見出し画像

【就活】将来が不安なときの対処法

就活をしていると「志望企業から内定がもらえるのだろうか」などと不安になるときがある。そのようなのとき、どのように考えて対処すれば良いのだろうか。


書籍「新訳 道は開ける」(D.カーネギー著)にそのヒントが書かれていたので紹介したい。

まず、日々の心構えとしては、

  • 今日というひと区切りを生きる

ということが大事だ。

そして、不安を感じるときは次の順序で対処する。

  1. 「最悪の場合、どんなことが起こりえるか?」と自分に問いかけてみる

  2. 必要ならば、それを受け入れる覚悟をする

  3. 落ち着いて、最悪の事態にならないように改善してゆく

今日というひと区切りを生きる

私たちは今この瞬間、ふたつの永遠が交差する狭間に立っている。無限に広がる過去と、そしてこれまでに流れてきた時間の端に突き刺さった未来との狭間だ。そのふたつのどちらにも、私たちは生きることができない。一秒たりともである。そして、そこを生きようとすると肉体も精神も破滅に追いやることになってしまう。だからこそ、自分が生きることができる唯一の時間をしっかり受け止めなくてはいけないのだ。今この瞬間から、今夜眠りに就くまでの時間を。

新訳 道は開ける(D.カーネギー著)

就活を進めていると、「どうしてもっと早く就活を始めなかったのだろう」「この前の面接でもっと上手く答えられたのに」という後悔をするときがある。あるいは、「今後の面接で上手く答えることができるだろうか」「納得できる内定が得られるだろうか」といった不安を抱くときがある。

しかし、これは無限に広がる過去これまでに流れてきた時間の端に突き刺さった未来に生きていることになる。「そこを生きようとすると肉体も精神も破滅に追いやることになってしまう」のだ。

今この瞬間から、今夜眠りに就くまでの時間をしっかり生きることに注力しよう。

ただ、言うまでもなく、将来の計画や備えについてはじっくりと考えなければいけない。

もちろん、明日のことは考えなくてはいけない。じっくり考え、計画と備えとをするべきだ。だが、不安を抱いてはいけないのだ。

新訳 道は開ける(D.カーネギー著)

そして、不安に陥ったとき、あるいは、不安に陥りそうになったときには次のような順序で考えると良い。

1)「最悪の場合、どんなことが起こりえるか?」と自分に問いかけてみる

恐怖心を棚上げして『最悪の場合どんな失敗が起こりえるのか』ということを、ありのまま検討してみることです。

新訳 道は開ける

就活における最悪の失敗としては、例えば、第一志望群はおろか第二志望群の企業の内定が得られないことだろうか。

2)必要ならば、それを受け入れる覚悟をする

起こりえる最悪の事態を想定したら、今度は必要ならばそれを受け入れる決意をすること。

新訳 道は開ける

第二志望群の企業からも内定が得られない状況を、いったん心で受け止めよう。そのような場合でも、どこかの企業には内定がもらえるかも知れないし、起業、大学院進学、就職留年など道はいくつもある。

3)落ち着いて、最悪の事態にならないように改善してゆく

心で受け止めた最悪の事態を改善すべく、落ち着いて時間と労力を注ぎ込むことです。

新訳 道は開ける

第二志望群の企業からも内定が得られない状況を、いったん心で受け止めたら、今度は、志望企業から内定を得るためにはどうしたら良いか、落ち着いて深く考えて、その対策に時間と労力をつぎ込むようにするのだ。そうすれば、おのずと志望企業の内定が近づいてくるだろう。

おわりに

1月から会社説明会や本選考が本格的に開催され、志望企業の内定が取れるかどうか、不安に思う就活生も多いだろう。そんなときは「今日というひと区切りを生きる」という心持ちで過ごし、不安を感じた場合には今回紹介した対処方法を実行すると良いだろう。

  1. 「最悪の場合、どんなことが起こりえるか?」と自分に問いかけてみる

  2. 必要ならば、それを受け入れる覚悟をする

  3. 落ち着いて、最悪の事態にならないように改善してゆく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?