潜在的な資質を開花させ続ける話(メモと感想)

『よくアクションゲームをプレイする人は「注意力」と「認知力」が高いことが判明、ゲームでエリートが養成される時代が到来する可能性』

『ゲームをプレイする子どもは運動能力と記憶力が高いという研究結果』

こういうことは ありうると思うと同時に、それは「潜在的な遺伝資質が、ゲームをすることで引っ張り出される」現象だと見ています。

「もともと遺伝的潜在資質をもっている」と「そのゲームが好き」と「一定以上 過剰に取り組む」と「継続的に行う」でもって、能力が顕在化している(し続けている)のだと見ています。

ここでn=1となりますが私の話をさせてください。
人生の一時期、仲間内で落ち物ゲームが流行ったときがあって、私は仲間内で最強でした。
そんなおり、知能テストのようなものを仲間全員が受けることがあって、私は、その中の一つの図形系テストの成績が異常に高くて、仲間の一人から「ゲームのやり過ぎ」と、からかわれることになってしまいました。私が「ゲームとは関係無い」といくら主張しても、相手は笑って「ゲームのやり過ぎ」と言います。今思えば相手のほうが正しかったのだと思います。ゲームにはまってやり込んでいた時期だったので、それがテストに出たのでしょう。

この話には後日談があって、私と仲間たちがそのゲームをしなくなって1年くらいしたころ、仲間の一人と街をぶらぶらしていたら、ゲームセンターに入ろうと相手が言い出して、そこで私は落ち物ゲームを始めました。それを見ながら相手は「弱くなったね~」と言ってきます。私が反発したら、相手は「いやいや、まだ強くはあるんだけど、『おまえ本当に考えながらそれやってんのかー!?』みたいな強さは無くなった」と言われてしまいました。

つまり、潜在的にあった能力がゲームが流行ったことで覚醒し顕在化したものの、ゲームをやらなくなったことでまたもとに戻ってきたという話です。

ですので、誰でもそのゲームをすれば能力を獲得できるわけでもないと見ていますし、たとえゲームで能力が開花してもゲームをやらなくなったなら またもとに戻ってくると予想しています。
今回の話は、アクションゲームですが、それをすれば誰でも能力が上がるわけではなく、それをするほど上手くなる人が適性者であって、ゲームをやり込む中で、潜在的な能力が覚醒しているのだと見ています。なので適性が無い者は効果が出たとしても限定的なはずです。
そしてその効果は、やり続けることで維持されるわけです。

エニアグラムに無理やり結び付けて言えば
少し前に書いた話の中で、『思考者』タイプ5と思われる人が、映画を多い時には年間200本観て、それをFilmarks(映画情報・レビューサービス)に全部記録して、
「いかにあらすじを8行ぐらいでまとめるかを考えるのも楽しいんですよ」
と語っていた話が今回の話に関連付けられます。

タイプ5は『思考者』と言われています。また情報収集をする人です。そんなタイプ5は性格的な資質だけでなく、そういった行動も取ることで、さらに持続して、タイプ5的な能力も強化されていくわけです。

とは言いつつ、タイプ5なら映画のあらすじを誰でも8行にまとめられるわけでもなく、これは、その人の性格が元々あった資質を引っ張り出しているのだと見たほうがいいでしょう。

これが
『援助者』のタイプ2であれば、タイプ2が好きなおしゃべりは、タイプ2から来る欲求「人から感謝されたい」を得るのに必要なものだから、これを使い、また使うことでさらに磨かれ、人とのつながりを強化していくわけです。

元の話はアクションゲームの話でした。
アクションゲームを楽しむような性格の人の中に、潜在的な資質(能力)を持っている人がいた場合、その資質がゲームをする中で覚醒し、ゲームをやり続けることで、その能力が維持される。
そういったことが語られている話だと思いました。

もしかしたら性格に関係無く、
潜在的な資質そのものが、そういったゲームを楽しくさせているのかも知れません。

例えば
私の知っているタイプ6の人は、中学受験の算数問題を楽しみながら解いています。彼は職場において理解度と問題解決能力が高いです。
もともとの資質があって、その資質を開花・維持できる趣味に出会って、その趣味をすることで資質が開放される喜びが出て、趣味として続ける中で好循環を生み、能力が維持されるということでしょう。


あなたが毎日やっていること、あるいは、継続的にやり続けていることが、あなたの何かの資質であるかも知れません。


今回は
潜在的な資質を開花させ続ける話(メモと感想)
として文章を書いてみました。

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