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毎日読書メモ(79)『サキ短編集』(新潮文庫)

津村記久子『サキの忘れ物』(新潮社)を読み始めたところ。まだ表題作しか読んでいないけれど、えもいえず良い。ゆっくり味わいながら読みたい。

サキ、は掛詞になっているんだけど、その一つが作家のサキ。一瞬「最後の一葉」?、と思ったがそれはO.ヘンリーでした。えーと、サキといえば「開いた窓」か。それはこの小説の中にもちらっと出てくる。

サキ(Saki)は、苗字も名前も含有したようなペンネーム。久しぶりに名前を聞いて懐かしい。文庫本の短編集を読んだきりだが、短編小説かくあるべし、とも言うべき凛とした印象が残っている(って何年前のことだろう)。

現在の新潮文庫版はイラストの表紙になっているが、わたしが読んだ『サキ短編集』はサキの肖像写真が表紙だった。検索したら出てきたので見出しに貼っておく。サキの風貌については『サキの忘れ物』の中でも触れられている。

一冊新しい本を読むと何冊もの懐かしい本が喚起され、読みたい本がどんどん増えていく。津村記久子『サキの忘れ物』(講談社)については近日中にまた改めて。

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