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なぜ私たちはそれに恐怖するのか

「さて、わたしもそろそろ帰るか…」

1人残された事務所。外はすっかり陽が落ちている。
時折ヘッドランプがほの暗い事務所を照らしていく。

私は立ち上がり、給湯室へ向かう。
照明は付けず、部屋から延びている僅かな灯りの中、
保温マグカップに残ったお茶を捨て、蛇口をひねった。

そのとき。

視界の隅で何かが微かに動いたような気がした。





G





Gだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!


恐ろしい。げに恐ろしい。


しかし、冷静に考えて、何がそんなに恐ろしいのでしょうか。


色カタチ?予測不能な動き?速さ?


でも、Gだけじゃないですよね?ハエだって上記に当てはまりません?
同じ害虫のカテゴリだし。

でも、ハエも嫌だけど(私はそれほど)怖くはない。

3億年前からほぼ変わらぬ完全体としての姿や生命力に畏怖するのでしょうか?(ショウジョウバエの起源は1億2千万~8千万年前らしいので人類にとっては結構な先輩だけどGの足元には及びませんな)

それよりも。

「Gとは恐ろしいもの」
と幼き頃からなんとなく刷り込まているからかもしれません。


PMは広い視野が必要だと感じていて。

仕事においても、
”○○のときは△△” ”○○の解決法は△△” みたいなテンプレがあるとき、
そういうもの、として解釈するのではなく、

「なぜそうなのか?」
「他の選択肢はないのか?」

と考えてみる、(良い意味で)疑う習慣をつけるように最近意識しています。


じゃあ考えてみましょう。

本当にGは恐怖の対象なのか、なぜ私たちはそれに恐怖するのか…


知らん、こわいものはコワいんじゃ!!!

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