入試を目指す「中学生」のみなさん。

          現在中学生で高校受験をせずに、海外からの大学受験を想定している方は少なくないと思います。その場合、今何をすべきなのでしょうか? 例えば、この春から新中3になる場合、大学受験まで4年ほどあります。 4年というと、それなりの時間です。 そうなると、今何かしなければならないという思いには、なかなかなりにくい。また、何をすべきなのかが見えにくい、ということになりがちです。 ここで大切なのは、大学受験に臨む4年後に何が必要なのか、まずはしっかり確認しておくことだと思います。そして

          海外から大学入試を目指す「中学生」のみなさん。