3つの能力(知能)、世渡り能力、創造能力、分析能力 があるんですと(メモ)

『7.4 知能とは何か?創造性とは何か?』

Robert Sternberg(ロバート・スタンバーグ)は、知能を実践的知能、創造的知能、分析的知性の3つの部分から構成されていると見なし、知能の鼎立理論(triarchic theory of intelligence)と題した別の知能理論を開発しました(Sternberg, 1988)(図7.12)。

実践的知性practical intelligenceは、「世渡り上手street smart」に例えられることがあります。実践的であるということは、自分の経験に基づいた知識を応用して、日常生活の中でうまくいく解決策を見つけるということです。このタイプの知能は、従来のIQの理解とは別のもののようです。実践的知能のスコアが高い人は、創造的知能や分析的知能のスコアが同等である場合もあれば、そうでない場合もあります(Sternberg, 1988)。

創造的知能creative intelligenceとは、問題や状況に対する解決策を考案したり、想像したりすることです。この分野での創造性には、予想外の問題に対する斬新な解決策を見つけることや、美しい芸術作品やよく練られた短編小説を生み出すことなどが含まれます。

分析的知能analytical intelligenceは、学術的な問題解決や計算と密接に関連しています。Sternbergは、分析的知能は、分析、評価、判断、比較などを行う能力によって示されると述べています。

3つの知能、世渡り能力、創造能力、分析能力。
これ、
処世しょせい、創造、論理、と分けられます。
これら3つの値で個人の基本的な能力が作られているようです。
1988年の研究なので、最新の研究だと否定されている可能性はあります。
とは言いつつ、ネットの心理学の教科書に書いてあるということは信用していいのかも。
専門家でもない私には判断がつきません。

ただ、「学問と実践は違う」「学問だけのバカ」という話を聞くと、こういった分け方に納得してしまいます。
成功した芸術家の話を読んでいると、創造性だけではなく、世渡り上手でもあったみたいです。
またテレビのコメンテーターは、分析能力だけではダメで、世渡り上手である必要もあります。
いろいろ納得してしまったので、メモとして残します。

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