コーチング日記 2024/4/8

2年近く前からコーチングを受けている。
学びの多い時間だけど、時が経つと忘れてしまう。これからは記録を残していこうと思う。

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冒頭では必ず「チェックイン」があり、今の気持ちを話すところから始まる。

「憂鬱です」と伝えると、「入ったときから何だか違う雰囲気だなと思いましたよ」と言われた。

過去にも同じようなことがあり、きっと今回もバレているんだろうなとは思っていた。画面にうつる私の表情や空気感だけで、伝わってしまう何かがあるんだな。コーチの感度が高いというのもあるだろうけれど。

今日は、最近起きたちょっとネガティブな出来事を扱うことにした。

その事象が起きてから、とりあえずくしゃくしゃっと丸めて引き出しに突っ込んだままの状態にしていた。きれいに折りたたんで、しまい直したかった。

「今日はその出来事を味わい尽くす時間にするということですね」

「その出来事を受けて、えんなさんの中にはどんな感情がありますか? 汚い言葉でもいいので、まずは全部出してみましょう」

そう促され、思いつくままに出していく。ショック、疑問、不安…

ひととおり出し終わると、「感情を表す言葉リスト」を提示された。改めて、その中で該当するものを一つひとつ選んでいく。嫉妬、当惑した、むきになる、淋しい…
数十個あるうちの、8割くらいは当てはまっていた。

「やってみて、どう思いましたか?」

「大きな出来事だったんだなと思いました。あまり考えないようにしていたけど、こんなにいろんな感情が生まれていたんだなって」

続いて、それらの感情の中から「特に聞かれたがっている声」はどれかと問われ、「むきになる」と「当惑した」を選んだ。

それぞれの感情に対して、「それってどういうことなんだろう?」「何が起きることを恐れているんだろう?」「それって本当に起きるのかな?」と紐解いていく。

コーチからの一つひとつの問いかけに、「分かってる…頭では分かってるんですよ…」となりながら、それでも折り合いがつかない感情について一緒に整理していく。

今日のいちばんの学びは、「こう振る舞えば評価されるのではないか」と努力することは、相手をコントロールしようとする行為である、ということ。相手が自分をどう思うかなんて、コントロールできるはずがないのだ。

指摘されて初めて、なんて傲慢なんだろうと恥ずかしくなった。

私はまだ、自分の行動に対する相手の反応に期待してしまうところがあるんだろうな。自分と相手の間に、ちゃんと線を引かないといけない。

ドラマ「僕の姉ちゃん」の中で、「デートに誘う勇気までが私のもの。それに応えるかどうかは相手の問題だから、知らん」みたいなセリフがあったのを思い出した。

私は私にできることをやる。それを周囲がどう受け取るかは、知らん。

そう思えるようになるには、まだまだ訓練が必要だ。

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