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障害者雇用 現職場のみなさまにご挨拶

転職先が決まって、人事部長にも退職日を認めていただいた。

あと2カ月弱。


その後続々とご挨拶に回っているのだが、みなさんの反応には共通している特徴がある。

それは、目を輝かせて応援してくださっているということである。

もちろん部長をはじめ人事部の正社員さんは、がっかりした様子を見せてくださった。
・・・心底善人であり、やさしさに満ち溢れているといえよう。

一方で、他の部署で仲良くしてくださっている正社員さん、ほかの障害者の方々、派遣社員の方々は口をそろえて「おめでとうございます!」とおっしゃってくださる。

「あーよかったですね!」と言われたときにはなんだかとても良いことをした気分にさえなった。

どうやら、「条件のいいところに昇進するね、おめでとう!」という感じらしい。

障害者の方も派遣社員の方も、いろいろと思っているところはあるようで、私が退職します、転職しますと伝えると「実は私も考えていることがあって・・・」と悩みを打ち明けてくださる場面に何度も立ち会った。

ふだんは明るくふるまっている方々も、思うところはあるようだ。

「ここはもったいない」と思ってくださっていた方もいた。(それぐらい、給与が低いためである・・・)

思い起こせば、かつてその方から「転勤族?」と聞かれ、「いえ、ずっとこの地域です」と答えると腑に落ちない表情を浮かべていた。

どうやらその方はこんな低賃金で働くのには納得がいっていなかったようで、知り合いに夫が転勤族だからパートで働いているという女性を見て、私も同様なのだと思っていたそうだ。

「障害者なのもあって」と伝えると、目をまんまるにしていた。

私が障害者であることを、知らなかったようだ。

転職前に彼女の謎が全て解けてよかった。

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人事部のTさんは、もう4年勤務されているのでベテランの域に達しているのだが、あと1年で有期契約から無期契約に変わる可能性が高い。正社員ではないので、そうなると賞与がない。退職金もない。

だから最近、転職も頭にあったそうだ。

Tさんは体調も良好だし、熟考して取り掛かるのでミスも少ない。

転職先の新たな環境でも問題ないだろう。

賞与や退職金に相応した人材である。

よって、私が今回利用したエージェントを紹介した。(応募するかどうかは分からないが)

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挨拶をひととおり終えて、今度は引き継ぎである。

さっそく私が担当していた業務の一覧リストを作成した。

いたってシンプルである。

マニュアルも作業をしながらこれまで書き進めてきたので、こちらも問題ない。

これで実際の引き継ぎを行えばバッチリである。

人事部長によると、私の後任の方については、今度実施する障害者採用試験で決めるか、派遣に依頼するかのどちらからしい。

私のほうはもう、準備は万端であるので、いつ来ていただいてもかまわない。

気分はすがすがしい。

すがすがしい思いで、後任の方が来てくださるのを今か今かと心待ちにしている今日この頃である。

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