リアルでもワークでも『偶像破壊者』に会ったことがない

エニアグラムのタイプ5のウイング4。
『偶像破壊者』とか『因習を打破する人』とか『The Philosopher(哲学者、哲人、賢人、達観者、諦観者、困難な時にも冷静な人、物事を深く考える人)』とか、そのような名前で呼ばれていますが
リアル(現実社会)でもワークショップでも、そのようなタイプ5ウイング4に会ったことがありません。
ワークショップではタイプ5ウイング4とはっきりと分かる人にまず会っていなくて、リアルでは今パッと思いだせるだけで男性5人と会っていますけど、特に『偶像破壊者』でも『因習を打破する人』でも『哲学者』でも無かったです。

まあ
アルベルト・アインシュタイン

ジョン・レノン
を説明するのには都合がよいのでしょうけれど・・。

日本で見るタイプ5のウイング4は、少なくとも私の会えた人に関しては、精神の安定不安定に関係無く、仕事の出来不出来に関係無く、『偶像破壊者』でも『因習を打破する人』でも『哲学者』でもありませんでした。
『問題解決者』であるタイプ5のウイング6が、関係性の6ウイングゆえか周りと関わり、問題解決を通して自身の存在を示しているように見えるのに対し、
ウイング4は自分の立場に対して「達観」というか「傍観」というか目立たない人たちです。
そういった意味では『The Philosopher』の訳の中の「達観者」「諦観者」が該当しそうではあります。もちろん『哲学者』なタイプ5ウイング4も世の中にはいるのでしょうけど、私は会ったことがありません。
私の知っている本能のサブタイプが社会性の『トーテム』だと思われるタイプ5ウイング4は、皆から頼りにされ問題解決を期待されていましたが、少し疲れた感じで仕事をにこにこ黙々もくもくとこなすだけで目立たず、「いい人」枠に入っているようでした。当人は、職場という『トーテム』のほうが大事で、それを維持するための問題解決といった感じでした。そこがウイング6と違うように感じました。そして、自己評価が低めで「オレはボンクラだから」なんて言うんですよね。ぜんぜん『偶像破壊者』じゃない。




日本人の学者の中を見れば『偶像破壊者』はいます。ノーベル賞の湯川秀樹さんがそれにあたります。
ただ私が実際に会った人に限って言えばタイプ5ウイング4に『偶像破壊者』はいなかった。と今回はそのようなことを言いたくて話を書いてみました。

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