Enthalpy

書くのが好きな「書く中毒」。

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最近の記事

新聞の記事から考える。「グーグル、検索に生成AI」。

グーグル、検索に生成AIという記事が掲載されている。 GoogleがOpenAIを脅威に感じている事は以前聞いたことがあるし、今朝の朝刊でも以下の記事が掲載されている。 本記事では「グーグルが発表した主なAI技術」のリストがあるが、この中には使いたいものは今のところない(笑)。 ピチャイCEOは「ジェミニ」というソフトで「強力な検索体験」を作り出すことが出来ると述べている。 少し考えてみると、例えば調査などでScience Directのようなサイトを閲覧する際に、も

    • 朝刊の記事から考える。「脱炭素戦略年内に策定」に思う。

      「脱炭素戦略、年内に策定」という記事が出ている。 上記の記事に依ると、岸田首相は「経済社会全体の大変革と脱炭素への取り組みを一体的に検討し、40年を見据えたGX国家戦略として官民が共有する脱炭素への現実的なルートを示すものにしたい」と述べたという。 いつの間にこんな大袈裟な話になってしまったのだろう。 2040年と言うのは「GX2040ビジョン」の事だろうか。 曖昧模糊とした話がどんどん大きくなって取り返しのつかない事になりつつある気がする。ここ数年はやれ方針策定だ、

      • 「「怒り」のマネジメント術」(安藤俊介、朝日新書)

        アンガーマネジメントに関する「怒りのマネジメント術」を手に取った。 様々な手法があるが、著書も述べているように「走る」「歌う」「掃除する」のようにいくつか「効く」方法を頭に入れておき、人間関係に支障をきたしかねない怒りという感情を上手くマネジメントするしかないと思う。 「EQ」という本では「情動のハイジャック」という言葉が使われていたと記憶している。まさに言い得て妙である。 アンガーマネジメントという言葉のの広まりもあってか、最近は、そこまで怒る人はあまり見ない気もする

        • 「世界一やせる走り方」(中野ジェームス修一、サンマーク出版)

          「走る」と「やせる」の関係について気になっていたので「世界一やせる走り方」という気になる一冊を手に取った。 著書の中野さんはマラソンの選手でもランニングの専門家でもなく体づくりの専門家と「はじめに」で述べている。私自身、今は本格的に走っているわけではないので、どちらかというとやせるためのTips集として興味深く読んだ。 例えば「脂肪燃焼に適しているのは、「ゆっくり長く走る」という項目。それこそ駅伝やマラソン大会に出るなどという目的と異なり、「脂肪を燃やす」、「減量する」の

        新聞の記事から考える。「グーグル、検索に生成AI」。

        • 朝刊の記事から考える。「脱炭素戦略年内に策定」に思う。

        • 「「怒り」のマネジメント術」(安藤俊介、朝日新書)

        • 「世界一やせる走り方」(中野ジェームス修一、サンマーク出版)

          感動するコード進行。

          清水ミチコさんが、感動するコードがC G Am Fの進行だと言っている。これは本当の話。 ある程度、定石的な進行はあると思うのだが、清水さんも言及しているように、ビートルズのLet it beを始め、最近の曲でも結構使われており非常に汎用性が高い。 以上。

          感動するコード進行。

          朝刊の記事から考える。「日本のガソリン、G7最安」に思う。

          朝刊の記事に「ガソリン、G7最安」という記事が掲載されている。 今回はこの記事を元に少し頭の体操をしてみたい。 記事の冒頭には「政府は4月末で終了予定だったガソリン補助金について 7度目の延長を実施した。」と言うところから始まる。 そして、「電気やガスの補助金は5月末で切れ、ガソリン補助金は 政府が進める脱炭素政策にも逆行する。」 いつもの事だが、この「脱炭素」という単語が出てくると、どうも雲行きが怪しくなる予感がする。その後、脱炭素の親玉であるIEA(国際エネルギー

          朝刊の記事から考える。「日本のガソリン、G7最安」に思う。

          体重減量の記録(2024年5月9日更新)。万歩計のデータから考える。

          昨年の5月19日以降継続している減量について更新したい。 ほぼ一年が経過したが、2024年5月5日時点で、その時に比べ最大15.8キロ減まで減量した。その経時変化をFig.1に示す。 今回は2月20日から導入した万歩計で計測した歩数を元に、もう少しデータを分析したい。(以下様々な前提を置いているが一旦ここでは割愛する。) Fig.2で2024年2月20日を基準に一日当たりの歩数と累積歩数の経時変化をグラフ化した。 一日の歩行量は平日で10000歩強。休日は出来るだけ歩

          体重減量の記録(2024年5月9日更新)。万歩計のデータから考える。

          朝刊の記事から考える。「飲料大手、緑茶刷新の春」とお茶戦線雑感。

          「飲料大手緑茶刷新の春」という記事が出ている。 伊右衛門、綾鷹などのリニューアルの他、最近安価なプライベートブランドが増えているらしい。ただ、記事の冒頭に、サントリーの部長さんの発言で「過去最低の状況。」と不穏な書き出しから始まっている。 個人的には、最近暑くなってきたので自販機を利用する事が多い。 個人的には濃い味のする綾鷹を購入していたが、いつの間にか自販機のメ ニューから消えていた。記事に出てくるアサヒ飲料の「颯」も飲んでみたが、ハマるには至らなかった。 あるい

