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#012 | 社会福祉法人星槎 事務局担当 | ティンクル上野川保育園 主任保育士 齋 雄己 さん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第12回は、神奈川県横浜市と川崎市にて4つの保育園を運営する社会福祉法人星槎 事務局担当であり、ティンクル上野川保育園 主任保育士 齋 雄己さんにお話を伺いました。




―主任保育士としての仕事内容は?

主任として職員のシフト管理や教育を行いつつ、2歳児クラスを受け持ち、保育士業務にも従事しています。

シフト管理は配置基準を順守しながら、保育士・調理師・栄養士18名の出退勤・時間帯ごとの業務等を設定しています。行事が重なるとシフトの調整が大変なこともありますが、半休などを取り入れながら上手く調整しています。

―「社会福祉法人星槎」事務局としての仕事内容は?

事務局としては、川崎市主催の就職説明会への参加や求人募集など人事採用業務と、理事会評議員会の運営、また毎月の園長会にて書記などの業務を担当しています。

―入職何年目から役職に就きましたか?

当法人は川崎市に3園、横浜市に1園、合計4園展開しております。
1年目に所属したのが野川南台保育園(川崎市)です。
入職2年目にティンクル瀬谷保育園(横浜市)の新規開園に際し、立ち上げを手伝ってくれないかという話しをいただき、自分の勉強にもなると思い異動しました。
異動して3年目(入職4年目)から副主任という役職を3年間担当し、入職8年目から現在勤務しているティンクル上野川保育園に主任として異動し、今年4年目になります。

(新規開設園の立ち上げに携わった際のエピソードを教えてください)
入職2年目と自分もまだ駆け出しの状態で右も左も分からないまま立ち上げに参加させていただきました。
行事や保育の進め方も何ひとつ実績がない状態からのスタートなので、職員皆でミーティングや試行錯誤を何度も重ねながら、基盤を作りあげていく過程は良い経験になりました。
また、園児も全員が一斉スタートだったので、3歳児も4歳児も全員が泣いておんぶに、抱っこに、大変な状況でした。笑
既存園では新入園児が泣いていることはありますが、進級児の3~4歳児もみんな泣いている!という立ち上げならではの一面を知ることができたのも自分の中ではとても良い経験になりました。

ー「ティンクル上野川保育園」の自慢は?

当園は1歳児~5歳児まで各クラス10名、合計50名の保育園で、マンションの一階にある保育園です。
乳児も幼児も同じフロア、フラットなところに生活しているので、自然と年上の子が下の子のやさしく思いやりをもって接してあげる習慣が身についていることが自慢かなと思っています。
子どもたちも上の子にお世話された経験から、1歳児の子が泣いていたら2歳児の子が頭を撫でてあげていたり、ティッシュを持ってきてあげたり、子どもたち自身で自然に年下の子のお世話ができています。
職員が、担任クラスだけではなく他のクラスの様子をすぐ見に行ける環境は当園のいいところかなと感じています。

また、職員間の仲の良さも自慢のひとつです。
お休みの日に先生同士でお出かけしたり、仕事が終わった後にご飯を食べに行くこともあります。
時間にもよりますが、行事の後にお疲れ様会を設けるようにしています。

(系列園との交流はありますか?)
川崎市内の3園は子ども達の足でも歩いていける距離にあるので、運動会は3園合同で小学校の校庭を借りて行っています。ティンクル上野川保育園は定員50名の保育園ですが、3園合同にすると各年齢30~40名の人数になります。年長クラスのソーラン節などは一体感や迫力も出てくるので見ごたえもあり、年少・年中クラスの子どもたちにもいい刺激になっていると思います。
運動会以外にも公園で会った時に一緒に遊んだり、他の園で行う焼き芋大会にお邪魔させてもらったりしています。

―どのような人が園で働くのに向いていると思いますか?

