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テオ・ヤンセン展@千葉県立美術館

千葉県立美術館で開催されているテオ・ヤンセン展に行って来た。千葉県誕生150周年記念 オランダ文化交流事業、という謎の能書きだが、テオ・ヤンセンの作品が見られるのは嬉しい。
会期2023/10/27-2024/1/21 入場料大人1000円は良心的。
わたし自身は2010-2011年の科学未来館の展覧会、2019年の札幌芸術の森での展覧会に続く3回目のテオ・ヤンセン。現在も製作を続けている現役のアーティストなので、新作も見られるのが嬉しい。
ストランドビースト、と名付けられた、風を動力源とした作品は、他の動力源なく、生き物のように動き回る。基本はプラスチック管を結束バンドでつなぎ合わせた構造で、ペットボトルに集めた空気を蓄えたものを噴出して瞬発力のある動きを見せる。
会期中に1回だけ、屋外での行動展示があったのだが(終了)、見に行けず、館内で1時間に1回行われる「リ・アニメーション」という、大型のビーストを動かす展示を見る。


以下、ビーストの写真を幾つかあげるけれど、動いている姿は圧巻。是非、動画検索などして、見て貰いたい。また、オランダの風の強い海岸を歩むストランドビーストの画像は、ちょっと、野又穣の絵画の世界を見ているような幻想的なおももちである。
【追記】1月に数回、美術館の中庭でストランドビーストが歩行するイベントが急遽決まったようです。事前申込制(といっても平日開催で200人まで受け付けるので余裕だと思う)。


アニマリス・オムニアの尾
アニマリス・オムニア
アニマリス・ムルス
アニマリス・ウミナミ
アニマリス・カリブス
アニマリス・ウミナミ
アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス

学名のような作品名をつけ、タピディーム期、ヴァポラム期、セレブラム期、アスペルソリウム期、アウルム期、ブルハム期、フィルム期と、機構の進化による変遷を分類し、ビーストの様々な姿を見せてくれる。古い作品も、こうして世界中で展示されることで、ビーストの更なる進化に寄与している。
屋外展示の映像、機構の解説CG、原材料の解説も丁寧で、ビーストの動きを自分で押して体感できる展示もある。
是非とも体験を!

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