          朝刊の記事から考える。「飲料大手、緑茶刷新の春」とお茶戦線雑感。

          朝刊の記事から。「逆境のESG」に思う。

          逆境のESGという記事が掲載されている。 何事かと思ったが、内容はESGを巡るややこしさがコンパクトにまとまっていて、素朴に面白いと感じた。 興味深い動きが、記事の中にも言及されている「反ESG法」の存在である。同様に、エクソンモービルが環境団体に訴訟を起こしているという点も大きな論点となるだろう。 飛躍したことを書いて恐縮だが、エネルギー問題は社会の様々な側面を映し出すプリズムのようなものだと思う。この記事のテーマであるESGも、米国大統領選の影響下にあってであろう、

          朝刊の記事から。「逆境のESG」に思う。

          引用・「120kgから55kgになり人生が一変!体型、体調、メンタルまで整った-65kgダイエットの中身」

          -65kgのダイエットに成功した女性のビフォーアフターの写真が凄い。メンタルが整って健康的になられたと言うのが何より。

          引用・「120kgから55kgになり人生が一変!体型、体調、メンタルまで整った-65kgダイエットの中身」

          清水ミチコ「スピッツ作曲法」。

          清水ミチコのスピッツ作曲法が本当にスピッツっぽくて秀逸。 以上。

          清水ミチコ「スピッツ作曲法」。

          「必ず結果を出す人の伝える技術」(佐々木かをり、PHPビジネス新書)

          経営者、佐々木かをり氏の「必ず結果を出す人の伝える技術」を再読してみた。2012年ショ初版。肩の力を抜いて読めるが、面白い。新書らしい新書。 多分本書を手に取った頃を思うと、個人的には人前でどうプレゼンするかを考えていた時期と重なる。永遠のテーマではある。 「使ってはいけない言葉22」と言う箇所はとてもうなづきながら読めた。自分が言うのも然りだが、自分が聞き手に回っているときも確かにあまり使ってほしく無い言葉を上手く纏められていると思う。 例えば「大変です。」 大変っ

          「必ず結果を出す人の伝える技術」(佐々木かをり、PHPビジネス新書)

          "国際エネルギー機関(IEA)"改革はなされるのか。小考察。

          杉山大志氏が興味深い記事を寄稿されている。 OPECがIEAを批判しているという記事を読んで少し考察したことがあった。 この際、IEAさんは解体していただいて大いに結構、というのが偽らざる感想である。 冒頭の杉山さんの記事の中で紹介されているレポート、 "Energy Information Has Never Mattered More-So It's Time to Reform the IEA" も大変参考になった。IEAの改革を提案しているが、それはパンドラ

          "国際エネルギー機関(IEA)"改革はなされるのか。小考察。

          「1日9000歩で健康寿命延伸」に思う。

          ネットのニュースで少し面白い記事がある。1日9000歩歩くと良いと言う記事がある。 個人差はあると思うが、一日1万歩は歩きたいところ。 以前、定期試験の前、部活の時間が無くなると明らかに体が鈍っていたのを最近思いだした。思えば、あの状態がずっと続くのがいわゆる運動不足かもしれない。 1日2万歩だと平日は支障が出そうだが、それでも、もしそれができるだけの時間と体力があれば、リバウンドなどどこ吹く風だろう。わざわざダイエットをする必要もなさそう。 以上。

          「1日9000歩で健康寿命延伸」に思う。

          「無敵の筋トレ食」(岡田隆、ポプラ社)。

          ボディビルダーの岡田隆さんの著作「無敵の筋トレ食」をパラパラ読んでいる。 そして、鶏ムネ肉をファミマに買いに行きたい衝動に駆られる(笑)。 あるいは、(近所にないが)岡田さんの勧めるやよい軒や大戸屋にも少し行きたくなる。 さすがに筆者はボディビルダーを志した事はないが、それでも食事の重要性は近年、痛感しているのと、本書がエッセイのように読みやすいので、「肩の力を抜いて読めるトレーニング・健康本」としても楽しめる。 5月の健診を控えているので、食事と緩めの筋トレを始める

          「無敵の筋トレ食」(岡田隆、ポプラ社)。

          太宰治「虚構の春」の前衛性。

          短編が好きである。その原体験は太宰治の初期の短編群である。 中でも「二十世紀旗手」は全てが前衛的な恐るべき短編集である。 その中の「虚構の春」は何やら日記のような手紙のような、奥野健男氏の巻末の解説の言葉を借りれば実に風変わりな作品である。改めて読むと、発表された昭和12年頃の市井の人々の生活が今読むと非常に興味深い。 例えば以下のような下り。 「会社に入って1ヶ月半、君は肉体が良いから、朝鮮か満洲に行って貰いたいと頼まれました。」 …これ、当時の配属ガチャか(笑)

          太宰治「虚構の春」の前衛性。