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コーヒー屋で働いています。仕事にまつわる日々の思い、男子2人との日常、読んだ本について…

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コーヒー屋で働いています。仕事にまつわる日々の思い、男子2人との日常、読んだ本についても記録しています。 日々書くことは、日々考えること、よく生きること。 なんでもない日のことばかり。

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1%を、すくいとっていく。

風が冷たい、痛い。 景色は、ブルーグレー。 寒いのはわかっているのだけれど、やっとひと息ついた夕方に、今日も図書館まで歩く。 車で走るだけじゃあ、世界の小さな変化…

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2か月前
94

かなわない、文章は人だから。

今日は休みだったので、ホームセンターに行く。 私の癒し。 さんざん迷ったあげく、小さな花の苗を4つ買った。 そして、本でも読もう、とその近くのカフェへ。 サンドイ…

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10時間前
49

日曜日の、整う時間。

昨日やらかしたこと。 仕事から帰ったら、通勤用のトートバッグの中で、派手にコーヒーがこぼれてた。 タンブラーの中身、半分くらい減っていた。 …1年に1回か2回、忘れ…

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2日前
50

静と動。

夜7時、まだ明るい。 ずいぶん日が長くなりました。 日は山の向こうに落ちて。 うすい青とピンクの雲が混ざり合う空に、シルエットだけになった山なみ。 それが、水をたた…

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4日前
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人間関係が、ふえるとき。

今日も長い1日が終わって、夜。 お風呂に入る前も、入ってからも、記憶が途切れとぎれだったのに、今になって目が冴えてしまう。 1日のうちに複数のコミュニティに出入…

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5日前
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限定された幸福、について。

あぁ今週も早速、ミス。 数ヶ月に一度の病院の予約、そのために今日は休みをとっていて、でも行ってみると来週の間違いだった。 あれ…来週はなんだっけ、むしろ今日は何…

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7日前
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落ちては、立て直し。

冷たい雨の1日。 いつもより少し遅い出勤で、それが今日の私には、ちょうどよかった。 久しぶりに誰もいなくなった家を整える、ほうきで掃き、掃除機をかけ、ぞうきんで…

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8日前
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やさしい花。

あぁ、長い1週間だった。 1日1日、カレンダーに✕をつけながら。 ようやく極めつけ、ごちゃごちゃの日曜日に✕がついた。 自分に余裕がなくて、やさしくできず、なんにも…

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9日前
60

読書は、自由に。

今日は、冬に戻ったかのような寒い1日。 いちど片付けたクマのようなフリースを、またひっぱり出して着ている。 さっきニュースで見たのは、北海道の雪景色の映像。 満開…

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13日前
87

変わる、家族の時間。

GW明け、今日も仕事は休み。 明日から4日間は働くし、世間にはあいだの平日合わせて10連休の人もいたくらいなのに、なんだろう、この妙な罪悪感は。 単なる自意識過剰だ……

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2週間前
70

ときどき、食べたくなるもの。

今日は1日、風が強く吹いている。 思わずおぉ、と言ってしまうほど、強い風が吹き付ける音で目が覚めた。 いつも早く目が覚めてしまうけど、ふとんからは出たくない。 …

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2週間前
51

こどもの日、母の日、夏の日。

昨日は夕方も、夜も、よく寝た。 泥のように、っていうのかなあれを、自分の思う以上に疲れてたみたい。 でも、昨日の試合の写真(他のお母さんがたくさん撮ってくれた。)…

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2週間前
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それが、私の日常だから。

眠い。 全身だるくて眠いけど、どうにもしょうがない日もある。 夏のような日差しだったけど、日陰はひんやりしていて。 木陰にイスを置いて座っていると、まさにそよそよ…

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2週間前
55

がんばれる、がんばれない。

雨上がりの朝。 ひんやり、そしてぱりっと鮮やかな朝。 水の入った田んぼは朝日を受けてキラキラ光り、湖面のよう。 紛れもなく5月ですね、という景色。 あちこちの藤が…

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2週間前
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歌え、どれみれげえな日に。

休日、3日め。 今年はありがたいことに、仕事はほぼカレンダーどおりに休みをもらっている。 今日も行動範囲は狭いけれど、すれ違う車が県外ナンバーばかりで、あぁGWっぽ…

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3週間前
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半径700mの、たのしみ。

暑い1日になりました。 こちらは、28℃まで上がったもよう。 朝、カーテンを開けて東の窓からお隣の庭を見ると、芍薬がたくさん咲いていた。 わ、いつのまに、と思わず声…

