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3年目の嘉那生誕

あまりにも温かかった日のことを忘れたくなくて、ここに記しておこうと思います。
いちオタクの備忘録であり、独り言なんだなと思っていただけると。

2023年12月16日。
嘉那 presents『Turn the Night』
NightOwl・長谷川嘉那の生誕ライブが開催されました。

2021年1月、NightOwlに加入した嘉那ちゃんにとって、3度目の生誕ライブ。

1年目は、同じ日に生まれた百城凛音との合同生誕で「Shining Ray Remix」のダンスステージを2人で披露。
2年目は、古巣であるSO.ON project OSAKAの後輩たちと当時歌っていた曲で共演。
そして3年目の今年は、同事務所の後輩グループであり、振付を担当しているJINKSとダンスで共演。

こうして振り返ると、お誕生日をお祝いする場というよりも、なにか新しいことに挑戦する場と言ったほうがしっくりくるかもしれません。

完璧主義なところがあって、自分が納得のいくまで決して妥協を許さない嘉那ちゃん。毎年生誕ライブが近づいてくると、特典会で「緊張する……」と言葉を漏らし始めるのがお決まりです。かわいい。

長谷川嘉那といえば、圧倒的なダンスパフォーマンス。日を重ねるごとに、ファンにとってもアイドルにとっても、その共通認識が色濃くなっているのを感じます。

一番に踊ることが大好きで、ダンスの表現力で自分の思いを届けて、たくさんの人を魅了してきました。

そんな嘉那ちゃんが、今年10月にデビューした後輩グループ・JINKSの振付を担当したと発表されたとき、自分の夢が叶ったみたいに本当に嬉しくて。

過去に何曲もNightOwlの振付を振付師であるALISAさんと共作してきたのは知っていましたが、JINKSでついに振付師として独り立ちということです。

しかも、お披露目する5曲のうち、3曲も。ただでさえ自身のスケジュールが過密ななか、その合間を縫って福岡まで飛んでいき、振り入れをしてきたそう。

その姿をJINKSお披露目の日まで一切見せなかったのが、常に自分のことより人のことに一生懸命な嘉那ちゃんらしいなと。

そのJINKSが生誕ライブに福岡から駆け付け、トッパーとしてフロアを盛大に沸かせてくれました。受け取ったものを噛み締めるように、出し惜しみしないように、全力でぶつかってきてくれたから、嘉那ちゃんが登場する前に既にフロアは熱くなっていて。

そしてついにステージに登場し、LE SSERAFIMの「ANTIFRAGILE」と、振付を担当したJINKSの「Wonderland」を共演し披露。

ここでは一切歌わずに、ダンス一本で魅せて、届けてくれました。

指先まで神経を尖らせ、JINKSともぴったり息の合ったダンスに圧倒されたのはもちろんですが、なによりも踊ってる姿が心から楽しそうで、幸せそうで。

そんな嘉那ちゃんを見ているのがとにかく幸せでした。ずっと踊っていてほしいし、踊ってるのをずっと見ていたい。そう感じるしかなかったです。

photo by
@nameless4645

そして、NightOwlが登場。
セットリストにもみんなへの思いを詰め込んだとのことで。その人によって受け取り方は違うと思いますが、自分の理想や誰かの理想と比べたり、思い悩んだりするなかで、自分だからできること、自分にしかできないことに気づき、自分のことが前よりも好きになれた。私はそんなポジティブな印象を受けました。

SE3 Night Beat
1. Feel Alive
2. グッドバイバイ
3. 夜明け前
MC
4. Precious Time
5. Shooting Star
6. Living my day
MC
7. ロンリー・ナイトパレード

「夜明け前」はNightOwl加入後に初めてリリースされたEPの一曲。
出会いも別れもこの曲に記憶されているはずで、当時には見せられなかった煌めきが、いくつもの山を乗り越えた清々しさのようなものが、この日の嘉那ちゃんの笑顔から感じられたように思います。

そしてMCでの伊桜ちゃんの声かけから、会場のペンライトは紫一色に。嘉那推しもそうじゃない人も、みんなが紫色を灯す光景は愛に溢れていました。

photo by
@nameless4645

「Precious Time」を選んだことからは、辛いことがあったとしても、NightOwlでの活動が誰よりも大好きで仕方ないんだろうなという思いと、嘉那ちゃんが大切にし続けてきた感謝の気持ちが強く伝わってきました。

時折歌うことの難しさを溢していた「Shooting Star」。嘉那ちゃんが一人でサビ終わりの歌唱を任されたのはこの曲が初めて。何度も苦戦していましたが「歌も頑張るから」とずっと口にしてくれていたように、それを乗り越えて、嘉那ちゃんの歌声がしっかりと響き渡っていました。

なにより、この日一番記憶に残っているのが、最後に披露した「ロンリー・ナイトパレード」。

加入してから初めて、最初から自分のものとして歌割りをもらった曲の一つ。そのこともあってこの曲は、嘉那推しにとっても、すごく気合いの入る曲です。

全国から嘉那推しが集まって、フロア前方に駆け寄って叫んだ "嘉那ちゃんコール" 。今までで一番大きな声を嘉那ちゃんに届けられたんじゃないかな。汗だくで満面の笑みで叫んでたみんなの顔も、びっくりしながらも泣き笑いしていた嘉那ちゃんの顔も、きっとずっと忘れることはないと思います。絶対に忘れたくない。

そして、「独りじゃない」。

この日だけは全員で。思わず笑っちゃうぐらい声は揃っていませんでしたが、会場にいた一人ひとりの思いが込められたからこその瞬間でした。すごく温かかった。

私たちには知らないこと、見えないことのほうが多いですが、嘉那ちゃんは独りで苦しい時間をたくさん過ごしてきたんだろうなと思います。そんな嘉那ちゃんが口にする「独りじゃない」は、自分への鼓舞でもあり、周囲の人への鼓舞でもあると思っていて。

何度も口に出し続けていた言葉が、言霊のように現実になると実感できた瞬間が、この日の「独りじゃない」だったんじゃないかなと。

そのことは、直前のMCでも感じたことでした。
1年目の生誕ライブから「言葉で伝えるのが苦手」と言っていた嘉那ちゃんが、今年はマイクを握ったまま離したがらなかった。「より一層ダンスで気持ちを届けていく」という意思表明を、自分の言葉で堂々と話している姿は、本当に頼もしくて自分の殻を破ったように感じました。

この時間が惜しいから、終わらせたくないとも。

得意を伸ばすことのほうが、人って楽しいものだと思います。嘉那ちゃんにはダンスという並外れた得意なものがある。

それなのに、歌で届ける、言葉で届けるという、苦手なことにも向き合い続けてきた3年間。毎日少しずつでも直向きに歩み続けてきた嘉那ちゃんの努力があったからこそ、3年目のこの日に花が咲いたんじゃないかと勝手ながら感じます。

嘉那ちゃんが一人ひとりを心から大切にして、たくさんの幸せを与え続けてきてくれたから、2023年12月16日という日が、みんなからの嘉那ちゃんへの愛で包まれたんだと思います。あなたが温かい人だから、温かい日になった。

改めて、お誕生日おめでとう。
NightOwlの長谷川嘉那になってくれてありがとう。

嘉那ちゃんに出会えて、あなたが推しで、心の底から幸せ者です。

photo by
@nameless4645



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