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じわる😂『ニッポン47都道府県正直観光案内』

『ニッポン47都道府県正直観光案内』
著者 宮田珠己さん

『ニッポン47都道府県正直観光案内』

和歌山から始まり京都で終わるガイドブック。
47都道府県の紹介順に意表を突かれ手に取った本書。

1番和歌山、47番京都……だと!?

1県7ページ前後でまとめられているのに、ちょっぴり変わった自然のアクティビティや博物館に関する情報がめちゃくちゃ充実していました。


『ニッポン47都道府県正直観光案内』

web連載等をまとめた本書、こちらで連載第1回目、和歌山編を読むことができました。

1県目、和歌山県

夏に行くと想像以上に水量が少ない那智の滝。
2回以上行く人はマニアだと思うので、
ぜひ、貴重な1回は雨降りの後で見学してください。

「和歌山は遠過ぎる。白浜空港に着いても、目的地までもう一回飛行機に乗りたくなるはずた。そして和歌山から熊野と高野山を取ったら海とみかんしか残っていない。」
衝撃の冒頭ですが、人生の1/4ぐらいを和歌山で過ごした私としては、事実でしかないwwwので、敗北感と高揚感が入り混じったような、変な気持ちになるwww
「通学路熊野古道だから」と和歌山出身の友人が淡々と語るのを初めて聞いた時は「なんかやばい!からだじゅうみちあふれる野生のエナジ〜♪」とか思っていたけど、本当に熊野古道は現代をも包み込んでくれる大らかさを持っており、結局私も住ませていただきました!

緑なのに激ウマな由来早生みかん、
ぜひ和歌山まで食べに来てくださいね!

あと、冬は誰かがみかんをくれるので、住んでいる間贈答用以外のみかんを買ったことはない。
みかんについては、広島住みの方も愛媛住みの方も同じですよね?

串本ダイビングパーク

紹介されていたのは、海中公園のダイビングパーク、確かに良い!ダイビングまでしなくても、シュノーケリングで十分大冒険できるし、本当に近畿の海とは思えないレベルの透明度だった。アジアの海代表に出しても、まじでかなり綺麗な方なのでは?なんといっても人口密度がめちゃくちゃ低いから!
さらに紹介されていた、「すさみ町立エビとカニの水族館」にも、いつか食べに行きたい。食べる場所ではありませんけど、でも本当に、お腹が空きそう。

イルカエサやり体験、バケツ1杯300円@くじらの博物館
待ち時間はもちろん0秒なので、♾️エサやり可能!

太地町立くじらの博物館でも結局腹が減り、鯨の刺身とイルカの魚じゃが?いや、肉じゃがだ!を、いただいて帰りました。なかなか色々食べられるんですよ、和歌山。伊勢海老の漁獲量も日本2位ですから!

ホテル浦島

「地下迷路感ある温泉、サンダーバード好きはぜひに」と押されていた、半島を丸ごと温泉宿にしてしまった「ホテル浦島」。

お部屋から、波際まで歩いて行けるのか?

館内には2種類の源泉があり、7種類のお風呂は全て完全源泉掛け流し!波飛沫をかぶる距離で海が間近に楽しめる巨大自然洞窟温泉は「絶景」の一言に付きます、ここなら全裸で海に向かって仁王立ちしても大丈夫!
他にも、日本一長いエスカレーター、毎日那智勝浦産生マグロの解体ショー、波止場からは遊覧船でお出迎え(船が嫌いな方には陸ルートあり)などなど、アトラクションも突っ込みどころも万歳。
温泉好きや変わったもの好きの人は行かずに死んだらもったいない!
ただ、海が近すぎて温泉の至る所に野生のゲジゲジが居るので、「そんなん見るぐらいなら如何なる楽しみも要らんわ」という人は絶対に来ない方が良いと思います。私は7種類ほぼ全部の温泉で見ました。
それを差し引いても「最高、ぜひ行って!」と思うけど。温泉とお部屋の通路とか、迷路のような不思議系お土産屋さんとか、うらぶれた感じの巨大ゲームセンターもあってバブル遺産感も楽しめる。チェックアウト後もめちゃくちゃ太っ腹に温泉に入らせてくれ、バスタオルまで貸していただきました。
硫黄感がなんとも堪らん絶景温泉だった。

日本2周目は、これ持って回ろう

和歌山の写真は橋杭岩が最も多いそう。

関東平野全体に広がるダサさの原因は関東平野、不思議ちゃん東北などなど、独自の視点の県分析がガシガシ刺さり、「ぐふっ」と、1人笑いが止まりませんでした。
普通の観光地はひと通り巡って2周目を始めようという時にぴったりの図鑑遣いしたい1冊!
和歌山、行きたくなっていただけたでしょうか?www


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