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3週間前
69
1%を、すくいとっていく。

1%を、すくいとっていく。

風が冷たい、痛い。
景色は、ブルーグレー。

寒いのはわかっているのだけれど、やっとひと息ついた夕方に、今日も図書館まで歩く。
車で走るだけじゃあ、世界の小さな変化には気付けない。

ほら、こんなに寒いのに、咲いている。

なずなの白、ヒメオドリコソウのピンク、オオイヌノフグリの青。
雪にいちど埋もれたせいか、みんな小さくきゅっと縮こまっている。
目を凝らさないと見過ごしそうだけど、確かにそこに。

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かなわない、文章は人だから。

かなわない、文章は人だから。

今日は休みだったので、ホームセンターに行く。
私の癒し。
さんざん迷ったあげく、小さな花の苗を4つ買った。

そして、本でも読もう、とその近くのカフェへ。

サンドイッチのトマトソースを派手に服にこぼしてしまって慌てるも、もうあきらめて、しばらく読書。
あーあ、失敗が多くて、嫌になっちゃう。
(あとに予定がなくてよかった。)

店の外に植えられたラベンダーが、時期にも関わらずなんだかかわいそうな姿

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日曜日の、整う時間。

日曜日の、整う時間。

昨日やらかしたこと。

仕事から帰ったら、通勤用のトートバッグの中で、派手にコーヒーがこぼれてた。
タンブラーの中身、半分くらい減っていた。
…1年に1回か2回、忘れたころにやっちゃうのよね。

中のものを全部出し、ファイルとかペンケースとかポーチとか、その中身も全部出して、洗えるものは洗って干す。
なんとなくとっておいたものや、くたびれたものは、潔く捨てる。

手帳やノートが少しコーヒー色に染ま

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静と動。

静と動。

夜7時、まだ明るい。
ずいぶん日が長くなりました。

日は山の向こうに落ちて。
うすい青とピンクの雲が混ざり合う空に、シルエットだけになった山なみ。
それが、水をたたえた鏡のような田んぼに映っている。

静、の一文字が浮かぶ。

慌ただしい1日の終わり。
家に帰ってすぐ、お腹すかせて帰ってくる人たちのために急いで(めずらしく…)揚げものをしていた。
はっと気付くと予定の時間が近づいていて、慌てて中

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人間関係が、ふえるとき。

人間関係が、ふえるとき。

今日も長い1日が終わって、夜。

お風呂に入る前も、入ってからも、記憶が途切れとぎれだったのに、今になって目が冴えてしまう。

1日のうちに複数のコミュニティに出入りすると、なんだかやっぱり疲れるな。

子どもを育てるということは、すなわち人間関係が増えるということ…
さまざまなコミュニティの一員として、ある程度(いや、私の場合かなり)持ち合わせている以上の社交性を発揮するよう努める必要があること

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限定された幸福、について。

限定された幸福、について。

あぁ今週も早速、ミス。

数ヶ月に一度の病院の予約、そのために今日は休みをとっていて、でも行ってみると来週の間違いだった。

あれ…来週はなんだっけ、むしろ今日は何か他の…と一瞬混乱する。
予定を写し間違えるなんて。
変更して今日診てくれたので、まぁヨシなのだけど。

でも。
待ち時間って、悪くないなと思う。

もちろん、想定を超えて長く待つのは、嫌になっちゃうけれども…
予想される待ち時間は、本

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落ちては、立て直し。

落ちては、立て直し。

冷たい雨の1日。

いつもより少し遅い出勤で、それが今日の私には、ちょうどよかった。

久しぶりに誰もいなくなった家を整える、ほうきで掃き、掃除機をかけ、ぞうきんで拭く。
先週聴けなかったラジオ英会話を聴きながら、ちょっとの時間、集中して。
それだけでだいぶ気持ちが晴れた。

心に澱がたまるように濁っていくとき、たいてい身のまわりは雑多になり、やりたいのにできない消化不良な気持ちがたまっている。

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やさしい花。

やさしい花。

あぁ、長い1週間だった。

1日1日、カレンダーに✕をつけながら。
ようやく極めつけ、ごちゃごちゃの日曜日に✕がついた。

自分に余裕がなくて、やさしくできず、なんにもうまくいかず、不機嫌になってしまう、悪循環。
ごはんも作れなくて、急ぐだけで、なんにも考えられなくて、自己嫌悪。
目の前のことにただいっぱいいっぱいで、眠くてぼんやりした頭で、なんとかのりこえた。

