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【書評】キリンに雷が落ちてどうする―少し考える日々/品田遊

「ダ・ヴィンチ恐山」名義でオモコロライターとしても活動している作家、品田遊のエッセイ集。noteで連載中の、「居酒屋のウーロン茶マガジン」より厳選した記事を加筆・修正・再構成した一冊です。

作者の脳内を垣間見る文章というか、思考回路の一片を感じ取れるようなエッセイが面白かったです。
日常における失敗や経験談から、社会に潜む違和感についての考察など、幅広い内容も魅力的。次のページではどんなことを考えているのだろうと気になり、どんどん先を読み進めてしまう。

オモコロチャンネルで品田先生のユーモアはよく目にすることがあるんですが、その裏に潜む思慮深さ、人間性に関してじっくり知ることができるのは本書の大きな魅力だと思います。

個人的には何度も読み返すレベルの名著です。
エッセイを書くならお手本にしたいくらい。


以上、書評でした。

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