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好きなことよりも得意なことを軸にした方がキャリア設計しやすい説

何を書くのか


今回の記事では採用と組織づくりをしていた人事の視点で
得意なことを軸にキャリア設計を考えている人の方が応援しやすいなと思った背景や理由をつらつらと書いていきます。

誰向きの内容なのか


・好きなことを仕事にしようとしてるけど、なぜか全然結果が出ないよ
・これから好きなことを仕事にして生きていこうとしてるよ
って思っている方に何かヒントになるかも知れません。

本題


キャリア論とかそのあたりに触れる前に大前提のところから認識をあわせておきたくて、

・そもそも日本は資本主義社会
・資本主義とは価値を金に変え金を価値に変えるサイクルを回すもの
・価値には人の社会的価値も当然に含む

この市場背景のもと会社が運営されていたりフリーランスが仕事を受注したりしているわけですよね。

なので個人関係なく1つの仕事そのものが価値を提供したことに対して報酬としてのお金を受け取ることが出来る、これが原理原則といえます。

なので特に会社での組織づくりにおいても
・いかに組織全体が発揮できる価値をもっと大きくするのか
・そのために組織の量と質を高めていく必要があり
・量は毎年一定数の退職があるからそれ以上の採用が必要である
といった流れで組織と採用が紐付いてきます。

なので、採用においてどんな採用人材像が設定されたとしてもその大前提のところで「社会的価値を発揮できること」という判断基準が存在します。

ここで大切なのは採用人材像の変化に依存しない点です。
皿をきれいにするという価値、土を深く掘るという価値、車を安全に運転できるという価値、その他いろいろ

皿を洗うのが好きでも1枚洗うのに1時間かかるであったり、キッチンをびっちゃびちゃにしてしまって、皿より周りが汚れるという方よりは

大して皿洗いが好きなわけではないけれど1時間に100枚ぴっかぴかに出来る方の方が採用しやすいよねということになります。

まぁでも最近はビジョンドリブンみたいな考え方が主流になりつつあるので、完全にことの通りにはならないところもあるんですが

さすがに最低限のボーダーはあるし、ビジョンドリブンを言い訳にされるのはしんどいって話でもあります。

ここで、
「それってサラリーマンとして生きようとするからですよね」
「オレはもっと自由に生きていくからそんなの関係ねえ」
みたいなご意見をいただくことが多くて

私自身、人は人、自分は自分、他人のご意見は尊重したいと思っている人間ですが、こう言いたい

まぁちょっと待て、

やっと記事に貼り付けているマトリクスの話になるのですが、
得意×好き か 得意×嫌い このどちらかでないとまともな収入にならないです。

好きなことして生きていけてる方は前者ですね、もうちょっと言うと好き×得意だったかもしくは好き×苦手を好き×得意まで昇華したのかどちらかですね。

なので大前提が得意、つまり他社より上手く出来ること
そしてそれがこの世の中において価値があること。

なのであなたが今どこかで躓いているとしたらご自分のスキルセットを見直してみましょう。

ジョハリの窓のように、自分の得意を第三者目線を含め明確にして、そこを軸に動くようにしてみたら何か変わるかも知れません。

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