今朝、咲いた。

実は、いちばん

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読書は、自由に。

読書は、自由に。

今日は、冬に戻ったかのような寒い1日。
いちど片付けたクマのようなフリースを、またひっぱり出して着ている。

さっきニュースで見たのは、北海道の雪景色の映像。
満開の桜に積もった雪。

昨日読んだ本の中で見た、すみれの花の砂糖漬けを思い出した。
口の中で、どんな香りがするんだろう…。

今日は、すこし、最近の本の記録を。

昨日は、よしもとばななさんの「花のベッドでひるねして」を読んだ。

久しぶ

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変わる、家族の時間。

変わる、家族の時間。

GW明け、今日も仕事は休み。

明日から4日間は働くし、世間にはあいだの平日合わせて10連休の人もいたくらいなのに、なんだろう、この妙な罪悪感は。
単なる自意識過剰だ…。

何日か続けて休むと、仕事をしている自分を忘れそうになって困る。
(やることは、いくらでもあるのに。)

たいして管理する予定もないし、私にスケジュール帳なんて必要ないんじゃなかろうか…と思いながら、これまでのろのろやってきた。

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ときどき、食べたくなるもの。

ときどき、食べたくなるもの。

今日は1日、風が強く吹いている。

思わずおぉ、と言ってしまうほど、強い風が吹き付ける音で目が覚めた。

いつも早く目が覚めてしまうけど、ふとんからは出たくない。
最近はずいぶん早い時間から明るいので、枕元の棚に置いた本を、ふとんに入ったまま読んでいる。

今朝は、高山なおみさんの「日々ごはん」を。
神戸でのひとり暮らしの日々を綴る日記、読みながら、あぁやっぱり神戸に行きたいなぁ…と、あの坂と海と

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こどもの日、母の日、夏の日。

こどもの日、母の日、夏の日。

昨日は夕方も、夜も、よく寝た。
泥のように、っていうのかなあれを、自分の思う以上に疲れてたみたい。

でも、昨日の試合の写真(他のお母さんがたくさん撮ってくれた。)を見て、思わず笑ってしまう。

彼のいちばん仲のいい子がゴールを決めたとき、2人でジャンプしておなかを合わせる、というゴールパフォーマンスが、しっかり写っていた。
どちらかが点を入れたらやろう、と日頃から練習していたらしい。

2人とも

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それが、私の日常だから。

それが、私の日常だから。

眠い。
全身だるくて眠いけど、どうにもしょうがない日もある。

夏のような日差しだったけど、日陰はひんやりしていて。
木陰にイスを置いて座っていると、まさにそよそよ、と音が聞こえてきそうな気持ちのよい風、ふわふわとろとろ…眠くなる。

(連休ってほんと嫌。)
いつもそう思っていたけれど…
このGWは、自分が心穏やかに過ごせること、を第一に、あまり考えすぎずに過ごしている。

私たちが外に行っている

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がんばれる、がんばれない。

がんばれる、がんばれない。

雨上がりの朝。
ひんやり、そしてぱりっと鮮やかな朝。

水の入った田んぼは朝日を受けてキラキラ光り、湖面のよう。
紛れもなく5月ですね、という景色。

あちこちの藤が満開で、優雅に降り注ぐように揺れている。
なんてきれいな紫色なんだろう、と思う。
これは、ピンクでも青でもなく、紛れもなく紫。
いやこれが藤色…白を混ぜたような紫…ぐるぐると色について思いを巡らすが、答えはなく。

昨日は予想以上に本

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歌え、どれみれげえな日に。

歌え、どれみれげえな日に。

休日、3日め。
今年はありがたいことに、仕事はほぼカレンダーどおりに休みをもらっている。

今日も行動範囲は狭いけれど、すれ違う車が県外ナンバーばかりで、あぁGWっぽい、と思う。
子どもたちが、我先にと読み上げる。
レアな地名を見つけると、歓声が上がる。

今日は朝から行きたいところがあるの、車で30分くらい、ハーブガーデンに行くよ。
夫は仕事、次男ははりきってついてくる、長男はソフトクリーム買っ

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半径700mの、たのしみ。

半径700mの、たのしみ。

暑い1日になりました。
こちらは、28℃まで上がったもよう。

朝、カーテンを開けて東の窓からお隣の庭を見ると、芍薬がたくさん咲いていた。
わ、いつのまに、と思わず声を上げる。

このいちばん最初に満開なのは薄ピンク、私のお気に入りの真っ白な花をつける木はまだつぼみ。
ぽこぽこと大きな丸いつぼみがぎっしりついているじゃない、もうそろそろだな、楽しみ。

あやめもたくさん咲いている、池のそば。
お隣

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