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東急プラザ渋谷での『映画えんとつ町のプペル展』のプレゼン

おはようございます。
クレヨンしんちゃんのオープニング曲を聴く度に「『オラは人気者』の方が良かったなぁ」と思ってしまうキングコング西野です。
#クレヨンしんちゃんは
#オラは人気者
#ちびまる子ちゃんは
#走れ正直者
#これに尽きる

さて。
「『西野亮廣エンタメ研究所』は、ビジネス書ではなく、リアリティーショーだ!」と謳うのならば、酸いも甘いもドジも逆転劇も、余すところ無く正直にお見せするしかあるまい。

今日は「東急プラザ渋谷での『映画えんとつ町のプペル展』のプレゼン」というテーマでお話ししたいと思います。

先に言っておきます。
バッキバキに徹夜なんで、テンションが無駄に高いです!
我慢して読んでください。

東急プラザ渋谷は広かった

映画『えんとつ町のプペル』の公開が迫り、全国様々な場所で、コラボ商品や、コラボ企画や、コラボイベントが立ち上がっております。
※今日から大阪の「あべのハルカス」の空中庭園で『えんとつ町のプペル 光る絵本展』が始まります。

そんな中、昨日、「東急プラザ渋谷」に行ってまいりました。

11月末から始まる個展の下見です。

当初は、「東急プラザ渋谷一階にあるフリースペース(普段は観光案内所)での個展」という話だったのですが、東急プラザ渋谷のスタッフさんがイケイケな方で、「ここも使ってください」「このスペースも使ってください!」と提案してくださり、結局、東急プラザ渋谷の『全フロアのどこか』をお貸しいただけるととなりました。
期間中、東急プラザ渋谷が丸々一棟、『えんとつ町のプペル』になるのです。
#スゲーな

下見をさせて頂き、最初の感想は「とっても楽しい話だけど、展示スペースが思っていたよりも広いので、何か手を打たないとな」でした。

期間中、
『光る絵本展』は六本木ヒルズで展開しますし、
『えんとつ町のプペルができるまで展』はHMVミュージアムで展開しますし、
町を絡めたイベントは道頓堀で開催しますし、『フィルムパネル展』はNORA美容室に展開します。

それらと差別化を図れる手札は『えんとつ町のプペルのミュージックビデオで使用した素材』で、東急プラザ渋谷では『ミュージックビデオ展』を予定していたのですが、それにしても、展示スペースが広い。
なんてったって、展示スペースは「東急プラザ渋谷の全フロア」です。
#全フロアて

下見後。

アトリエに籠り「さて、どうしようかしら」とウネウネと打ち手を探っていたところ……スタッフさんから「展示できると思っていたミュージックビデオの素材で、使えないものがいくつか出てきました…」という連絡があり、さらに旗色が悪くなります。

展示スペースが広くなったのに、展示物が減っちゃったわけですね。

もともとは、あのミュージックビデオの魅力を一人でも多くの方に知ってもらいたくて企画したのですが、『ミュージックビデオ展』と打ち出して、展示スペースがスカスカだと、逆にガッカリを生んでしまいます。

メディアに情報をリリースしなくちゃいけない期限が迫っていたので、すぐに「ミュージックビデオ展は辞めましょう!」とスタッフさんに伝え、そこから代案を考えます。

そんなこんなで、ここからが僕のプレゼン(代案)です。

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①東急プラザ渋谷のスタッフさんから「スタンプラリーがしたいんです」という提案がありました。

東急プラザ渋谷さん的には、「どこか一ヶ所ではなくて、各フロアに足を運んでいただきたい」という思いがあるのでしょう。

もちろん、その希望には応えたいですが、「ただのスタンプラリー」では大人客は集まりません。

さて。どうしましょ?