明るくて笑顔が素敵な方です。
園児とも保護者の方とも接する仕事になります。
暗い顔をしていると親御さんの不安にも繋がりますし、先生が明るくないと子どもも元気をもらえないと思います。
また、コミュニケーション能力も必要なスキルなので、人としゃべることが好き人は保育園に向いているのではないかなと感じております。
もう一つは健康管理です。子どもがのびのびと楽しく遊べるためには、先生が健康で、元気なことが必要だと思います。
 
(採用担当として、就職説明会や園見学に来られた方々の表情はよく見ていますか?)
そうですね。
初めてだと緊張して笑顔が引きつってしまう方もいらっしゃいますが、慣れてくれば自然と笑顔が出てくると思っていますので、説明会などではどれだけ受け答えができるかという部分を重視して見ています。

(ご自身が気をつけていることは?)
体調管理をなるべく気をつけるようにしています。
保育園にかかわらず、人が多く集まる場は感染症が広がりやすい傾向があります。
保育園には子どもがかかりやすい季節性の感染症が多々発生しますので、できるだけ子どもからうつらないように、食事と睡眠に気をつけながら過ごしています。
また、入職1年目から保護者や子どもと接するときは、笑顔での対応を心がけています。

―保育士として心掛けていることは?

『笑顔』『元気』『明るさ』に加えて、年上の保護者の方と関わることもありますので、信頼関係を築けるように距離感や言葉遣いにも気を配っています。
また子どもたちにとって、楽しくて面白い先生でいたいと思っていますので、子どもが楽しめるようなことを常に考えながら日々子どもと関わっています。

―スキルアップするためやっていることは?

研修会や自分が興味のあるものにはできるだけ参加するように心がけています。
また役職柄、園長の次に責任を負う立場でもあるので、日々報道される保育関連のニュースはテレビ、スマホなどで情報収集しております。
上に立てば立つほど保育現場から離れるので、現場のことも忘れず、今流行っているものについてもアンテナを張りながら学んでいます。
川崎市や宮前区から定期的にいろいろな研修会の案内が来るので、他の職員にも周知し、その中から学びたいものがあれば園長に相談して参加しています。
また、政府による処遇改善制度の取り組みの一つ『保育士等キャリアアップ研修』も周りの職員含め受講させていただいています。
受講した内容を会議の時に他の職員へフィードバックしたり、報告書も提出しています。

―有休、育休は取りやすい環境?

私がティンクル上野川保育園に来てからの4年間で、育休を取っている職員が2名おり、育休を推進をしています。
有給休暇に関しても職員の希望を聞き、取りやすい環境を作っています。
私を含め、子育てをしている職員が多いので、お子さんの突発的な発熱等で園からお迎え要請の連絡が入った時にも、他の職員が代理で入るサポート体制は整っており、皆で協力しながら臨機応変に対応しております。

―最後に、これから保育士を目指す学生さん、えんみっけ!を見て園探ししている方に向けて一言!

保育士はとてもやりがいのある仕事です。営業職のように目に見えて結果が出るような仕事ではありませんが、一年間を通して子どもたちの成長を感じられます。経験を積めば積むほど、いろいろな年代を見れば見るほど、やっていて良かったと感じます。最近ではニュースでも特異なケースに注目が集まっていますが、やりがいも感じられる仕事だと思うので、是非諦めずに保育士を一緒に楽しくやっていきましょう。


法人としての業務や園の主任業務に加え、クラス担任も受け持ちとてもお忙しいだろうと思いますが、穏やかで落ち着いていて何が起こっても動じないような安心感が印象的でした。
「子どもたちにとって面白い先生でありたい!」そうおっしゃる齋さん。
子どもたちからも人気がある先生なのでしょうね!
齋さん、ありがとうございました。

今回お話をお伺いした、神奈川県川崎市 ティンクル上野川保育園(社会福祉法人星槎)の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
園見学も受付中です!


インタビュー掲載期間:2025年3月31日迄


幼保学生・求職者のみなさまへ 

現役保育士さん、採用担当者さんなどに聞きたいたいことリクエストを受け付けております。
*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
インタビューリクエストはこちら:https://forms.gle/7r7wV359JPJhakik9