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心の大掃除
実家の大掃除が終わりました。自分たちはやれるだけ精一杯やったつもりですが、一般の目線で行けばきっとどこもかしこも指先で「スーッ」とやれば余裕でボロが出る状態だと思います。でももう腰も痛いし、無理して怪我しても仕方ありませんから(と誰に言い訳しているんだろうか?)
何故か今年の年末は、色々と懐かしいものが現れました。今回はそんなお話がメインです。
あの花は今?
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実家の裏手の掃除中にこんな姿を発見しました!これはかつてここで記事にしたあの百合の花です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703934339268-LTqoqwnePz.png?width=800)
人懐っこく家の中を覗き込むかのようなその姿が印象的だったのですが、時間の流れはすごいものですね。あの伸び方をしたまま死んでいます。
こういう姿を感無量というのでしょうか?なんかもう素晴らしい生き方をして大満足のうちに大往生したというお姿に見えます。枯れたまま咲き続ける百合の花は正直始めてみた気がしますが、もうその全身から「我が人生に悔いなし」という言葉が聞こえてくるようです。
思い出のアルバム
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ところで実家に帰ってから自分の机の引き出しを開け、そこにあるアルバムに最近入手した昔の写真を追加しようとしました。
思い出タイム突入
そうするとやっぱり予想通り、時間が飛ぶように過ぎてゆきました。思い出漬けになってしまったのです。
まだ見える僕の目の中に、懐かしい小中学生時代の自分や友達の姿が飛び込んできます。高校のバンド活動の写真などもあり、見ればきっとどれもただ「懐かしさ」ばかりを感じるだろうと思いきや、面白いことに懐かしいというよりもちょっと前のことくらいの感覚で当時の気持ちが蘇ってきます。
その時かかっていた音楽や聴こえていた音なども脳内で再生されてゆくようで、懐かしさの海に全身で浸かるかのような感覚でした。
嫌なこと、辛かったこと、楽しかったこと、幸せに感じたこと、切なかったこと、色々な体験をして今に至っていることを思い知らされます。体の細胞はとっくにまるごと新しいものに入れ替わっているのでしょうけど、
体験というものは多少都合よく変化しながらもちゃんと残っていくものなのですね。
大切なもの
当時の友達にもちょっと共有してみようという気持ちにもなり、そういうきっかけが生まれることも楽しいなと感じます。
でもそれよりも、今でも共有しあえると思っている仲間がいることそのものが、宝物ですよね。
VHSビデオ
さらにさらに、こんなものまで出てきました。昔懐かしいVHSビデオデッキです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703934962347-AKuZeHGL4d.jpg?width=800)
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なんともまあ懐かしいです。デッキ以上にこのビデオテープというでっかい記録媒体が印象的です。
自分はオープンリールの時代の人間ではないものの、音声記録はカセットテープの時代にあって、ビデオテープを初めて見たときの、このビックな印象はそれはもうものすごいものがありました。
きしめんの様な記録媒体
カセットテープがうどんならば、このビデオテープはきしめんのごとく幅も厚みもある強そうな記録媒体でした。この中に通常2時間、3倍録画なら6時間もの画像が記録されていたのだから、驚きですよね。
実はえんじろう、DVDやブルーレイは殆ど触っておらず、動画はPCで見たり記録したりしてきたのです。だからひと昔前の動画記録って言うといきなりこのビデオテープにまで戻っちゃうんですよね(笑)
8ミリビデオなんてものにも、随分お世話になりました。
鑑賞会はじまる
![](https://assets.st-note.com/img/1703935542190-FMD0TRtwPg.jpg?width=800)
もちろんこうなりゃ動画鑑賞会をするしかありません。ラベルもないこのビデオテープには一体何が記録されているのだろうか?ちょっと怖い気持ちもあったのですが再生!
ってか今では「ブルースクリーン」と聞くとPCのあれを連想してドキッとしてしまいますが、ビデオデッキの情報表示の背景っていつからかこのブルースクリーンになったのですよね。それまではビデオデッキからの画面表示自体がなかったので、当時はこのブルースクリーンがあこがれの対象だったりしました。
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ビデオテープから飛び出てきたのは「ドラえもんとのび太くん」でした。もちろん昔の声で嬉しくなりましたが、ノイズがすごいです。3倍録画でしかもこのテープ何度も上書き録画してあったのでしょう。
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こちらは標準録画で記録されていたため、ノイズもなくとても綺麗に残っていました。結構好きだったNHK木曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負」は、音声もステレオで迫力あります。ってか、なぜこれを丁寧に録画していたのだ?
Hi-Fi Stereo
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さてこの上に書かれた「Hi-Fi Stereo」の表示。ステレオには左右2つの音声が記録されているという明確な定義がありますが、Hi-Fiについて調べると、特に「この条件を満たしたものをそう呼ぶ」という資格めいたものはないみたいです。
たしかに当時のいろんな音響機器に「Hi-Fi」の文字があった気がします。原音に忠実にノイズ少なく良い音(を目指して作られたもの)ならば、そう名乗れるみたいです。
振り返り
![](https://assets.st-note.com/img/1703937559342-W4gDm6RuqW.jpg?width=800)
掃除に始まり、そこからアルバム、花、ビデオと「時」を感じる出来事が続きました。これにはなんらかのメッセージでもあるのでしょうか?とにかく心をたくさん動かされた大掃除だったことは確実です。
どんな今にも、今しかない今に感謝とか、そんなことを考えたひとときでした。
このnoteというものも、公開目的だけでなくある意味1つの心の中を整理した状態で様々な思いを残せる記録媒体ですよね。
録音録画と違って脳内のフィルタリングの後の記録というのは、より個性があって意味深い記録だなあと感じました。
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