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②下見で気になったのは、とあるフロアの「この場所」です。

いわゆる「通り道」ではなく、少し奥ばった場所で、気を抜くと、見過ごしてしまいそう。

それに、なんだか、この場所(あの突き当たりの丸いスペース)、なんか造形物を置きたくなりませんか?

僕は置きたいです。

……というわけで、あそこにスタンプラリーの最終ポイントとして『クリスマスツリー』を展示しましょう。

なんてたって、映画『えんとつ町のプペル』の公開は12月25日。そう、クリスマスです。

ここを絡めないわけにはいかないでしょう。

……とは言うものの、どんなデザインのツリーを置きましょう?
『えんとつ町のプペル×クリスマスツリー』の正解って、ナンダ?

そこで、思ったのですが…… 

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③プペルの顔って、ツリーっぽくありません?

ツリーの台座を赤の鉢(巨大バケツ)にしてしまえば、そのままクリスマスツリーになります。

ようし!

プペルの顔をした大きなクリスマスツリー『プペルツリー』を、あの場所に展示して、東急プラザ渋谷のイベントは、館内のどこかにある『プペルツリー』を探すイベントにしちゃいましょう。

そうだ。それがいい!

ツリーも、せっかくなら、バルーンがいいな。 

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④『えんとつ町のプペル』のラストシーンで、大量の風船が出てくるので、相性もいい。
緑色のバルーンで、巨大な『プペルツリー』を作るぞ!
#もはやプレゼンでは無くなっています
#これは業務連絡です

そんなことを考えていたら、デザイナーの「かんかんサン」から、「暇だったので、プペルにクリスマスの装飾をしてみましたー。これをポストカードにして、クリスマスに誰かにプレゼントしませんか?」と連絡があったので、「プペルの頭に『星』を付けてください!はやく!」とお伝えして……

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⑤……こう!

このポストカードを、スタンプラリー(無事にプペルツリーを見つけ出して、スタンプをコンプリートした人)の景品にしませんか? はい、します!
#一人で喋ってます

ここから逆算していくと、『煙突』なんて、相性が良いに決まっています。
サンタクロースの出入り口は『煙突』なので。

……というわけで、

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⑥ 館内のどこかに、スタンプラリーのチェックポイントの一つとして『ミュージックビデオ』で使った巨大煙突を展示しませんか? します!すぐにスタッフに確認をとります。
#一人で喋っています

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⑦ちなみに、僕、昔、『ZIP&CANDY』というクリスマスの絵本を描いたのですが、そこに出てくるクリスマスツリーが『プペルツリー』っぽいので、『プペルツリー』の近くには、CANDYちゃんを置いておきましょう。
分かる人には分かる興奮ポイントです。

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⑧スタンプラリーのチェックポイントの一つとして、こちらの巨大パネルを展示してください。

こちらのパネルには、期間中、僕がチョコチョコ訪れて、ライブペイント(ラクガキ)をします。
#ここでリピーターを獲得できると思います

トロッコの後ろには「プレゼントの山のように見える大量の風船」を描いて、トロッコの前には「トナカイ」を描けば、クリスマスになるじゃん。

……あと、自宅にあった有り合わせで作ったので、申し訳ないですが…

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⑨グッズで、こんな傘(子供用・緑)を用意すると喜んでもらえると思います。

こちらのグッズ制作は吉本興業の動きが遅ければ、株式会社NISHINOでやっちゃってください。
『えんとつ町のプペル』は「プペルが星を手に入れる物語」なので、いい感じだと思います。
※上の『星』は取り外し可能だといいっすね!

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⑩そんなこんなで、開催まであまり時間がないので、あとは宜しくお願い致します。
僕は仕事に戻ります。

お客さんは勿論のこと、東急プラザ渋谷さんを絶対に勝たせてください。

しかし、西野が天才で本当に良かったですね。
おめでとうございます。


現場からは以上でーす!


【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

【※企業様向け】映画『えんとつ町のプペル』のチケット協賛はコチラから↓

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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』
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このnoteは2020年11月13日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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