[保育]高校偏差値下から2番目の高校から保育園長になれたわけ
私は仮にも頭が良いとはいえないです。
高校入試の時にアルファベットを書けば入学出来るような学校に行ってたくらいで、勉強には全く興味はない!
保育の世界に入ったのも、元々子どもと関わるのが好きというのもありますが、勉強とはかけ離れた世界だから、馬鹿な自分でも出来るんじゃないかという安易な理由からです。
そんな安易な理由だから、いやーめちゃくちゃ怒られまくりましたね。
何を考えたらいいかもわからないし、ただ鬼ごっこしとけばいいわけじゃないし。
何かをさせることに必死になっていて、保育をやめようと思ってた時期もありした。
それでも、施設長として、保育をコーディネートしながら、実践的な論文でも賞をいただけるほどまでスキルがあがりました。
○保育感が変わった理由とは・・
ずっとチャランポランなおバカをやってましたが、ある日、園で、自分の担当のクラスの子どもが大怪我をしました。原因は副園長が園庭環境を変えたことで起きた事故でした。当時3年目の私は、自分が引き起こした怪我でもないし、どういう対応をしたらいいのかもわからず、保護者に寄り添わない対応をずっとし続けました。役職からも、病院行くほどの怪我にも関わらずほぼ私に丸投げ状態で、保護者対応も全くと言っていいほどしていませんでした。
そんなものだから、案の定保護者からもすごく罵声の如く浴びせられ、生々しく保護者からの声を聞きました。
どんな気持ちで預けているのか
子どもを思う気持ちを涙ながらに語られると、当時のバカな自分にも心に響き、このままじゃいけないと思うようになりました。
反面教師にはなりますが、自分の保育感をしっかりと持つことが重要だとこの時に知りました。
○保育者にとっても面白いと感じる保育を
今まではやらせることを目的に置いていましたが、私は面白くないと感じてました。常にぷんぷん。
「私が楽しい」ってなんだろう?と考えた時、そこから私は園の決まりを勝手に破りまくり、私も子どもも楽しめる保育を始めました。
毎月描く絵クソ喰らえ
みたいに。笑
でも、まだ子どもの興味を読み取ることをしていなかったので、単純に部屋を廃材だけにしたり、ライトテーブルなどを部屋に常設したりしました。
いまのわたしからするとやってる風ですが。笑
○子どもの興味の予測ができるようになった理由は
やってる風の保育を始めてからは、子どもの姿がどんどんと変わっていきました。保護者からの反応も変化し、他クラスの保護者からも楽しそうという声も増えました。
では、なぜ子どもも保護者も変化していったのか?
ここで私は、実践的保育の論文をすることにしました。とは言っても、職員と子どもの姿をもとに、
こんなことに興味持ってるんじゃない?
こんなことに気がついたんじゃない?
と、とても論文とは言えない内容ですけど、これをまとめた経験が今にいきています。
論文を書いたことはきっかけで大切なのは、保育を語り合うこと。
これをやり始めてから、どんどんと子どもたちへの視野が広がっていきました。
現状としてはこのきっかけから、今の私の武器になり、読み取る力を評価してくださる方が増えてきました。
○保育者の育ちも保育と一緒
ある程度経歴を積むと、保育者を育てる立場になります。あまり育てるという言葉は使いたくありませんが。
子どもには失敗から学べるような工夫をしているのに、保育者にはあれこれ教えこみのように真逆のことをしていました。これが自分の中でしっくりこない。
それはなぜか。自分の頭で考えることを保育者に対してはしていないからです。
人の育ちには必ず頭を使わなくてはなりません。
なので、極力自分で考え行動できるような関わりを新人の保育者にしていました。
それが、どんどんと新人を見る数が増え、集団になり、結果としては施設長をやっても問題ないくらいのスキルまで磨くことが出来ました。
一人一人の特性を見ながら行っているので結果として分析力が特化してきました。
○保育者等のさらに前に出る自分でいないといけない。
だからといって、スキルだけでは生きていけないので、どんな困りごとにも対応できるよう保育の勉強を行うようになります。これがとっても楽しい。
現場の職員の誰よりも最新にアップデートする努力が施設長には必要だと思ってます。
○結論 知識的な勉強ももちろん大切だけども、1番大切なのは好きなことをとことん突き詰めること。
確かに、学校の勉強は退屈で自分にとっては合わなかったです。なので、こういう文章を書く時も変なところも多いと思います!
でもあの頃の自分と比べても、今の方がかなり勉強しています。
そして、それを現場にどういうふうに浸透させていくかこれも考えています。
僕が評価されているところは、結果として、頭の良さからではなく、組織力と分析力の二つがあるからだと思っています。
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