自民党支持率上昇を読んで、グダグダと書く(エニア話でもなく)

自民党の支持率が上昇しているのだとか。これは外交などでテレビで話題になったのが影響しているという話だ。

関連して思ったことをグダグダと書く。

選挙においては、選挙カーの候補者の名前連呼は有効なのだそうだ。
選挙カーが通ったところは、その候補に入れる人が多い傾向にあるそうだ。
これは、名前を聞くと、無批判に受け入れる傾向が人間にはあるという話だ。

「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏。舌戦で負けても、フォロワーになる人が出てくるのだとか。確認はしていないがそういう話があるらしい。もちろん去っていく人もいるが、話題になっているので受け入れる人もいるということだ。

話題になってさえいれば、その善悪(ポジティブ・ネガティブ)関係無く人が集まってくる。であれば、それがポジティブな宣伝であればなおさら人は集まってくる。

昨年問題となったビッグモーター。それは、昨年だけの問題では無く以前から問題があった会社であった。
なのにCMを出し業界大手であった。

その、自分自身を売り込んだCMに人々は騙され続けた。それでビッグモーターは大手でいられた。

たぶん巷(ちまた)の人の噂では、その問題点が語られていたのだと思う。
だが、自己宣伝なポジティブCMの効果がそれを上回った。

人には、得意分野や関心分野というものがある。そういったものに対しては判断力はあるかも知れない。だが、それを外れると子供同然に分からない。それでCMのようなポジティブな騒がしさや目立つものに影響されて人は判断してしまう。

なるほど、CMやプロパガンダ(特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った宣伝)は有効ということか。


ここまで来て自民党である。
ニュースでポジティブな話題として取り上げられれば素直な人はポジティブに受け止める。そして支持率が上がる。

ヤフコメを見れば自民党への厳しい意見は相変わらず多い。
でもそれは、関心のある人の意見である。
関心の無い人にとっては、テレビでポジティブな話題を見ればそれに影響される。
先ほどのビッグモーターのCMの話と一緒である。

・・・そのようなことを思った。



蛇足
例えば「セクシー田中さん」問題というのがある。私は関心を持っている。
日テレと小学館は社内調査をしている最中である。
第三者委員会では無い。問題が起きた会社が身内で調査をしている。
そしてそのうち調査結果が出るだろう。

一般人は、社内調査と第三者委員会の違いは分からない。気にしない。
もちろん違いが分かる人はいるし、その問題点を指摘する人も出てくるだろうが、多くの人は無関心である。

なので、事件の本当の姿にたどり着くことなく、うやむやに終わるだろうと思っている。
私は少し悲観的にこの問題の結末をとらえている。

蛇足 その2
「大阪で維新の支持率が高いのはテレビの影響だ」という話がある。
テレビでポジティブに持ち上げるから支持率が高くなるのだとか。
ここまで書いてきてありえる話だと思う。

蛇足 その3
生田斗真。
発言が炎上して過去の話まで掘り返されているが、
旧ジャニーズ事務所にいたころは情報がコントロールされていたのかも知れない。

日本維新の会、中条きよし参院議員。
違法となる金利年60%の貸し付け。これまでにも、参院文教科学委員会での自身の新曲宣伝、年金未納問題とある。
たぶんこれは今に始まった話ではない。
芸能界にいたころは、情報がコントロールされていたのだろう。

ならば、今でも芸能界において情報のコントロールの上にいる人物は多いだろう。
それらが見抜けない私たちの支持の上に、彼ら彼女らは輝き存在している。

蛇足 その4
以前読んだ本の中で、株の専門家が語っていた。
一般人を相手に株の話をすると、いくら丁寧に説明しても皆話を聞いていないのだそうだ。ところが「私が注目している株の実名」を語り始めると、寝ていた人まで起きて皆メモを一生懸命に取るそうだ。
その専門家は言う。「買う理由を知らなければ売ることもできないだろう」(大意)と。

それで言えば、自民を買う理由とはなんだろうか? なにが問題となれば自民を売るのだろうか?
これは他の政党にも当てはまる。
売り買いの判断ができなくて、支持政党を塩漬けにしている人もいる。

多くの人は考えない。皆が新NISAを買えば、自分も買おうかと思う。

そのようなものだと思う。

蛇足 その5
「専門家が、専門外を語り始めると でたらめを言うことになる」という話がある。
ただし、それが でたらめ だと分かるのは専門家だけである。
私たちはたいていのことに対して素人だ。なので、その見解の多くはでたらめである。
なので、私たちは日々でたらめに生きていくか、だまされることになる。

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