4月上旬になり本選考も本格的になってきた。志望企業に来春入社するイメージトレーニングとして、入社式の社長メッセージを眺めてみるのもの良いかもしれない。
今回は、2024年4月に開催された入社式での社長メッセージをピックアップしてみた。
マツダ
新入社員は新しい環境に慣れるのに精いっぱいだと思うが、長期的なロードマップを描いてみることも大事だろう。人生100年時代、先行きも不透明な時代でキャリアをどう歩んでいくべきか、ある程度の道筋を立てたい。
「何をしたらいいか皆目見当がつかないが、考えてみるというプロセスが大事」というところは、就活にも当てはまる。
伊藤忠商事
時代の趨勢だろうか、社長挨拶でChatGPTに触れていた。さすがに社長挨拶はChatGPTにヒントをもらっていることはないだろう。
ADKホールティングス
ADKホールディングスの入社式では、AIアバター「AI-CEO」が、新入社員それぞれに対して、カスタマイズされた歓迎メッセージをリアルタイム生成したようだ。
新入社員が画面越しに自分の名前を伝えると、新入社員のプロフィール情報などを事前学習した「AI-CEO」が、パーソナライズドした歓迎メッセージをリアルタイムに生成する、とのこと。
どのような歓迎メッセージが生成されたか分からないが、リアルタイムに生成されるということで人事部担当者はドキドキしながら見守ったのではないだろうか。
おわりに
今回の記事を書くにあたって、公開されている入社式挨拶を見てみたが、その多くで「大切にしたいこと」として触れていたものを挙げておこう。
まずは健康が大事
同期をはじめ、関わる人たちを大切に
失敗を恐れるな
これからの数十年間、変化の時代ということは間違いないが、大切にしたいことは昔からあまり変わっていない気がする。