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【就活】「ストレス解消法は?」と聞かれたときの答え方

就活の面接で「ストレス解消法」を問われるときがある。このときの答え方について考えてみよう。


「ストレス解消法」を質問する意図

「ストレス解消法」を質問する意図としては大きく3つあると考えられる。

  • ストレス耐性があるかどうか確認したい

  • どのようなときにストレスを感じるのか知りたい

  • ストレスへの向き合い方を知りたい

ストレス耐性があるかどうか確認したい

仕事を進めていくうえで、少なからずストレスを感じる場面も多々あるだろう。そんなとき、ストレス耐性がゼロであれば、入社早々に退職してしまうリスクもある。このため、一定のストレス耐性があるかどうか確認しておきたいのだ。といっても、面接の場だけで就活生のストレス耐性を測るのは至難の業だ。質問の意図は次に挙げる2点がメインになる。

どのようなときにストレスを感じるのか知りたい

どのような仕事が向いているかを見るために、人間関係でストレスを感じるのか、あるいは、在宅ワークで一人で仕事をしているときにストレスを感じるのかなど、どのようなときにストレスを感じるのかを確認しておきたいのだ。

ストレスへの向き合い方を知りたい

ストレスへの向き合い方を知ることによって、学生が適切にストレスに対処しているかどうか確認するためである。

「ストレス解消法」の回答ポイント

(1)自分のみの解消方法と、人との解消方法をそれぞれ挙げる

ストレス解消方法には、自分のみで解消する方法と、人との関係性で解消する方法がある。違ったタイプの解消法を持っていることをアピールするために、それぞれ一つずつ挙げるのが良いだろう。

自分のみで解消する方法としては、「体を動かす」「ぐっすり寝る」「料理をする」「おいしいものを食べる」「本を読む」「音楽を聴く」などが考えられる。

人との関係性で解消する方法としては、「家族と話す」「恩師に相談する」「友人とカラオケに行く」などが考えられる。

(2)ストレス発散ではなくストレス解消という方向にする

ストレス発散しているだけと思われないように注意しよう。先の例の「カラオケに行く」はストレス発散の度合いがやや強いため、「友人に相談する」などとした方が良いかもしれない。

(3)ストレスをあらかじめ避ける対策についても補足する

ストレスをあらかじめ避ける対策を補足的に言及すると良いだろう。仕事には問題発生が付きもの。問題を未然に防ぐ力は、仕事を進める上でも重宝されるため、印象は良くなるだろう。

(4)ストレスは感じない、いつの間にか慣れるはNG

「ストレスは感じない」「いつの間にか慣れる」といった回答はNGだ。(たとえ本当にストレスを感じないのであっても)問題を見過ごしたり、見て見ぬふりをしているのではないかという印象を与えてしまう

<ねえ山羊さん、なぜ君は動きもしない時計をいつもぶらさげてるの?重そうだし、役にもたたないじゃないか>ってさ。<そりゃ重いさ>って山羊が言った。<でもね、慣れちゃったんだ。時計が重いのにも、動かないのにもね>。

「風の歌を聴け」村上春樹(講談社)

おわりに

就活の面接で「ストレス解消法は?」と聞かれたとき、基本的には自分が普段おこなっているストレス解消法をベースに、上記に挙げたポイントに留意して回答を組み立てると良いだろう。

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