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技能講習へ

銃の所持許可は有効期間が取得後3回目の誕生日までなので、今年は更新の年です。
自動車免許と違って通知のハガキとかは来ないし、誕生日の1カ月前までに更新しないといけないというトラップがあります。そして更新するには3年以内に発行された講習修了証明書、1年以内に発行された技能講習修了証明書、医師の診断書などが必要です。そうです、私が銃を持って人質とって立てこもったり、市中で銃を乱射するようなやべーやつではないことを証明してもらうためにまたメンタルクリニックに行って診断書を発行してもらわないといけないのです…
私の場合、講習修了証明書はギリギリ3年以内なので今回は経験者講習は(もちろん受講してもよいのですが)パスし、技能講習を受けることにしました。初心者の時の教習射撃は自分で射撃場を探して都合の良い日程に申し込めばよかったのですが、技能講習は警視庁のwebsiteに場所と開催日程が複数提示されていて、所轄に行って空きを確認して申し込むというフローでした。

初の技能講習ということもあり、やや緊張しながら到着。弾は射撃場で購入しましたが50発買う必要がありました。撃つの1ラウンドじゃないのか?と思いましたが、1ラウンドやって1枚も当たらないともう1ラウンドやるらしい。
参加者は10名程度でした。
まずは会議室で銃の組み立てや分解をやります。弾が入っていなくても銃口が人の方向に向くと厳重注意されるので組み立てもいつにも増して神経を使いました。
また、この射撃場で本当にあったこわい話として、ある人が食事のために銃を銃掛に置いたまま席を外し、その間に他の人が間違ってその銃を使って射撃をし、食事から戻ってきたら銃が見当たらないのでパニックになってその場で警察署に自分の銃が見当たらないと電話。すぐにパトカーが数台駆けつけて周辺の道路は封鎖、検問、射撃場の上空は警察のヘリが飛んで大騒ぎになったそうです。おそろしすぎる…結果銃の盗難とかではなく取り違えだったことが発覚し、銃を置いて出た人は管理責任が問われ、人の銃を自分のと間違えて使ってしまった人も銃刀法違反で許可取消になったとか。

また別の話で、私は去年狩猟免許取得後に銃砲店の人に教えてもらって所持許可の用途に狩猟を追加してもらうために所轄に行きました。「狩猟」というハンコウ押してもらうだけなのですが色々書類出さないといけないし、手数料も取られます。でもある人がそれを知らなくて狩猟免許取得後手続きしないまま狩猟に行き、狩猟を実施した証明書を銃検で出したら用途に狩猟がないということで取消、銃床を切って短くしたのに改造届を出していなくて、銃検で銃の全長を測った時に長さが合わなないということで発覚してアウト、などなど、私が銃を所持できていることが奇跡に思えてきました。いつも私が忘れないようにリマインドしてくださる銃砲店に感謝。私も銃床短くしたのですがちゃんと改造届出しましたよ!(改造って名前はどうなのかと思いましたが…)

ちなみに今年の銃検は技能講習の前日に無事終わりました。こちらも無駄に緊張しました。

そして組み立て分解、安全装置の確認などが終わったあとはトラップ射場に移動し実技です。1枚でも当たれば良いので余裕だろうと思ったのですが、前の回では1枚も当たらない人がいたという話を聞いて、もしかしてオリンピック公式セットで超速いとかなのか!?
と思いましたが、そんなはずはなく、また私は普段イマイチでも本番には何故か強いので1番射台から1人5発ずつ撃って交代でしたが5発全部当てて安心しました。

講師は県代表で国体16回連続出たとか、オリンピックのコーチも引き受けているというすごい人でしたが、そんな講師に2番撃ち終わった後に「もしかして由起枝ちゃんのお嬢さん?」と聞かれました。由起枝ちゃんというのはクレー射撃やっている人なら知っている、クレー射撃のオリンピック選手である中山由起枝さんのことなのですが、デビュー当時から面倒見てこられたそうです。
いや、名字が中山なだけです…(娘どころかなんなら中山由起枝さんとほぼ同い年です…)

ちなみに昔ボウリング場に行くともしかして中山律子さん(プロボウラー)の親戚ですか?と聞かれることがあって、みんな世の中にいる中山の数をなめないで欲しい!全く関係ない!

まあでも講師に「うまいじゃん」、と言われたのは嬉しかったです。またオリンピックに一歩近づいたかな!?

ちなみに所持許可更新の際にまた警察官が近所に聞き込みに来るそうです😂
突然警察官が家に来て、隣の人について聞きたい、って言われたらびっくりしませんかね?と所轄の担当の方に聞いてみましたが、「びっくりしますね」と普通に返されました。。
まだ会ったことないお隣さんに隣にやべー奴住んでると思われるのかなぁ…

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