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障害年金の申請書を精神保健福祉士さんが無料で作成してくださったお話

私は現在、障害厚生年金を受給しています。

てんかんの発作が起こったのは10年以上前ですが、障害年金を申請したのは数年前のこと。

障害年金の申請には初診日を明確に示すことが必須ですので、当時の病院に問い合わせて色々と申請のための書類を集めました。

それと同時並行で進めたのが、「病歴・就労状況等申立書」の作成です。

日本年金機構 (https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/todokesho/shougai/shindansho/20140516.html


これは、大変ですよね。

欄が大きいから色々と書かなきゃいけないのだろうけど、どんなことを書いたらいいのか、何を書いたほうが通りやすいのか、なんて分からないですもん。

私の場合は国内を複数回転居したことや、脳外科で検査・てんかんと診断→別の病院でてんかん専門医が手術→近所の病院に通院、など複雑なプロセスだったのですが、申請書では病院ごとに記入欄を分ける必要があったのでそれはもう、大量です。

これをやるのか・・と複雑な気持ちでいたのですが、いざ申請しようと思ったとき、当時通っていた総合病院の精神科の医師から「●●さんに頼んでおくね。」と言われました。

そしてすぐに来てくださったのが、その病院で勤務されている精神保健福祉士さんでした。

その方が「病歴・就労状況等申立書」を作成してくださったのです。

あらかじめ病院専用のノートパソコンに申請用のフォーマット(ソフトのようなもの)が入っていて、それを活用されていました。

精神保健福祉士さんが遡ってその当時の発作の状態とか精神状態などを質問してくださり、私が必死に記憶をたどりながら答えて、福祉士さんがそれを文章にしてパチパチと入力してくださる、という流れでした。

すっごく優しい人なので、「すみません、打つのが遅くて・・暇ですよね・・」と思いやりを見せてくださいました。

いえいえ、とんでもないです・・。とってもありがたいです・・。


大量なので一度にやると疲れるでしょうから、と気を遣ってくださって、日にちをあけて計2日に分けて作成してくださいました。

できあがったらプリントアウトしてくださったので、それを握りしめて日本年金機構に申請にいきました。

申請も無事に終わり、3か月後に通りました。

*****

私は障害年金のことを全く知らなかったので、しばらくして社会保険労務士さんに頼むのが一般的だということ、その場合はお金がかかることを知ってびっくりしました。

公的な病院だったからなのかは分かりませんが、私の場合は無料で作ってくださいました。

もちろん審査に通っても、病院や精神保健福祉士さんに報酬を払う必要はありません。

(とても感謝しているので、御礼に差し入れは持って行きました)


世の中は不思議な構造だなあと思う今日この頃です。

そしてむしろ、福祉はこうあるべきなのでは・・とも思う今日この頃です。

病院が無料で作成してくださるケースもあること、そしてその場合も審査が通るケースもあること、を知っておくとよいかもしれません (^^)


ではでは。

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