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【就活】「ディズニーの3つの部屋」に倣う

ウォルト・ディズニーの3つの部屋

ディズニーリゾートの創始者であるウォルト・ディズニーの自宅には3つの部屋があったようだ。彼はこれらの部屋を、「夢想家」の部屋、「批評家」の部屋、「実務家」の部屋の3つに分けて使用していた。

夢想家の部屋は、夢を広げるための空間である。どうすれば素晴らしいだろうか、ワクワクするだろうかと、批判を排除した自由な発想で夢を大きくしていく。

批評家の部屋は、夢に対して実現不可能な理由を探す空間だ。資金の不足や支援の不足、未踏の分野であることなど、障害となるさまざまな要因を洗い出す。

実務家の部屋は、夢想家と批評家の部屋での議論を基に、実現への道筋を探る空間である。例えば、施設を作りたいが資金がない場合、どうすれば資金を集められるかを考え、具体的な課題に焦点を当て解決策を模索する。

ウォルト・ディズニーはこれらの部屋を行き来しながらアイデアを具体化してきたという。それぞれの部屋の視点から徹底的に思考を深め、他の部屋の考えと組み合わせることで、アイデアが具体的で説得力のある形に成熟していくのである。

就活でも「3つの部屋」に倣う

就活をしていると、前日の夜に感じた「何でも出来る」という自己肯定感が、朝には無くなり不安がどんどん増していったり、夕方にはやるべきタスクが多すぎて「まぁ明日でいいか」と後回しにしてしまうこともあるだろう。

就活でも、夢想と批評と実務をごっちゃにして漫然と考えるのではなく、それぞれを考える空間を分けてみたらどうだろうか。

夢想家の部屋

将来の夢を考える空間だ。制約は気にせずに「何でもあり」の気持ちで自分の理想的なキャリアを考えてみよう。場所は、外の景色が見渡せるベランダなどが良いのではないだろうか。

批評家の部屋

内定を得たり将来のキャリアを実現するにあたって、様々な障害や制約を考える空間だ。「多くの業界を志望するとエントリー時に作業負荷が半端ないのでは」「大学のOBの採用実績がないが大丈夫だろうか」など、様々な制約を考えてみよう。

場所は、あまりマイナスな感情にならずにじっくり考えることができるお風呂(湯舟の中)はいかがだろうか。

実務家の部屋

「夢想家の部屋」と「批評家の部屋」での議論を勘案して、内定やキャリア実現のために道筋を立てる部屋である。場所は、書斎(自分の部屋の机)が適しているだろう。

このように、「夢想家の部屋」「批評家の部屋」「実務家の部屋」を分けておけば、夢を堂々とイメージすることができ、不安が突然に頭をよぎって打ちひしがれることもなく、適した方法で就活も前に進めることができそうだ。

付記

ちなみに、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、キャリア採用がメインのようだ。転職活動でも「夢想家の部屋」「批評家の部屋」「実務家の部屋」に分けて考えるやり方は効果があるだろう

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